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【漢塾】引退・石渡伸太郎の「継承」大会で雅駿介に試練の1デイトーナメント! ワンマッチで岩本健汰、河名マストも出場=1月23日(日)竹芝

2021/12/28 18:12
【漢塾】引退・石渡伸太郎の「継承」大会で雅駿介に試練の1デイトーナメント! ワンマッチで岩本健汰、河名マストも出場=1月23日(日)竹芝

(C)漢塾

 2022年1月23日(日)、東京竹芝のニューピアホールで開催される石渡伸太郎(CAVE)の引退興行『武蔵村山さいとうクリニックPresents 漢塾~継承~』の一部カードが発表された。

 石渡が「スペシャルエキシビションマッチ」として、2、3人の選手と戦うほか、4人制の「バンタム級1DAY賞金トーナメント」が開催される。

「ただ私の引退の舞台にするだけでなく、今後の格闘技界を盛り上げてくれる選手達、今大会のテーマであります『継承』を体現してくれるであろう選手達の試合を組んでいけたら」と語っていた石渡らしく、CAVEの後輩選手が出場する越境マッチに加え、バンタム級1デイトーナメントも用意された。1日2試合のトーナメントは、RIZINで死闘を繰り広げた石渡塾長ならではの後輩への千尋の谷の舞台か。

 同トーナメントでは、CAVEの雅駿介をはじめ、ガッツ天斗(パラエストラ綾瀬)、風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)、上田直毅(パラエストラ東京/ファイティスジムMSC)の4選手が1夜で優勝を目指す。また、リザーブマッチとして、CAVEの原虎徹が出場する。

 雅は元ムエタイオープンライト級王者&スック・ワンキントーンライト級王者&WMC日本ライト級王者。2021年2月のDEEPでのMMAデビュー戦で「朝倉未来1年チャレンジ」のヒロヤを相手にケージムエタイを駆使して判定勝ち。しかし、7月の前戦では元英雄伝説アジア王者のRYUKIを相手に、テイクダウンを仕掛けるも際で下となり、三角絞めを外されパウンドでTKO負け。今回が再起戦となる。

 修斗で4連敗中のガッツだが、黒星は前川大輔、石井逸人、加藤ケンジ、齋藤翼といった強豪にいずれも判定負けでフィニッシュはされていない。2021年10月の前戦の齋藤戦が2年のブランク開けで、本調子に戻せるか。

 和術慧舟會HEARTSの風間は、柔術強豪からMMAに転向し7勝1敗。PANCRASE初戦で櫻井裕康に判定負けも、2戦目で上田厚志をパウンドアウト、3戦目で山本敦章に腕十字で一本勝ち。2021年2月の「Road to ONE」で、GRABAKAの前田浩平にツイスターからのパウンドで1R TKO勝ち。9月には花レメ紋次郎TKを1R 後ろ手に極めてのアームロックで、脅威の7連勝を飾っている。

 上田はMMA7勝5敗2分。ZST SWAT! で経験を積み、2019年8月から5連勝中で、2020年12月の前戦「TTF Challenge 09」では、西村大地と組みで激闘し、バックを奪うなどスプリット判定で競り勝っている。

 リザーブマッチ出場の原は、4歳から極真空手を習い、キックボクシング、柔術、ボクシング、レスリングも修得。第2回U-15ボクシング全国大会、第1回ジュニア修斗-44kg(2011年9月)、全日本新空手道選手権大会など数々の大会で優勝。2020年2月のDEEP FKTを制し、2020年9月にプロデビュー。

 初戦は“エビ中ファイター”の日比野純也の粘り強いテイクダウンを断ち切り判定勝ち。2戦目では「朝倉未来1年チャレンジ」出身のヒロヤも完封して2連勝。しかし、2021年7月の前戦では、柔道出身の強豪・吉野光にスプリット判定で敗れている。

 再起戦にして同門対決もありうるリザーブマッチの相手は誰になるか。

▼MMA 69.0kg以下契約 5分3R
笹川JP(CAVE)
岩本健汰(ロータス世田谷)

 ほか69.0kg以下契約で、笹川JP(CAVE)vs.岩本健汰(ロータス世田谷)、フェザー級で鬼神光司(CAVE)vs.河名マスト(ロータス世田谷)の2試合も決定した。

 CAVEの笹川順平こと笹川JPは、5勝3敗。DEEP、Fighting NEXUSで怒涛の5連勝も、4月の「Grachan 47×Brave Fight 23」で岸本篤史に判定負け。6月の前戦ではロコク・ダリに判定負けで2連敗中。再起を目指す。

 対するグラップラー岩本健汰は、2021年9月の修斗でMMAデビュー。椿飛鳥に1R、リアネイキドチョークで一本勝ち後、11月に修斗世界ランカーの結城大樹にも判定2-0で競り勝ち、2連勝中。

 サウスポー構えの笹川は岸本戦で組みで戦い、ダリ戦では打ち合いで対峙するなど、相手によって臨機応変に戦うことが可能だ。前戦でグラウンドコントロールの強い結城相手にテイクダウンから極めには至らなかった岩本にとっては、スタンドの進化が問われる試合となりそうだ。

▼MMA フェザー級 5分3R
鬼神光司(CAVE)
河名マスト(ロータス世田谷)

 CAVEに移籍した鬼神は、2019年に修斗で4試合を戦い、三好涼太に判定勝ちするなど2勝1敗1分け。2021年5月にはPANCRASEに参戦し、TSUNEにリアネイキドチョークで一本負けからの再起戦となる。

 対する河名は、レスリンググレコローマンで、2017年U-23世界選手権59kg級金メダル、2015年世界ジュニア60kg級銅メダル。専修大学時代に全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権も制している。東京五輪レースでは、文田健一郎、太田忍に次いで3番手につけていた強豪レスラー。

 2021年7月のMMAデビュー戦でジェイク・ウィルキンスの左ハイを受けてのカットで延長Rに逆転負けを喫したものの、10月の「Road to ONE」新関猛起戦で再三のテイクダウンからリアネイキドチョークで一本勝ち。12月の3戦目では森崇純をテイクダウンからのパウンドで1R TKOに下し2連勝中。半年で4試合目というハイペースで経験を積んでいる。

 MMA5勝5敗2分けの鬼神は粘り強いケージレスリングを得意としており、CAVEでいかに磨きをかけたか。ロータス世田谷でグレコからケージレスリングに進化させている河名にとっては、キャリアで優る相手に3連勝を飾れるか。MMAの引き出しの多さが勝敗を分けそうだ。

石渡伸太郎「『継承』を体現してくれるであろう選手達の試合を組みたい」

「昨年6月のRIZIN東京ドーム大会での試合を最後に、15年に渡る現役生活に終止符を打ちました。多くの方々に支えていただき、長い間、戦い続ける事ができました。悔いが無いと言えば嘘になりますが、幸せな現役生活でした。関わって下さった皆様に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後は指導者として、お世話になった格闘技界を盛り上げていく所存です。

『RIZIN.30』にて引退セレモニーを執り行っていただきましたが、コロナ禍による緊急事態宣言中の開催でしたため、多くの皆様に直接ご挨拶をさせていただく事が叶いませんでした。そのため『石渡伸太郎にファイターとして最後の勇姿を観ていただく舞台をつくろう』と有志が集まって下さり、引退興行を開催させていただく運びとなりました。

 ただ私の引退の舞台にするだけでなく、今後の格闘技界を盛り上げてくれる選手達、今大会のテーマであります『継承』を体現してくれるであろう選手達の試合を組んでいけたらと思っております。私自身もこれまで応援していただいた皆様に、エキシビションという形ではございますが、感謝の気持ちを込めて最後のリングに上がらせていただきます。終わりとなりましたが、今大会の開催にあたり、関係者の皆様には多大なるご尽力を賜り、心より感謝申し上げます」

◆武蔵村山さいとうクリニック Presents 石渡伸太郎引退興行 漢塾~継承~
2022年1月23日(日)ニューピアホール
開場/13:00 開始/14:00
※13:30からオープニングファイト実施

▼おとんば Presents スペシャルエキシビションマッチ石渡伸太郎(CAVE)
X(2~3選手)
※ルールなど詳細は決定次第、発表。

▼MMA 69.0kg以下契約 5分3R
笹川JP(CAVE)
岩本健汰(ロータス世田谷)

▼MMA フェザー級 5分3R
鬼神光司(CAVE)
河名マスト(ロータス世田谷)

◆三承工業株式会社 Presents
バンタム級1DAY賞金トーナメント
※4人制、組み合わせは後日抽選にて決定

・雅 駿介(CAVE)
元ムエタイオープンライト級王者
元SUK WANKINGTHONGライト級王者
元WMC日本ライト級王者

・ガッツ天斗(パラエストラ綾瀬)
2018年度 修斗バンタム級新人王

・風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)
2021年パンクラスネオブラッド・トーナメントバンタム級優勝&MVP

・上田直毅(パラエストラ東京/ファイティスジムMSC)

▼バンタム級トーナメント リザーブマッチ
原 虎徹(CAVE)DEEP FKT2019同級優勝
調整中

※その他ワンマッチを数試合予定

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