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【K-1】暴れん坊の小澤海斗が帰って来るのか、王者・軍司に「つまんねえな、クソ野郎」玖村修平は「2月27日は玖村兄弟の日」

2021/12/27 22:12
 2022年2月27日(日)東京体育館で開催される2022年の第一弾大会『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』の対戦カード発表記者会見が、27日(火)都内にて行われた。  スーパーファイトのK-1フェザー級3分3R延長1Rで、小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)が対戦する。  小澤は空手とアマチュアボクシングをバックボーンに2014年6月のKrushでプロデビュー。11戦目で武尊の相手に抜擢され、乱闘騒ぎを起こすなど武尊に喧嘩を売って注目を浴びた。2016年8月には大岩龍矢を破り、第2代Krushフェザー級王座に就く。武尊には2016年11月の初代フェザー級王座決定トーナメント決勝戦で連敗を喫するもののライバルとして君臨。しかし、西京春馬に連敗を喫して2戦目でタイトルを奪われると、その後は連勝と連敗を繰り返している。前戦は2021年9月に國枝悠太に判定勝ち。戦績は15勝(7KO)9敗2分。  玖村は空手を学び、キックボクシング転向後は2017年6月にNJKFバンタム級王座を獲得。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年6月には「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場。同年10月の試合を最後に網膜剥離(全治3カ月)で戦線離脱していたが、階級を上げて復帰。2020年11月の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で新美貴士に敗れて涙をのんだ。その後は2021年3月に鷹大に勝利、5月には椿原龍矢に敗れるも、12月には才賀紀左衛門を1Rでマットに沈めて注目を集めた。戦績は16勝(8KO)9敗1無効試合。  玖村は「前回の大阪(才賀戦)でやっと練習していることがひとつハマって1R KOで勝てたんですけれど、もっと練習していることがたくさんあったのですぐ終わって物足りない気持ちがありました。2月は弟(玖村将史)がトーナメントの大一番を控えているので、僕もしっかり倒して勝って彼につなげて2月27日は“玖村兄弟の日”にしたいと思います」と宣言。  小澤は「2022年のひとつのテーマとして、自分の弱いところでもある“非情になる”をテーマにやっていきたい。そして試合は勝ちます」という。  前回の勝利からどんな練習をしているかと聞かれると、玖村は「いい形で倒せたので、そのイメージが抜けないようにすぐに練習を再開して。倒すイメージをずっと残せる練習をしています」、小澤は「今年は感覚を完全に取り戻す。試合も含めて練習だと思っていたので。その感覚が今何か掴めそうなので、それを2022年の2月27日に暴れん坊な小澤を見せていきたいなと思います」と答えた。  フェザー級に若い選手たちが増えてきたことに、小澤は「階級を上げる考えもあったんですが、最初にK-1に出た時に57.5kgに足を踏み入れたので、ここで獲るのがひとつの筋だと思っています。最初に踏み入れたのが57.5kgだったのでそのベルトを獲りたいと思っていて。後輩とか新し人だとかは関係なく、自分の一つの筋としてやっていくだけですね」と、周りに関係なくフェザー級のベルトを獲ることが自分の筋だという。  玖村は才賀に続いてネームバリューのある相手となったが、「前回のようなKOで勝ちたいのはありますが、なかなか上手くはいかないと思うので。KOで勝ちたいし圧倒して勝ちたいですが、前回も今回も知名度ある選手でこの2人にいい勝ち方を出来れば来年は一気に上がれると思う。2022年一発目でいい勝ち方して、今のチャンピオンたちにリベンジしてリベンジロードを歩んでいきたいと思っています」と、小澤も倒して弾みをつけたいとする。  現王者である軍司泰斗に対してはどのような想いがあるかと聞かれると、玖村は「階級を上げる前に軍司選手には負けているので、リベンジしたいのはあります。来年は戦えるように勝ち上がりたい。小さい頃から夢見ていたK-1に出場させてもらって、僕の夢であり、好きな格闘技をやっていることに対していろいろな人がサポートしてくれてるので、その人たちにベルトを獲って恩返しして夢を叶えたいと思っています」と、軍司にリベンジしてK-1王者になることが夢だとする。  一方、小澤は「ベルトに対しては待っていてくれって、そういう気持ちです。軍司選手に対しては、はあえて言うならつまんねえな、クソ野郎です。俺の階級で王者になるヤツには全員にそう思っています。全員そういう感情で見ています」と毒をはいた。  武尊と共にフェザー級の歴史を作ってきた小澤に対して、玖村は「今のK-1を世の中に広めた、フェザー級を作ってきた一人だと思っていて」と評するが、「その時はぎらきらしていてオーラがあって爆発力があって、ずっと画面に張り付いて見ていた人でした。でも、今はその勢いを感じないかなって思っています。迷っているのかなっていうのがあるので、僕が倒して全部奪いたいと思う」と、小澤は“過去の人”だとする。  それを聞いた小澤は「過去は忘れましたよ。さっきも言ったように何かいま掴みかけているので、2022年2月は、本当に暴れん坊な小澤海斗が見られると思うので期待してくれていいと思います。期待してくれていいと思います」と、次の試合で昔のような自分が帰ってきそうだとした。また、「非情になる」とはどういうことかと聞かれると「心を無にして戦うということですね」と答えた。  そして最後に玖村は「来年の一発目なので盛り上がる試合をして、僕が倒してK-1の1年に火をつけるような試合が出来ればと思います。あと弟もトーナメントに出場するので僕が勝って、彼も優勝してくれると思うので玖村兄弟の日にして、そのまま1年間を僕たちが駆け上がって2022年を玖村兄弟の年にしたいと思っています」と意気込む。小澤は「アツく行こうか。よいお年を」と話した。
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