シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】村田聖明、2階級制覇を達成して「もっと強い選手と試合できるようにしたい」

2021/12/24 19:12
【シュートボクシング】村田聖明、2階級制覇を達成して「もっと強い選手と試合できるようにしたい」

スーパーフェザー級に続いての2階級制覇を目指す村田(C)シュートボクシング

 2021年12月26日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival』にて、海人が階級変更のために返上したSB日本スーパーライト級王座を懸けて同級2位イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ)と対戦する村田聖明(シーザージム)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 7連勝中の村田に対し、イモトは前戦となった7月のSB愛知大会でモハン・ドラゴンに勝利し2連勝中。村田がSB日本スーパーフェザー級に続いて二階級制覇するのか、それともイモトが初戴冠なるか。

パワーも付いてきたので倒せる自信もあります

――今回、SB日本スーパーライト級王座決定戦が決まりました。

「初のタイトルマッチ(SB日本スーパーフェザー級王座決定戦)が2017年で、あれからだいぶ期間が経ちましたが、あの時の気持ちを思い出してさらに気合いが入りました。確実にベルトを獲って二階級制覇したいと思います。これまでにも強い選手とやらせていただいて勝ってはきましたが、やはりベルトが懸かっているとモチベーションも高いです」

――村田選手は2019年9月に町田光選手とのライト級(62.5kg契約)での一戦で敗れて以降、徐々に体重を上げて今はいつの間にかスーパーライト級(65.0kg)での試合に落ち着きました。坂本優起選手は一気にヘビー級に上げて、笠原兄弟、山田兄弟も次から次に階級を上げてどんどん上の階級に渋滞している状況になっていますが、シーザージムでは一体何が起こっているのですか(笑)。

「坂本さんはどうかはわかりませんが(苦笑」、みんな週1でフィジカルトレーニングで追い込んでいて、身体が大きくなっているのかなと思います」

――フィジカルを強化してパワーの面で違いも感じますか?

「そうですね。僕に関してはまだスーパーライト級の身体ではなかったので、週1のフィジカルトレーニングだけでなく、トレーナーに組んでいただいたメニューを自分一人でもやっていたら徐々にパワーが付いているのを感じていて、前回の9月大会でMA日本キックチャンピオンの力也選手にいい勝ち方ができたので成果も出てきています」


――スピード面に関してはどうですか?

「スピードは僕はあまりあるとは思えないのですが、後輩の友希、彪太朗、虎矢太といった軽量級の選手とマススパーをしていくなかで、そのスピードに慣れ、スピードがある選手が相手でも対応できているのかなと思います」

――今回の相手、イモト選手についてはどういう印象がありますか?

「あまり意識してなかった選手でしたが、弟の義光が今年2月にやられて、僕と戦っているモハン・ドラゴン選手にも勝っているので、勢いに乗っている選手なのかなと。身長が高くてリーチも長く、僕は得意なタイプではありませんが、イモト選手は戦績は普通でそんなに知名度のある選手ではないので差を見せて勝たないといけないと思います」

――兄弟が倒された時はどういう心境だったのでしょう。

「義光は6連勝していたのであそこで負けてもったいなと思いました。多少は悔しかったのですが、僕は僕、弟は弟なので、特にムカついたりはせす気にしていません(笑)。弟は弟なりに頑張ってリベンジしてもらいたかったのですが、自分に出番が回ってきたので、しっかり兄の意地を見せて勝ちたいと思います」

――「お兄ちゃんが仇を取ってやる!」というような会話はありました?

「ありません(笑)。そういうのは絶対に弟も嫌がると思います。兄弟ではありますが、全くそういう関係のない一選手としてお互いに考えています。シーザー会長からも特に言われていませんし、ただ『ベルトが懸かっているので油断せずにやれよ』とは言われました」


――兄としての立場もあるかと思いますが、義光選手からイモト戦に関して何かアドバイスや注意点を聞いたりもなく?

「弟は右ストレートをもらってダウンしていて『まっすぐ伸びてくるよ』といったことぐらいしか聞いていません。僕からは特に聞いたことはなく、自分で考えて戦おうと思います」

――今回ベルトを獲って来年はどういう1年にしたいですか?

「以前にスーパーフェザー級のベルトを獲った時は他団体の強い選手とやりたいと思っていたのですが、ベルトがないとそういう発言権もないですし、資格もありません。確実にここで獲って、もっと強い選手と試合できるようにしたいと思います」

――村田選手は32戦のキャリアがあり、全てがシュートボクシング(以下SB)のリングのみですが、SBのリングにこだわりがあるのですか?

「上から言われれば全然、他団体でも試合をしますが、僕はSBの競技が好きでやっているので他団体のリングに出たいという気持ちはありません。SBと交流のある団体に僕が出て、少しでもSBのためになるのであれば出ますが、目立ちたい、有名になりたいとか自分のためだけで出たいとは思いません」

――SB愛を感じますね。今回、タイトルマッチが5カード並びますが、ご自身の試合ではどういうところを見てもらいたいですか。

「パワーも付いてきたので倒せる自信もあります。イモト選手は打ち合うタイプの選手ではありませんが、面白くて盛り上がる試合をしたいと思います」

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