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【Krush】キャリア3戦のJKファイター紗依茄を迎え撃つMIO「私は“お局おばさん”のキャラで。高い壁でありたいと思っています」

2021/12/22 22:12
 2022年2月20日(日)東京・後楽園ホール『Krush.134』の対戦カード発表記者会見が、12月22日(水)都内にて行われた。  女子アトム級3分3R延長1Rで、MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs紗依茄(=らいか/月心会チーム侍)が決定。  MIOはシュートボクシング女子軽量級のエースとして活躍したが、2019年7月に突如シュートボクシングからの引退を発表。同年8月24日にK-1電撃参戦を表明し、2020年9月のK-1大阪大会でK-1デビュー戦を行ったが、高梨knuckle美穂に判定3-0で敗れた。今年3月、2戦目でボクシング&キックボクシングで15戦無敗だった元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者・山田真子からダウンを奪って初黒星を付けると、5月には菅原にも判定勝ちした。しかし、11月のKrushタイトルマッチでの再戦ではダウンを奪われて判定負け。戦績は40勝(4KO)6敗。  紗依茄は17歳のJKファイターで、ジュニアで6冠王、第9回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-50kg優勝の成績をあげ、2021年1月にプロデビュー。ジュニア時代から積み上げてきた卓越したテクニックでAIKOから勝利を収めたが、6月の2戦目ではチャン・リーのパワーに屈し初黒星。11月には豊嶋里美にステップワークを駆使した戦い方で勝利した。戦績は2勝1敗。 「プロ4戦目にしてトップ選手と戦えることに心から嬉しく思っています。大きなチャンスをいただいたのでしっかり仕上げて最高のパフォーマンスを発揮して勝ちます」と、訪れたビッグチャンスに燃える紗依茄。  再起戦となるMIOは「前回残念な試合になってしまって凄く悔しい思いをしたので、その分しっかり強くなって最終的にいい形でやり返せたらと思います。今回は“サクッと勝つ”をテーマにしようと思っています」と、レベルの差を見せつけたいとした。  互いの印象を聞くと、紗依茄は「他団体でベルトを持っていた強い選手なので戦えるのがほんまに嬉しいです」、MIOは「試合が決まってから映像を見て、蹴り技が上手くて私のちょっと嫌なタイプだと思いました」とする。  MIOは前回の菅原とのタイトルマッチを振り返り、「自分の弱い部分が出たので、そこを精神的にも鍛え直そうと思っています」と課題が見つかったとし、キャリアがかなり下の選手と戦うことには「そういった経験もしてきたので問題ない。圧倒しようと思います」と力強く話した。  一方、紗依茄は「オファーを聞いた時はビックリしましたが、勝ったら美味しいし、負けても経験になるので即受けました」とどっちに転んでも自分のプラスになるとポジティブ。「絶対に負けると思われていると思いますが、チームと自分を信じて最後までやりたいと思います」と番狂わせを狙うと意気込んだ。  前日に行われた記者会見では、K-1 WORLD GP女子フライ級王者KANAから「女子選手がたくさん出てきてレベルが高くなっていますが、まだ試合に迫力が足りないと思っています」との発言があった。  この言葉をどう受け止めるかと聞かれたMIOは「アトム級はジワジワ来ていると思うので、来年こそアトム級の年になると思っています」と来年は自分たちの階級が盛り上がる年になると言い、紗依茄も「女子もめっちゃ盛り上がってきているので来年はアトム級の年になると思いますし、上の階級の選手には負けたくないですね」と、対抗意識を示した。  また、そのアトム級の中でどんな個性を出していきたいかと聞かれると、紗依茄は「特にないかと思います」としたが、MIOは「みんなありますけれどね、自分のは思いつかないです。そうですね、私はキャリアが多いので“お局おばさん”のキャラで」と笑った。「私もまだ若いですけれど、高い壁でありたいと思っています。まだまだ若い選手に簡単には譲らないですし、私が早く王者になりたいです」と若手の追随は許さず、菅原へリベンジしたいと語った。
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