【Krush】松岡力vs寧仁太・アリでウェルター級タイトルマッチ、両者とも勝っての野杁正明戦を目指す

　2022年2月20日（日）東京・後楽園ホール『Krush.134』の対戦カード発表記者会見が、12月22日（水）都内にて行われた。 　Krushウェルター級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・松岡力（K-1ジム五反田チームキングス）が挑戦者に寧仁太・アリ（ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス）を迎えて初防衛戦を行うことが決定。 　松岡は空手からキックボクシングに転向し、新日本キックボクシング協会でプロデビュー。2017年に現在のK-1ジム五反田に移籍し、2018年1月からKrushに参戦した。2019年8月のK-1で近藤魁成にKO負けを喫して引退を口にしたが、2020年7月に復帰宣言。2021年4月には加藤虎於奈を判定で破り、第9代Krushウェルター級王座に就いた。戦績は11勝（5KO）8敗2分。 　寧仁太は184cmの長身を誇り、第25回K-1アマチュアAクラス -70kg優勝。2021年3月のK-1では海斗をKOで葬り、6月のKrushでは第7代Krushウェルター級王者・山際和希をも判定で降した。戦績を6勝（4KO）1敗。 　両者は2021年9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」に出場し、寧仁太は1回戦で小嶋瑠久を破るも準決勝で野杁正明にKO負け、松岡も1回戦でマキ・ドゥワンソンポンにTKO勝ちするも準決勝で安保瑠輝也にKO負けを喫した。 　初黒星からの再起戦となる寧仁太は「9月のトーナメントで負けてしまってそこからすぐにチャンスをもらえてありがたいと思います。トーナメントが終わってから考える時間があって、トーナメントは初めてだったんですが自分を見失っていたというか。考えて、もっと自分を出していきたいと思うので2月を楽しみにしていてください」と、反省点を活かして生まれ変わる自分を見て欲しいと挨拶。 　松岡は「トーナメントで2試合して休もうかと思っていたんですが、さっそくオファーが来たので。相手は強いので本当はやりたくないけれど頑張ります」と、いつも通りの松岡節。 　互いの印象を聞くと、寧仁太は「面白い人だなって飲酒尾です。試合ではバチっと切り替えてやってくれる、お兄さん的な存在だと思っていて、胸を借りる感じでベルトを獲りに行きたいと思います」、松岡は「まず髪型がカッコいいです。ファイターとして一流で、手足も長くていい人オーラが滲みすぎていてあまり殴りたくない。お兄ちゃんだと思うならあまり殴らないで欲しいですね」とそれぞれ評する。 　寧仁太は初黒星後、「ボディで倒されてしまったので、今までやってきていなかったフィジカル強化を重点的にやっています。伸ばすところと弱点を克服する練習をしています。今までやってきていなかったところをやっています」と、新たなことに取り組んでいるという。 　トーナメントで優勝してK-1王者となった野杁との差をどう思うかと聞かれると「試合を見て分かると思いますが差はまだあると思うので、着実に階段をまた昇って行ってやり返したい」と、差を縮めていっていつかリベンジしたいとした。 　一方、松岡も「そんなに格闘キャリアは長く続けられないので、どうしようかな。1年に何回も試合をするのはアレなので、もう若くないので22年はタイトルマッチで勝って試合数をこなして最後に野杁君、安保君に辿り着ければいいかな」と、最後は野杁・安保とやりたいとした。 　松岡は「トーナメントで3位だったので、確実にそうだろうなと思っていました。実際決まってみると嫌なもんですね」と、寧仁太が挑戦者になることは予測していたとする。寧仁太の持ち前の身体能力の高さについては「見るからに生まれ持った、背も高いし手も長いですし、それにフィジカルしてきたら嫌ですね」と警戒。それに対して自分の身体能力は「僕は超絶普通ですね。中の中です」と答えた。 　そんな松岡を王者としてどう評価しているか。寧仁太は「会見では面白ろおかしく言ってもらっていますが、試合ではバチっと仕上げてきてくれると思うので、僕もしっかり仕上げて最高の試合をしたいと思います」と、松岡節には惑わされないとする。 　これが初のタイトルマッチであることには「総本部の（瓦田）脩二さん、軍司（泰斗）さん、璃明武君が連続でベルトを巻いているのでプレッシャーはありますが、自分は自分なので僕もベルトを巻いて4人で写真を撮れたら最高なので絶対にやりたいと思います」と、総本部に4本目のベルトをもたらしたいとした。 　そして、寧仁太は「2022年になって後楽園ホールにもっと人が来れるみたいなので満員の後楽園を作りたいと思っています。僕のことを知っている人にはみんな応援に来てほしいですね」、松岡は「今年の正月はモチ喰って屁をこいて寝ようと思っていたんですが、試合が決まってもうたので練習しないといけない。みんなが屁をこいて寝ている時に、僕は頑張っているので2月応援よろしくお願いします」と、ファンへメッセージを送った。