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【RIZIN】「逃げねえで打ち合って来いよ」と挑発するYA-MANに皇治は「担架で運ばれてみたい。俺を倒すのは難しいよ」

2021/12/21 16:12
【RIZIN】「逃げねえで打ち合って来いよ」と挑発するYA-MANに皇治は「担架で運ばれてみたい。俺を倒すのは難しいよ」

皇治のポジションを奪い取ると野望を燃やすYA-MANに、終始余裕を見せていた皇治

 2021年12月21日(火)、大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.33』の追加カード発表会見が行われた。

 シバター戦が消滅した皇治(TEAM ONE)の対戦相手は、RISEライト級9位のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)に決定。RIZINキックルール62kg契約3分3Rで対戦する。


 YA-MANは開口一番、「まず対戦相手の皇治に伝えたいことがひとつあって。最近のあんたの試合、つまんねえんだよ。つまんねえって言うかさ、胸に何にも来ない、響かない。昔のあんたの試合はもっとカッコよかったし、武尊選手との試合の時とか正直胸にめっちゃ来たし。でも最近のあんたってつまんねえんだよ。だから大晦日、俺がバチバチに打ち合って昔のあんたを思い出させてやるからよ。逃げねえで打ち合って来いよ。分かったかよ。まあ大晦日で、皇治が今まで積み上げてきたものを僕が一瞬で奪い去ろうと思うので、僕の下剋上劇を楽しみにしていてください」と言い放った。


 これに皇治は「いやもう、ピーマンくんが可愛い。ごっつい震えながら喋って。ピーマンくんかヤーマンくんか分からないけれど、俺からのピーマンくんへのクリスマスプレゼントなので大事に受けてください。ありがたく感謝しなさい」と余裕の受け答え。

 皇治の対戦相手にはシバターの他にも梅野源治、大雅らの名前があがっていたが、最終的にYA-MANで了承したのはなぜなのか。皇治に聞くと「いやあ、モテてしゃーないからね。困りますね。ほんまに今年一番張り切っていて、知名度とか関係なしに一番張り切っているのはこのピーマン君かなと思っていて。今年からですよね。去年なんか全く存在知らなったですし、シンデレラピーマンですね。この大晦日で、立ち技でキックルールでやるのは自分らしかいないと思うんですよ(※榊原CEOが後に否定した)。


 MMAが凄い盛り上がっていますし、立ち技も頑張らなあかんと思うので、今年一番張り切ったピーマンくんとやれば盛り上がるんじゃないかなと思って。今まではイロモノカードとか盛り上がれば何でもいいと思っていましたけれど、今はなかなか自分も一丁前に名前を売らせてもらって、キック界に少しでも恩返し出来るように大晦日で最後盛り上げられればいいなと思っていますね。けっこう本気ですよ」と、2021年のキックボクシング界で一番張り切っていたのがYA-MANだったからと答える。

「ブラゴリラ(シバター)はしゃーないしね。男と寝技は嫌ですけれど、あんなゴリラと寝技したら終わりですからね。でも凄い盛り上がったので最後の最後までやる気でしたけれど。あと大雅のぼっちゃんはおもろないでしょう。ひょっとこムエタイ(梅野)は病院いったでしょう。だから今年一番張り切って殴り合いしたピーマン君しかおらへんかなと思って。テーマは皇治vs野菜。なかなか強敵やな。いろいろなことを含めて格が違いますよ。それを見せますよ」と、格の違いを見せるとする。


 皇治は11月のRISE大阪大会でYA-MANが中村寛とフルラウンド、バチバチの殴り合いとなる大激闘を演じた後、自身のSNSにて「ピーマンくんもイケたな」と投稿していた。

「イケてましたよね。俺は絶対に負けると思っていたし、あの中村君も俺に喧嘩売っていたじゃないですか。あの子とやるのも面白いなと思っていたら、まさかのピーマンが勝ったので面白いなと思って。俺は今までそういうメリットのないヤツとは絶対やりたくなかったけれど、そういうのも面白いかなと。いつになくマジでやっていますからね、最近は。マジ路線でやるのも面白いかなと」と、これまでと違って自分にメリットのない相手をあえて選んだとした。

 YA-MANは「とにかく殴り合いをしたい」と常に言っており、皇治については「殴られても殴られても倒れないので、いつ倒れるんだろうなっていうのは興味ありますね。自分は普段63kgでやってるんですけれど、上の階級の選手のパンチに耐えられるのかなっていうのはちょっと興味があります」と、皇治が自分のパンチに耐えられるのか興味があると言うと、皇治は「耐えてきたからね。去年の今頃、五味ちゃんとやってましたからね」とすかさず言い返す。


 YA-MANが「大きいグローブでね」と指摘すると、皇治は「俺もようやりましたよね。俺がどれだけ嫌やったか、どれだけ小さいグローブでやりたかったか。あんな体重の重い人と同じグローブでやらされてね、かわいそうですよ」と笑った。

 RISEではオープンフィンガーグローブ使用の試合を得意としているYA-MANだが、この試合ではOFGの使用を要求しなかったのかと聞かれると、「試合が決まったのがついこの間なので、そんな暇もなく。本当だったらOFGでやりたいと思ったんですけれど、RIZINも総合のリングなのでボクシンググローブじゃなくてOFGでやれれば面白いかなと思ったんですけれど、どうですか?」と皇治に問いかける。

 すると皇治は「いや、俺が指を出すのは女の子の前だけなので」と下ネタでかわした。


 YA-MANが昨年の大晦日に何をしていたか聞かれて「中村寛戦で記憶が飛んでしまって覚えてないです」と答えると、皇治はすかさず「そこはピーマンもぎってました、って言わないと。笑いが分かってない」と突っ込む。


 YA-MANは「自分は舞台はどこでもよくて、キックボクシングをやってる理由が殴り合いが出来れば楽しいっていうのが理由なので、殴り合いができれば別にどこでも」と、特に大晦日だからという気持ちはないという。

「俺が見せつけたいことはひとつで、殴り合い。会場を盛り上げる、それだけですね。知名度はまだまだかもしれないが、見に来ていただいた人たちに何を見せるのかが課題だと思っているので。殴り合い、そこだけですね」と、殴り合いを見せるだけだとした。


 また、SNSでは「先輩にそろそろどいて貰わないと」とも投稿していたYA-MAN。その理由を聞くと「皇治っていったらキック界を盛り上げた一人だと思っていて。そこはしっかりリスペクトしています。でも最近勝ってないですし、人気と実力が伴っていない。そういったところでいろいろな意味で、人気も実力も全部自分がかっさらって、そろそろその立ち位置をどいてもらおうかなと思った」と世代交代を宣言。



(写真)皇治が突き立てた中指にはピーマンが。このネタにYA-MAHは奪い取ったピーマンをかじって対抗

 皇治は「(年下だから)皇治さん、やろ。変わったですよね。前まではヘルメット渡したり、ランドセル渡したりして必死に噛みついていたのに、こうやって坊やたちに言われるようになったのは嬉しいですよ。ほんまに心底から、男からも女からもモテてしゃーないって毎日浸っていますね」と、噛みつかれるのも悪くないとし、YA-MANの打ち合い要求には「勝手になるしょう。言わんでも」と、その気持ちに応える気は十分のようだった。


 では、相手のパンチは重いと思うか軽いと思うかとの質問に、YA-MANは「この前、祖根選手(11月の沖縄大会で皇治と対戦)と話したんですが、軽いと聞いたので軽いと思っています。なので打ち合ったら、結果は皆さん分かっているんじゃないですかね。なんも怖くないですね。蹴りもペチペチだし」とニヤリ。


 皇治は「いやあ、可愛いなと思って。ちゃんと祖根選手に聞いてね。倒されとったやん、あのおっさん。軽くても重くても何でもいいですよ。俺には効かないので。1回効いて、他の選手みたいにぶっ倒れたいですよ。それで担架で運ばれてみたいですよね。それでないと気持ちが分からんからね。でも俺はたくさんのファンといろいろなものを背負っているのでね、俺を倒すのはなかなか難しいですよ」と、倒せるものなら倒してみろと語った。

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