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【UFC】ヘビー級ルイスがドーカスを失神KO、ムハマッドがトンプソン下し王座戦アピール、シモンがUFC4連勝、クレベル下したガムロが3連勝、ヘンリーデビュー戦はコロナ陽性で中止

2021/12/19 09:12

▼ウェルター級 5分3R
〇ベラル・ムハマッド(米国)20勝3敗(UFC11勝3敗)
[判定3-0] ※30-25, 30-26×2

×スティーブン・トンプソン(米国)16勝6敗(UFC11勝6敗)

 ウェルター級5位のトンプソン、10位のムハマド。ウッドリーの王座に2度挑戦経験のあるトンプソンだが戴冠ならず。その後、3勝3敗。2021年7月の前戦ではギルバート・バーンズにテイクダウンを奪われ判定負け。

 対するムハマドは、2019年1月のジェフ・ニール戦の判定負け以降は5勝1NC。2019年9月に佐藤天にリアネイキドチョークで一本勝ち。2021年3月のレオン・エドワーズ戦では、2Rにエドワーズのアイポークでノーコンテストも、6月にデミアン・マイアのテイクダウン狙いを切って判定勝ちをマークしている。

 1R、オーソドックス構えからすぐに詰めるムハマド。サウスポー構えのトンプソンは右前足で高いサイドキック。前足にシングルレッグをハイクロッチで持ち上げ、前方に崩すムハマドだが、手を着いて倒されないトンプソン。しかし、APEXのフルサイズではないオクタゴンで詰めるムハマドはダブルレッグでトンプソンに片ヒザを着かせ、左足を両足で挟み引き出し左手で顔面にパンチ。左で小手に巻くトンプソンも右でパンチを返す。

 足を抜き体を入れ替えるトンプソンは金網に詰めて右で差すが、左で強い小手に巻くムハマドは体を入れ替え、ダブルレッグ。尻を着かせると、トンプソンの立ち際にボディロックからリフトしテイクダウン! そのままバックマウントを奪い、背後から鉄槌、パウンドを連打するムハマド! 残り30秒をトンプソンは亀になり頭を抱えて防御。ブザーを待つ。レフェリーを見やるムハマドだが決め切れず。

 2R、左で差して腰を抱いて持ち上げ、腰に乗せて前方に崩してテイクダウンはムハマド。ハーフからキムラクラッチでストレートアームバー狙い。そのプレッシャーで足を抜きサイドになるが、再び片足をからめるトンプソだがヒジを浴びる。

 3R、またもすぐに詰めて恐るべきレスリング力でテイクダウンを奪い、ニアマウントとなるムハマド。片足立ちのトンプソンは正対して立ちがるとノーアームギロチンチョークからがぶりへ。しかし首を抜き、ダブルレッグでドライブするムハマドがケージ中央でテイクダウン! マウント、サイドとコントロールし、クルスフィックスからのパウンド! ハーフに戻したトンプソンは潜ろうとしたところでブザー。

 判定は大差3-0でムハマドが勝利。2年3カ月間、負け無しのムハマドは「今、感じているのは……カマル・ウスマン、彼とのタイトルマッチだ。レオン・エドワーズは、まだやり残したことがある。ブリーBはブギーマンだ。ワンダーボーイをああやって倒したのは誰もいない。今、自分はこの階級で一番調子のいい選手だ」とタイトルショットを希望した。

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