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インタビュー

【RIZIN】負傷明け連続参戦のRENA「ドクターからはお勧めしないとは言われたけど、早い段階で決めたい」×山本美憂の練習仲間パク・シウ「とても悔しかった。私が敵を取りたい」

2021/12/17 16:12
 2021年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.33』の追加カード発表会見が17日、都内にて行われた。  11月20日の『RIZIN.32』沖縄大会で山本美憂との再戦でKO勝ちしたRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)がナンバーシリーズに連続参戦。ハム・ソヒの妹分で山本美憂と練習を積むパク・シウ(TEAM MAD)と、前戦と同じ50kg契約で対戦する。  MMA12勝3敗のRENAは、2019年大晦日以降、山本美憂戦も含め現在4連勝中。パク・シウはMMA5勝4敗。  パク・シウは、テコンドーとキックボクシングがバックボーン。2019年6月のREBELSでは立ち技でぱんちゃん璃奈に敗れるも圧力で苦しめ判定まで持ち込んでいるストライカーだ。  MMAでは、2018年8月のDEEPで富松恵美を打撃で制し、寝技を完封。韓国での試合を経て、2019年12月の青野ひかる戦では、青野の組みをことごとく切り、左三日月蹴りを腹に突き、左右ラッシュで1R KO勝ち。2020年12月にはDEEP JEWELSアトム級(47.6kg)で大島沙緒里のテイクダウン狙いを切り、判定勝ちを収めている。  2021年3月には、DEEP JEWELSアトム級(-47.6kg)GPに参戦。1回戦でにっせーに5者が3点差をつけるフルマークの判定勝利でMMA5連勝。  しかし、続くGP準決勝で、DEEP女子ミクロ級(44kg)王者の大島沙緒里との再戦で、左ストレートでダウンを奪うも、パウンドを腕十字に極められ、1R 一本負けを喫し、戴冠ならなかった。2021年10月の前戦では-49kg契約試合で、超新星・伊澤星花からダウンを奪い攻勢に立つも、禁止のサッカーキックの減点が響き、判定負けとなっていた。 いい流れを止めたくなかった(RENA)  榊原信行CEOが、「11月20日の沖縄大会で右瞼をカットしたRENA選手は、1カ月強のタイミングで、本来であればもう少し様子を見た方がいいのかなと思いますけど、大晦日女子格闘技のなかで、やっぱり不動の4番というか、ぜひ出てほしいと強く僕の方からラブコールを送らせていただいて、この場に出てきていただくことになりました」と紹介するなか、両者はコメント。  会見冒頭でRENAは、「11月からまだ1カ月しか経っていないんですけど、正直、勝利の余韻を楽しみたいなと思っていたんですけど、やっぱり求められるうちが花だなと思い、大晦日、私の試合を望んでくれた榊原さんに感謝しています。ここはきっちり1年を締めくくりたい」と抱負。  パク・シウも冒頭で、「皆さん、こんにちは、DEEP JEWELSから来ましたパク・シウです」と日本語で挨拶すると、「今回、大晦日に試合を組んでいただき、とても嬉しく光栄に思います」と語った。  対戦相手のパク・シウについて、RENAは「なかなかいないストライカーで、AACCの同門である大島沙緒里と1勝1敗の強敵ですが、ストライカー同士、激しいスリリングな試合が出来ると思っています。打撃の威力、テクニックでも負ける気はしないので、上回って勝ちたい。楽しみにしています」と、目の離せない打撃戦になると予告。  気になる山本戦で負った右目上のカットについては、「ドクターからはあまり(試合は)お勧めしないとは言われ、身内も止めた方がいいんじゃないかという言葉が圧倒的に多いんですけど、私が出たい、盛り上げたいという気持ちの方が上回ったので、皆さんに心配させないように、しっかりと早い段階で決めたいなと思います。クリーンヒットしたら(傷口が)開いちゃうんじゃないかなという心配はあるんですけど、当てさせないように頑張ります。ちょっと傷口が開いたら(榊原CEOを向き)、美容の方、請求させていただきますんで、よろしくお願いします」と、傷口に打撃をもらわず勝つとした。  キャリア最終章の引退宣言を撤回して、1年2カ月ぶりの試合となった山本戦でのKO勝ち。続く今回の試合の意味を問われ、「前回の試合で動き的に自分としてすごくいい感じで動けていたので、その流れを止めたくないなと気持ちもあって、今回、試合をしたいという思いに繋がったのだと思います」と答えたRENAは、「前回は衝撃の結末でしたけど、今回もインパクトを残す試合にしたいなと思っています」という。  そこには、再挑戦を掲げているBellatorへのアピールもある。 「私の一番の武器は打撃で、RIZINに出ている選手のなかで、男子選手も含めて、圧倒的に決定率は私がダントツ高いと思うので、男性には負けないと思いながら、戦っているので、そういうところを海外にもアピールしていきたいと思います」とフィニッシュ決着を狙っていくと語った。  また、前回に続き、RIZIN女子スーパーアトム級の49.0kではなく、50kg契約になったことについては「何も話しはしていないんですけど、試合期間も短いし、無理して落とさなくてもいいのであれば、それはそれですし、落とせと言われれば落としますけど、試合企画も短いので、このままいきたいと思います」と語った。 [nextpage] 打撃の怖さは無い(パク・シウ)  しかし、パク・シウは単にストライカーというだけでなく、山本美憂のトレーニングパートナーとしてRENA対策をともに練って来た強豪だ。そして、RENAがシュートボクシングで対戦したハム・ソヒの妹分でもある。  RENAは「いろいろ関わりがある選手なので、私もパク選手のことは知っていましたし、山本選手と私の試合前には、仮想RENAとして(練習で)動いていたと思うので、私のデータも知っていると思います。お互いがどう戦略しあうのかがキーになってくるんじゃないかなと思います」と警戒した。  対するパク・シウは、RENAと山本美憂の試合を見て、「いまKRAZY BEEで練習をさせていただいて、あの試合を見て、とても悔しかったです。私が敵を取りたいと思っています」と険しい表情。  RENAの怪我の回復待ちもあり、試合の最終決定は直前だったが、「急なオファーでしたが、私の今までのキャリアもありますし、戦略には自信があるので全く問題ありません」と、想定練習と経験が活きるとした。 「RENA選手の試合はシュートボクシング時代から見ています。私にとって打撃の怖さは無いので、むしろ面白い試合になると思っています。(負傷箇所を狙うか問われ)攻撃に関してどこを狙いたいとは特に何も思っていません。とにかく純粋に勝ちたい」と意気込みを語った。
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