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【RIZIN】皇治vsシバター問題について榊原CEOが事情説明「シバター選手にも皇治選手にも非がない。我々の説明不足で起きた誤解」

2021/12/17 16:12
 2021年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.33』の追加カード発表会見が17日、都内にて行われた。  会見の冒頭、皇治(TEAM ONE)とシバター(フリー)が大晦日の対戦がなくなったことについて、双方が「嘘をついている」と指摘し合っていることについて、榊原信行RIZIN CEOが事情説明を行った。 「皇治選手とシバター選手の中でSNSやYouTubeを通じていろいろな形でアイツは嘘ついて、いる・いないといろいろなことが起きていますが、主催者としてエンターテインメントを作る側の裏側が選手たちによって暴露されていくのは正しい形ではない。今後は選手たちともそういうことがないようにしたいですけれど、今回はその中で我々が間に挟まる形でミスアンダースタンディング、お互いに誤解を及ぼすような形になってしまっていることに関して、皇治選手の名誉のためにも伝えておかないといけないことがあって。  これはシバター選手にとっても誤解で、選手と我々がコミュニケーションをとることによって右側で言っている話と左側で言っている話が選手同士で付け合わせてみると違うじゃないかということがあって。それをそれぞれの選手がSNS上で自分たちは嘘をついていないと言い合っている。こんなことが表に出ること自体が残念なことなんですけれども、今後そういうことがないようにしっかりしていきたいところです」と、選手による交渉状況の露営を今後は防ぎたいと前置き。  続いて「最初に皇治選手とやりたいと言ったのはシバター選手です。シバター選手と皇治選手は競技も違うし階級も違う、そういうところでよくある異種格闘技戦というのは常にルールとか体重とかの調整に主催者は両陣営と調整に入るんですけれども、皇治選手とシバター選手のカードをマッチアップさせるために秋くらいからいろいろ調整を続けてきました。  1Rボクシング、2Rキックボクシング、3RはMMAというようなルールの中で、大筋それぞれ合意に向けて進んでいました。ただ、やっぱり最終これは難しいなというところで、プロモーターって最終マッチアップするところでそれがダメになってから他のカードの選手を編成するのではなく、並行してAプランで行かなかったらBプランというように選手それぞれと交渉するんですけれども、まず皇治選手とのマッチアップがシバター選手に関しては難しいなということが見えてきたところで、久保選手でどうだろうとのオファーをシバター選手にかけるんです。これは皇治選手がダメだった時の滑り止めじゃないけれど第2案のバックアッププランとしてどうだろうということで、シバター選手の方はルール的に問題なければ行くって方向で一気に久保選手に傾きます。  そこでミスアンダースタンディングが起きるんですけれども、我々スタッフにシバター選手から『それは皇治は分かっているのか』との確認に対して、皇治選手の方は了解しています、久保選手になることは理解していますということをシバター選手に間違った情報を言います。でも皇治選手は全くそのことを聞いていない。皇治選手はその後も自分がシバター選手とやると、バックアッププランがあることを知らずにSNSで最終自分が歩み寄ってシバターやろうよと言ったということになります。だから両選手に我々が間に入って違う情報を与えてしまったことで、それぞれの考えが不一致してしまった。  だからシバター選手からすれば久保選手とやることが決まってからルールを受け入れるよって皇治選手が言い出して、こいつはどこまで嘘つきなんだという感じになってしまったと思います。でも皇治選手からするとそんなことはない、聞いていない、と。そういうことで両選手の中で誤解がそれぞれ生まれてしまったことを、我々が間に挟まっていて契約交渉の水面下で起こる話が表に出てしまったから今回に関してはご説明をさせていただいて、両選手の名誉のため、皇治選手が嘘をついたというような報道が出ていてファンの人たちがそう想ったりしているのならば、それは違いますよと。この場を借りて訂正をさせていただきたいと思います。だからシバター選手にも皇治選手にも非がない、と。我々が間に入った中での説明不足ということで起きた誤解ということでご理解いただければと思います」と、間違った情報をシバターに伝えたことが原因で起きたと説明した。  会見終了後の囲み取材では、皇治のカードが今回発表されなかったことについて「このシバターとの言った言わないを含めたいろいろな誤解をまず解いて、皇治の試合は組みたいと思っていますし、本人も出ると言っていますから然るべき相手を見つけて早急に発表させていただければと思っています」と、まずは事情説明が先決でカード発表は改めて行うとした。
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