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【RISE】RIZIN帰りの寺山遼冴が拓也と対戦、フライ級注目株の数島大陸は空龍と、竹内将生vs平野凌我の激闘派対決も

2021/12/16 18:12
【RISE】RIZIN帰りの寺山遼冴が拓也と対戦、フライ級注目株の数島大陸は空龍と、竹内将生vs平野凌我の激闘派対決も

寺山が上位ランカーの拓也と対戦(C)RISE

 2022年1月23日(日)東京・後楽園ホール『RISE 154』の対戦カード第一弾が発表された。

 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1Rで、同級5位・拓也(S-ROUND)と同級8位・寺山遼冴(TEAM TEPPEN)が対戦。

 拓也は2016年RISING ROOKIES CUPバンタム級優勝の実績を持ち、2017年6月から2019年3月までは破竹の6連勝。2019年11月に津田鉄平、2020年1月にはイ・スンヒョンに連勝するも、2020年11月に拳剛に初回KO負け、2021年10月に良星に判定負けと連敗中。戦績は15勝(2KO)5敗。


(写真)RIZIN沖縄大会で4度ものダウンを量産した寺山

 寺山は昨年7月から開催された「DEEP☆KICK53kg王座決定トーナメント」に参戦。準決勝では勇馬を強烈な顔面前蹴りでKOし、王座決定戦ではOISHI GYMのルーキー・HΛLからダウンを奪う完勝で、わずか5戦目にしてDEEP☆KICK王者となった。11月には有井渚海にプロ初黒星を付けられ、今年5月に京谷祐希とドロー。7月にはCKC2021-54kgトーナメントに出場し、決勝で有井にリベンジを達成して優勝した。さらに9月にはDEEP☆KICK王座を2度のダウンを奪う完勝で初防衛に成功すると、11月にはRIZINに初参戦して弘樹から4度ものダウンを奪う圧勝。戦績は6勝(1KO)1敗3分。


 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1Rでは、同級1位・竹内将生(エイワスポーツジム)と同級7位・平野凌我(MTS)が対戦。

 竹内はBigbangフェザー級王座、MA日本スーパーバンタム級王座などを獲得してきたムエタイスタイルのファイターだが、RISEルールにも適応。DEEP☆KICK暫定王者の宮崎就斗からパンチでダウンを奪い判定勝利を収めると、今年1月のRISEフェザー級次期王者挑戦者決定戦では門口佳佑に判定勝ち。7月には王者・工藤政英に挑戦し、1Rにダウンを奪うも工藤の逆襲に3度ダウンを奪われてKO負けしたが、大きなインパクトを残した。9月にはホームリングの『BOM』で元RISEランカーの佐野貴信を破り、BOMフェザー級(57.15kg)王座決定トーナメント決勝戦を制して新たなベルトを手にしている。戦績は24勝(6KO)14敗2分。

 平野は英雄伝説アジアトーナメント3位に輝いたことのある岡山の実力者で、戦績は9勝(3KO)4敗1分。7月大会ではYU-YAを失神させ担架に乗せる戦慄の初回KO勝ちを収め、10月大会でもSB日本フェザー級1位・手塚翔太を2R1分52秒でKOしている。

 フェザー級は工藤政英が引退のため王座返上、空位となっているため2022年の新王者誕生へ向けて重要な一戦となった。


 フライ級(-51.5kg)3分3Rでは数島大陸(及川道場)vs空龍(空修会館)の新鋭対決が決定。

 数島は第30回全日本新空手道選手権大会K-3GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝、JAPAN CUP 2017 K-3選抜トーナメント-45kg級優勝の実績を持ち、昨年9月のRISE新宿FACE大会でプロデビュー。7月大会で急遽代打出場にも関わらず元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者の竜哉・エイワスポーツジムからダウンを奪って引き分けて一気に名を挙げた。その後は星久保将城に判定勝ち、平野翼に初回KO勝ち、11月には再び急遽代打出場に名乗りをあげてNJKFバンタム級暫定王者・甲斐元太郎に2RでKO勝ちする離れ業を演じた。戦績を6勝(4KO)無敗2分とした。

 空龍はジュニアキック出身で高いレベルのテクニックを持つ広島在住の選手。9月の『KNOCK OUT』で初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメントに出場し、1回戦で花岡竜に判定負けして9戦目にして初黒星を付けられたが、11月にはDEEP☆KICK-51kg初代王座決定トーナメントで決勝戦進出を決めた。

「キックボクサーは泣かないぜ」との謎の決めセリフと共にRISEフライ級エースの座を狙う数島は、新設予定のフライ級王座へ向かって無敗のまま突っ走れるか。


 フェザー級(-57.5kg)3分3Rでは、MA日本スーパーバンタム級王者・戸井田大輝(戸井田ジム)とHAYATO(CRAZY WOLF)が対戦。

 戸井田はフルパワーのロー&ミドル、構えを左右にスイッチして放つ回転力のあるパンチ連打が目立つスタイルで、2019年9月に7戦無敗のままMA日本スーパーバンタム級王座を戴冠。RISE初登場となった昨年8月の良星戦では、両者脚を止め気味の打ち合いで激闘を演じたが、良星のカーフキックに苦しめられフルマークの判定負けを喫した。今年6月の2度目の参戦では、拳剛を相手に唸り声をあげながら前へ前へと出て、打たれようが倒されようが眼を見開いて向かって行く闘志全開の戦いぶりで判定負けも大きなインパクトを残した。8月に 『Bigbang』で戸塚昌司を破り連敗をストップさせ、今回は階級を上げての参戦

 対するHAYATOは士道館世界大会でグローブ空手と士道館空手の二部門を制した世界二冠王の19歳。前戦のDEEP☆KICK58では元RKSライト級王者のYU-YAを1R1分 39秒でリングに沈めている。


 そしてアトム級(-46kg)3分3R延長1Rでは、同級1位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)が祥子JSK(治政館)を迎え撃つ。

 小林は強烈なパンチを武器に持つ21歳。フルコンタクト空手出身で、正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。昨年10月に宮崎小雪にプロ初黒星を付けられるも、今年1月の『アトム級NEXT QUEENトーナメント』1回戦で奥脇奈々を得意のパンチでKO。決勝戦では宮崎小雪へのリベンジを狙うも判定負け。4月には平岡琴と観客が拍手喝采の激闘を演じ、判定2-0で勝利した。7月には百花にもダウンを奪って判定勝ちし、戦績を4勝(1KO)2敗1分とした。今回が半年ぶりの試合となる。

 祥子はアマチュアで試合を重ね、2012年6月にプロデビュー。出産から約6年間のブランクを経て、2019年1月にリングに復帰した。現在は2人の子どもを育てながら選手として活動するとともに、所属ジムとフィットネススタジオを代表として切り盛り。平岡琴、ぱんちゃん璃奈、Ayaka、伊藤紗弥といった強豪たちと拳を交え、タイトルマッチ経験も多い。前戦は今年10月に復帰した久遠(=渡辺久江)と対戦して勝利を収めている。

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