2021年12月18日(土)東京・後楽園ホール『Krush.132』の第8試合Krushバンタム級3分3R延長1Rで、野田蒼(月心会チーム侍)と対戦する橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の試合直前インタビューがKrush公式サイトにて公開された。
9月大会では因縁の鵜澤悠也から2度のダウンを奪って大差の判定勝ちを収めた橋本だが、「試合としては全然ダメでしたね。倒しきれんかったし、しょうもない試合をしてしまいました」と自分にダメ出し。
試合前は舌戦でも盛り上がりを見せたが「鵜澤選手も色々と考えて発言してくれてたと思うし、それで試合が注目されてよかったと思います。試合でも自分から来てくれましたからね。ただKOしないとあかん相手やったなと思います」と、やはり試合内容には不満のようだ。
今回対戦する野田からも「この試合は喧嘩して倒そうと思います」との挑発的なコメントが届けられている。それに対して橋本は「あまりゴチャゴチャ言わない方がいいと思いますよ。計量とか前日会見になったら、ビビって何も言うてこうへんと思うんで」と、直接会ったら何も言えないだろうと吐き捨てる。
さらに「橋本はいいところで勝てない選手」と野田が言っていることについて聞くと、「それは嫉妬してるだけやからダサいでしょ(苦笑)。チャンスをもらって、結果を出せなかったことは自分が一番分かってます」と意に介さない。 野田の印象を聞かれると「根性がない。侮辱するわけじゃないですけど、格闘家やプロで根性ないのはあかんと思うんですよ。だから正直、選手としてリスペクトはないです」とバッサリ。「試合を見たら分かりますよ。そういう選手とは格闘技やK-1にかける覚悟が違うから、俺は負けないです」と断言した。
事前のインタビューで野田が「殴り合うだけが喧嘩じゃない。一方的にどつくのも喧嘩やし、打ち合いにすらならない」と発言していることも伝え聞くと、「カッコいいじゃないですか、言ってることは。でもアイツは根性がないから打ち合わないでしょ。“一方的に”って言っても、自分の攻撃だけ当ててかわして逃げて…を繰り返すだけやったら、面白くないでしょ。それやるんやったらアマチュアでやれって。プロはお金払って来てくれる人を楽しませなあかんと思うし、俺はそれが打ち合いやと思うんで。今回もあっちが“喧嘩”とか言ってきて、喧嘩やったら逃げることなんてないからなって思います」と、あいつは口だけと言わんばかりだ。
「向こうからしたら俺とやれてラッキーかもしれないですけど、俺からしたら何のメリットもないので、さっさとぶっ倒して来年につなげたいです。マジでぶちのめしてやりますよ。彼は格闘技のレベルは高いと思いますけど、格闘技一本で食っていくプロの選手じゃない。ノホホンとやってればいいみたいな選手やと思うんで」と、自分とは覚悟が違うと言い放った。
そして来年の目標を聞かれると「一番になることですね。ベルトで言えばバンタム級はKrushにしかベルトがないので、Krushのベルトを獲りたいし、もしベルトを獲るチャンスがなくても強いと言われている選手を全員倒して自分が一番だってことを証明したいです」と、バンタム級のトップに駆け上がりたいと話した。