ウザ強(左)のウザ絡みに秀樹も肩に肩肘をついて対抗した
2021年12月12日(日)東京・後楽園ホール『RISE 153』の前日計量&記者会見が、11日(土)都内にて14:00より行われた。
セミファイナルの-63.3kg契約3分3R延長1Rで対戦する、RISEライト級1位・秀樹(新宿レフティージム)とウザ強ヨシヤ(FIGHT CLUB 428)は共に63.25kgで計量をパス。
ツーショット撮影では、ウザ強が秀樹のアゴの下にアッパーのように拳を突き出して挑発すると、秀樹も負けじとウザ強の肩に腕を置いて両者は写真に収まった。
続いての会見でウザ強は「3年ぶりの復帰になります。3年間ADをしていての復帰ですが、ADとキックボクシングを両立しながらここまで来ました。秀樹選手と初参戦でやれることで、最高の舞台で最高の相手だと思うので、ADが世界王者(秀樹はK-1 REVOLUTION FINAL -65㎏級世界王者でもある)を倒すところを見せたい」と意気込んだ。
迎え撃つ秀樹は「明日は今年最後のRISEということで、セミですがしっかり爆発してKOして盛り上げたい。最後を勝って締めて、来年は自分の年にしたいと思います」と、来年へ向けて弾みをつける一戦にしたいとした。
互いの印象を聞かれると、ウザ強は「オールマイティーに強い選手で身体もひと回り大きいですが、僕のパンチが当たったら倒れるのでそこも期待して欲しいです」と自信満々。秀樹は「他の団体で活躍していて、ウザくて強いをモットーに活躍されていると聞きました。トリッキーでめちゃくちゃな戦い方をするとの評判ですが、よく見ると攻撃の出し方が丁寧でバランスがいい印象です。ただ、ADから3年ぶりに復帰して僕を倒しに行く意気込みは分かりますが、僕も来年は自分の年にすると決めているので、1位の強さを発揮して見せたいと思います」と、RISEランキング1位の実力を見せるとする。
ウザ強の挑発については「相手に挑発されたのが初めてなので、面白いヤツが来たと思いました(笑)」と余裕のコメント。
今回はスポット参戦なのか、それとも継続参戦していくのかと聞かれたウザ強は「正直、毎回毎回勝たないと先が見えてこないのがウザ強なので。勝ってからいろいろ決まると思います」と、とりあえずこの試合が終わってみないと先のことは分からないとした。
また、引退を発表したRISEフェザー級王者・工藤政英について、同門の秀樹は「僕がレフティージムに復帰してから2人でベルトを巻こうと約束して、ずっと待っていてくれたんですけれど…。肉体的な理由で引退することになって、その約束を果たせられなくて申し訳ないという気持ちがあります。でも時間差はあっても僕は絶対にベルトを獲って、2人がチャンピオンになったという事実は残したいと思っています」と、時間がかかっても約束は果たしたいと語った。