1年間遊ばずに練習に集中、修学旅行も諦めて格闘技に懸ける17歳の須田
2021年12月11日(土)東京・竹芝ニューピアホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 35』の第5試合で、竹林愛留(=える/総斗會三村道場)と女子格闘技の明日を担う“JKホープ対決”に挑む須田萌里(SCORPION GYM)。キャッチフレーズは“寝技の萌ちゃん”。
須田は高校2年生で、ブラジリアン柔術、グラップリング、MMAのアマチュア試合で経験を積んだ17歳。2020年7月大会のオープニングファイトにてDEEP JEWELS SPルール49kg以下契約3分2RでMoochanを1R3分ちょうど、鮮やかな腕十字による一本勝ちでプロ昇格を決めた。プロデビュー後は柔術の強豪・村上彩、BURSTの佐々木萌には判定負けも、坂本美香に判定勝ちすると、2021年7月のDEEP大阪でRISE参戦経験も持つ樋田智子を腕十字を極めて一本勝ち。10月大会ではキャリアに優る音波を寝技で攻め立て、相手に1ポイントも与えず判定勝ちを収め3連勝を飾っている。
共に今後のDEEP JEWELSを背負っていくであろう、高校生のエース候補生同士の対決に須田は「修学旅行と被ってしまったけれど、この試合に出たいと思って選びました。今年最後だと思うので、しっかり勝って今年全勝で終わりたいと思いました」と、修学旅行を諦めてこの試合に懸けることを決意。
対戦する竹林の印象は「打撃が凄く上手で、リーチが長い選手」だとし、「自分のペースで戦って、寝技で一本とりたいです」と得意の寝技で今回も一本勝ちしたいとした。しかし、「今回は打撃も気持ちも磨いてきたので、寝技だけでなく全部見て欲しいです」と全局面での勝負にも自信を見せる。
現在3連勝と好調の理由を聞くと「デビュー戦から2連敗して、大きなチャンスもつかめなくて、凄く悔しい思いをしました。もうそこから1年ぐらい遊ばずに毎日練習してきたので、好調というよりは練習の成果が試合に出たって感じです。まだまだフィジカルも弱いので、しっかり練習を積んでいきたいです」と、連敗を経験して格闘技と本気で向き合うようになったからだと明かす。
今回の次代を担うJKホープ対決については「自分の方がアグレッシブに動いて、自分らしい試合をしようと思っています。“JKの1番を決める戦い”だと思っているので頑張ります」と、JK格闘家ナンバーワン決定戦だとのテーマを掲げた。
そんな須田に2022年の目標を聞くと「JKの間にDEEPJEWELSのチャンピオンになってベルトを巻くことと、DEEPJEWELSを代表してRIZINにも出たいです。まだまだですが、お父さんと私の目標なので達成出来るように頑張ります」と2つの大きな目標を目指すと語った。