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【RIZIN】“ブラックパンサー”ベイノアと“格闘技界の松崎しげる”武田光司が対決「正直、お笑いはあまり面白くなかった」(武田)

2021/12/09 20:12
 2021年12月9日(木)、大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.33』の追加カード発表会見が行われた。  ライト級(71.0kg)5分3Rで、DEEPライト級王者・武田光司(BRAVE)とRISEウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が対戦する。  武田は6歳から始めたレスリングで小学・中学生時代に全国優勝。、埼玉栄高校時代には1年生でJOC杯カデット優勝、3年生で全国高校選抜大会、インターハイ、全国高校生グレコローマン選手権、国民体育大会の高校主要大会全てで優勝し4冠を獲得した。高校卒業後、オリンピック出場を目指して専修大学に進学したが、2年で中退しBRAVEに入門。2017年8月にMMAプロデビューし、8戦目で北岡悟を破り第9代DEEPライト級王座に就いた。2019年4月からはRIZINにも参戦し、川名雄生と久米鷹介を撃破したが、今年9月には矢地祐介に敗れて14戦目にして日本人選手に初敗北を喫した。  ベイノアは極真会館の2018年全日本ウェイト制空手道選手権大会・軽量級で優勝した実績を持ち、キックボクシングには2016年5月から出場。デビューから7戦全勝でJ-NETWORKウェルター級王座を獲得後はRISEに主戦場を移し、2018年11月にRISEウェルター級王座を獲得した。2020年7月からはミドル級に階級を上げ、緑川創に挑むも判定負け。10月の宮城寛克戦では鮮やかなハイキックでKO勝ちすると、2月には憂也を延長戦の末に降した。さらに、6月13日の東京ドーム『RIZIN.28』ではMMAに初挑戦、弥益ドミネーター聡志に敗れるも体格差のアドバンテージもあって好試合を展開した。9月のRISEでねぎ魔神に判定勝ちしてキックボクシング戦績は17勝(9KO)3敗。11月のRIZIN沖縄大会でMMA2戦目に臨み、ロクク・ダリを劣勢から3R1分9秒、右フックでKOして大逆転勝利を飾ったばかり。  会見でベイノアは「押忍。板橋区成増から来た“ブラックパンサー”ベイノアです。念願だった大晦日に出場することができ、非常に嬉しく思います。極真、RISE、成増を背負って必ずこの大晦日の舞台で輝きたいと思います。絶対に大晦日に出たいと、誰よりも出たいと言ってきて、自分も本当に今年一番の目標でした。もし何か他のバラエティーですとか、某音楽番組から仮にオファーがあっても断ってでもRIZINに出るという意気込みでやってきました。ありがたいことに今年下半期なんのお話もいただいておりませんので、しっかり格闘技に専念できております。自分の万全の状態でさいたまスーパーアリーナで試合が出来ると思っております。さいたまスーパーアリーナは板橋区成増から見ても埼玉県の隣で、ほとんど地元のようなものですので、光司さんと最高の一番アツい試合をしたいと思っております。よろしくお願いします。押忍」と、大晦日への並々ならぬ意気込みを語る。  武田は「前回9月に矢地選手と試合をして負けてしまったんですけれど、今回こうやって大晦日に呼んでいただけて光栄に思うし、大晦日に呼んでくれるってことはそれなりに評価をしてくれているということなので、その評価以上の期待以上の試合をしたいと思っています。対戦するベイノア選手ですが、なんか周りのヤツから聞いたらお笑い芸人みたいなお笑いの仕事もされていると聞いて。正直、お笑いはあまり面白くなかったんですけれど、試合に関しては凄く面白い試合をされている選手なのでベイノア選手と面白い試合をして会場を盛り上げたいと思います」と、芸人としてのベイノアには厳しい評価もファイターとしては高評価。  互いの印象を聞かれるとベイノアは「押忍。自分はやはり前回と同じく空手の一撃を見せたいと思っております。そして対戦が決まって光司さんの試合映像を見させていただいたんですけれども、やはりこの階級で日本トップだと思いますし、レスリング技術が凄く、そして何よりも気持ちが強いなと思います。自分は打撃、光司さんはレスリング、気持ちの勝負になった時に自分はそこで絶対に負けないつもりでいきたいなと思っています。あと『黒さは強さ』だと光司さんはいつか言っていたので、そういうのであれば自分はそこで負けるつもりはないなと思っています。押忍」と、あらゆる面で負けたくないとする。  武田は「ベイノア選手の印象としては打撃、空手の一撃というのは僕も試合で拝見させていただいていますし、何より一撃が凄く強いなって印象があるので。あとはこれも一緒ですが気持ちが強くてガンガン前へ出る選手で、ある意味僕と噛み合うんじゃないかなと思っているので言うことは一緒ですね。あと『黒さは強さ』に関しては僕個人の問題なので、そこはあまり関係ないかなと思います。押忍」と、互いに相手の気持ちの強さを認め、好勝負を予感させた。
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