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【Bellator】堀口恭司へ盟友ブラウン「キョージがトップに返り咲くことを確信している」×ペティスと同門・平本蓮「来年完全移住」──死闘を越えて

2021/12/08 10:12
【Bellator】堀口恭司へ盟友ブラウン「キョージがトップに返り咲くことを確信している」×ペティスと同門・平本蓮「来年完全移住」──死闘を越えて

(C)Bellator

 2021年12月3日(日本時間4日)、米国コネチカット州アンカスビルのモヒガン・サン・アリーナにて『Bellator 272』が開催され、メインイベントの「Bellator世界バンタム級タイトルマッチ」でセルジオ・ペティス(米国)と堀口恭司(日本)が対戦。

 5Rの王座戦は、中盤までの3Rを、遠間からの打撃とテイクダウン&パウンドで堀口が支配したが、4Rに間合いを詰めたペティスの右ハイキックから回転しての左バックフィストがヒットし、堀口が失神KO負け。ペティスが初防衛に成功した。

 この試合後、本誌では勝者の試合後インタビュー全文を紹介したが、SNSでも両者はコメントを発表。そして両コーナーの陣営もそれぞれのファイターとともに過ごした日々と、この日の戦いを振り返っている。

本物の逆境に直面した(ペティス)

 まず、ペティスのコーナーについたルーファスポートの代表ジェフ・デューク・ルーファスは、「この3、4カ月の間にスピンバックフィストをたくさん練習した。それをセルジオ・ペティスが現実のものにしてくれた」と、フィニッシュとなった裏拳を当てることが出来たのは練習の賜物と語った。

「『真のチャンピオンはどんなことにも適応できる』フロイド・メイウェザー・ジュニア──私の友人であるBellatorバンタム級世界王者のセルジオは、この試合で2回、スピニングバックフィストを試みましたが、4Rにその効果が現れ、堀口選手をノックアウトしました。

 空手家はとらえどころのないフットワークを持っており、MMAで戦うのは難しい。空手家の急所は、手を下げたまま試合を終えてしまうことだ。セルジオはスピニングバックフィストやスピンキックを狙っていた。これはとてもよく訓練した。(アンソニー)ショータイム・ペティスがワンダーボーイ(※2019年3月のスティーブン・トンプソン戦で打撃の攻防で劣勢に立たされるも、2R終盤に右スーパーマンパンチでダウンを奪い、追撃のパウンドで逆転の失神KO勝ち)との試合で我慢していたのと同じだよ」と、兄同様にハイライトリールに残るフィニッシュは、堀口の低いガードを狙っての回転技だったと明かした。

 そして勝者のペティスは、「本物の逆境に直面した。3R半のテイクダウンを受けた後、僕は自分のキャリアの中で最高のノックアウトをした。神は良い方です(God is good)」「アウンダードッグだった」「僕の仲間に感謝しています。皆さんに感謝しています。プロ27戦目。10年目。まだまだやり残したことがたくさんあります」と、アンダードッグとして堀口に追い込まれていたこと、そして今回の王座防衛で、2022年開幕のワールドGPに向け、「やり残したことがたくさんある」と、100万ドルGP優勝との完全制覇を目指すことを記している。

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