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【K-1】小宮山工介「動物で例えるなら僕が虎、レオナ選手は鷹っぽい。どっちみち虎に食われる」

2019/05/27 21:05
【K-1】小宮山工介「動物で例えるなら僕が虎、レオナ選手は鷹っぽい。どっちみち虎に食われる」

槍をイメージしているという小宮山得意の顔面前蹴り

 K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準優勝の小宮山工介(北斗会館)が2019年5月27日(月)所属する北斗会館押上総本部にて公開練習を行った。小宮山は6月30日(日)東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』でレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)と対戦する。


 小宮山は修斗やパンクラスなどで活躍したMMAファイター星野勇二が持つミットに、得意の顔面前蹴り、後ろ廻し蹴り、右ストレートや左ミドルをスピーディーに次々と叩き込んだ。

「凄く調子がいいです。3月に試合を行ってそのまま大きな怪我もなく、かなりいい感じで仕上がっています」と自信満々の表情。「一選手としてやっていくため(2月に)K-1GYM北斗会館の代表を退き、普段の練習はここでやっています。こちらの方がいろいろと調整がきくので」と新しい練習環境にも満足そうだ。


 今回対戦するレオナについては「試合をすることは考えていなかったので、オファーをもらってビックリしました。日本人選手の中では武尊選手や皇治選手に引けを取らない選手だと思います」と高評価。「ワクワクしています。間合いの取り合いでスリリングな試合になると思います」と、剣豪同士の斬り合いのような試合になると想定。

「レオナ選手は独特な距離感を持っていて、今までの対戦相手にはいなかった選手です。タイプがまた違う。自分は流れですね。その距離をとろうという考えも特にないので。相手の初動に僕の攻撃が合えばいいんじゃないかと思います。何パターンかは出来ているので、それを試合までに磨いてそのパターンに持ち込めればいいと思う。相手の研究はしていますが、勝負の流れはその時々で違うので楽しみです」と、流れの中で臨機応変に試合を組み立てたいとする。


 試合のカギを握るのは空手だ。「僕は空手の延長戦上でK-1の舞台でも戦っています。キックボクシングだからといって、キックボクシングをやるつもりはない。ボクシングの練習もしますが、僕の中では空手の追い突きだったり裏拳だったりをするようにしているんです。あくまでもベースは空手なので、空手をより強化していくイメージでやっています。今後もさらに少しずつですが空手の技のエッセンスを取り入れていきたい。世界観を広げていきたいと思っています」


 試合は小宮山の蹴りとレオナのパンチの争いになるという見方がされており、小宮山も「レオナ選手はリーチがある。僕はジャブが印象的です。鋭い攻撃を打つ選手」とやはりパンチを警戒。「間合いも含めて一番蹴りが適している」と予想通り蹴りで対抗することをうかがわせたが、「最近は右の正拳突きに手応えがあるので、それを使うかも」とパンチで打ち合う可能性も示唆した。

 そして「動物で例えるなら僕が虎。レオナ選手は鷹っぽい動きです。上から攻撃してきても、どっちみち虎に食われるというイメージです。また、僕の生まれ故郷の長野県上田市は武将の真田幸村が身近な存在です。武将が武器にしていたのは槍。僕の前蹴りは槍をイメージしています。楽しみにしていてください」と、最後は独特の小宮山節で締めくくった。

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