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【RIZIN】那須川天心と世界王座を争うのはバンタム級世界王者マーティン・ブランコ「すでに天心の分析は終え、彼は丸裸だ」

2019/05/27 20:05
2019年6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール『RIZIN.16』で、ISKA世界フェザー級王座決定戦を行うRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)の対戦相手が決定した。  那須川は王者アメッド・フェラージ(フランス)に挑戦するはずだったが、「正当な理由もなく試合をキャンセルし、指名防衛戦を拒否したため、(ISKAは)フェラージ選手のベルトをはく奪し、そのタイトルを空位としました」(プレスリリースより)ため、フェラージに代わってISKA世界バンタム級王者マーティン・ブランコ(アルゼンチン)が那須川とISKA世界フェザー級王座を争うことになった。 ブランコのInstagramにはベルトを並べた写真が掲載されている ブランコは17歳でキックボクシングを始め、20歳からアマチュア大会に出場すると、13年にブラジルのリオデジャネイロで行われたWAKOサウスアメリカ54kg級で南米王者、翌14年には母国のアルゼンチンで行われたWAKOパンアメリカン54kg級でアメリカ大陸王者に。  その後、16年にWKFアマチュア世界大会でK-1ルールとフリースタイルルールで2つのタイトルを獲得するなどの実績を残し、25歳でプロデビュー。KBOXサウスアメリカ大会での54.5kg級優勝を皮切りに、WAKOアルゼンチン54kg級、WKFアルゼンチン54.5kg級、ISKAアルゼンチンバンタム級の王座に輝いた。  18年11月には総合格闘技のリングでも戦っているチリ人のマウリシオ・ドノソとISKA世界バンタム級王座を争い、判定勝ちで王座に就いた。オーソドックス構えで左右のローキックを得意とし、右アッパーを含む細かいパンチで出入りするスタイルで10戦8勝(3KO)の戦績。また大学で電子工学を学び、現在は電気通信会社に務めているという。  ブランコからは「日本でISKAの王座を懸けて那須川天心と戦える事をとても光栄に思う。天心との試合はお互いに一発を狙いにいく、スリリングな試合になるだろう。すでに天心の分析は終え、彼は丸裸だ。作戦もすでに立てており、私が勝ってベルトをアルゼンチンに持って帰ることになるだろう。もし、天心がそれを邪魔するつもりであれば、然るべき対応をすることになる。彼はまだまだ子供で世界は広いという事を教えてやる」と、強気なコメントが主催者を通じて届いた。  また、ブランコを那須川の相手に指名したポール・ヘネシーISKAヨーロッパ代表は「那須川天心とアメッド・フェラージの試合が突然中止されたことをRIZINと那須川天心にお詫び申し上げます。ISKAヨーロッパはアメッド・フェラージを推薦し、彼は2019年6月2日に神戸で開催されるRIZIN .16で那須川天心とISKA世界フェザー級タイトルの指名防衛戦を受けました。ISKAは現在では元チャンピオンのアメッド・フェラージが、正当な理由もなく短い期間でキャンセルし、日本のスーパースターに対する指名防衛戦を拒否したので、フェザー級タイトルを空位にします。現在空位となったISKA世界フェザー級の王座をかけて那須川天心と戦う新しい対戦相手として、アルゼンチンのISKAバンタム級世界チャンピオン、マーティン・ブランコが選ばれました」と今回の経緯を説明。  続けて「ブランコは『とても光栄です。私はこの機会を最大限に活用し、アルゼンチンにもう一つ世界タイトルを持ち帰るつもりです』とコメントしました。RIZINというMMAを中心に行なわれている舞台で、ISKAのキックボクシングのタイトルマッチを行うことの意義に賛同し、ここまで準備を進めてまいりました。対戦相手が変わるという不測の事態に見舞われましたが、ブランコ選手は気持ちの強い真のチャンピオンで、チャンピオンシップに相応しい戦いを見せてくれると思います。また、わたくしもRIZIN.16で行われる歴史的なキックボクシングの世界線にISKAを代表してこの試合に立ち会う予定です」とメッセージを送っている。
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