新王者となった和島。これからは世界と戦える強さと共にトークの能力も鍛えていくという(C)K-1
2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催された『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ』の一夜明け会見が、5日(日)に行われた。
会見には第17試合のK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO)を3R2分50秒、左ミドルキックでKOして新王者となった和島大海(月心会チーム侍)が出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日の試合なんですけれど、自分の作戦通りというか、練習してきた動きをしっかり出せたので、凄く良かったなって思います。凄く嬉しいですけれど、反響もやっぱり凄くて。いろんな方から連絡をいただいたりとか。今朝、いきなり魔裟斗さんのYouTubeに出させていただいたりとか。凄く嬉しいです」
反響については「やっぱり木村選手は凄いビッグネームなので、その相手に勝ったことと、K-1のベルトを獲ったということもあると思います」と両方あったとし、魔裟斗のYouTubeに関しては「ちょっと分からないですけれど、今朝出ることになって、対談させていただきました」と急遽の企画だったという。
勝因を聞かれると「ホントに気持ちの部分は大きかったなと思いますね。自分のやりたいこと、作戦を徹底して出来たことがよかったなと思います」と、気持ちをあげた。過去2度の対戦との違いは「恐怖心はやっぱりありましたし、そこに逃げずに立ち向かっていけたのがよかったですね。でもやっぱり強かった」とし、「何ていうんですかね…気持ち的にも木村選手に挑んでいく、っていうのはありましたし。だからこそ気合いも凄く入っていい動きも出来たんじゃないかなって思います」と、いい気持ちを作って臨めたとする。
理想とするチャンピオン像は「前チャンピオン(木村)だったり、KOで魅せるのがK-1のチャンピオンだと思うので。これからもずっとKOし続けて、防衛したいと思います」とし、「パッと思いつく選手でいったらジョーダン・ピケオー選手にリベンジもしていきたいですし。1回、中国の選手にも指名されたことがあるので、その選手ともやってみたいなって思います」と外国人選手との対戦を希望。「今年は2試合しかできなかったんですけれど、来年はもっといっぱい試合をして、KOもして、頑張りたいなと思います」と意気込んだ。
また、周囲から「もっとこうした方がいいよ」と言われたことはあるかと聞かれると、「もっと喋れ、ってよく言われるんですね。さっきも魔裟斗さんに『もっと喋ってアピールしないとダメだよ』ってアドバイスいただいたばかりなんです。来年はもっと喋っていきます(笑)」と、王者として迎える2022年のテーマはトーク能力の向上だと笑った。