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【K-1】野杁正明との再戦への第一歩、安保瑠輝也「この試合は圧倒的な力の差を見せて勝つ」

2021/12/02 21:12
 2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、スーパーファイトのウェルター級3分3R延長1Rで海斗(ポゴナ・クラブジム)と対戦する安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)が公開練習を行った。  9月20日、K-1横浜アリーナ大会の第2代K-1ウェルター級王座決定トーナメントに参戦した安保はアラン・ソアレスと松岡力をKOして決勝へ進出、念願だった野杁正明戦を実現させるもKO負けを喫し、惜しくも準優勝に終わった。トーナメント直後は肋骨にヒビなど、激戦のダメージがあったものの2週間後には練習を再開し「コンディションはいつもと変わらずベストな感じですかね。そんなに休んでないので(前回の試合前と)変わらずにこれているかなっていう感じです」と体調面での問題はなし。 「結果でいえば順風満帆な格闘技生活でないと思っていますけど、いろんな人を巻き込んでチャレンジ出来ていることに関して言えば良かったという風には思っています」と、敗戦から学ぶこともあり、再起戦に向けて気持ちを切り替えている。  約2カ月という短いインターバルでの再起戦は安保自らが望んだもの。結果的に野杁に敗れはしたものの、あのトーナメントで安保は強くなる手応えを掴んだという。 「野杁選手と決勝戦でやるというのをずっと言ってて、そこまでは筋書きどおり見えていて。自分的には勝てると思って挑んだ形だったんですけど結果的には負けてしまって、もちろん悔しい気持ちはありますし、勝てない相手じゃないというのはやってみてわかった。この試合も自分からお願いして、大阪で試合をさせてほしいと言ったんですけど、その理由は試合間隔を空けたくなかったからです。  僕も30戦ぐらいやっているんですけど、ケガだったりで試合に出られない時期もあって、試合間隔が空いちゃってるんですよね。逆に野杁選手は定期的に試合を重ねて、ベテランの域に達しているじゃないですか。そういう面も含めて自分はまだまだ成長できるというのを実感しています」  再始動の相手として用意されたのは海斗。当初、安保と海斗は1月に予定されていたK-1代々木大会で対戦が決まっていたものの大会が延期となり、安保の怪我もあり試合そのものが流れていた。 「大阪大会で試合がしたくて、用意された選手が海斗選手だったというだけで、この選手に対して思うことは何ひとつないですね」と、海斗自体は一切眼中にないと言い切る安保。「攻撃力や爆発力的な部分でいえば良い選手やなって思います」と一定の評価はしつつ「自分も荒削りなところはあるんですけど、選手として自分と比べた時にすごく荒削りというか、まだレベル差はあると思います」と断言。「試合に対してモチベーションが低いわけじゃなくて、モチベーションそのものは高いです」ただトーナメント前の高揚感や『やってやるぞ』みたいな感じではなく、練習を積んでいるのでそれを出すだけ」と冷静に語った。  K-1 AWARDSでベストバウトにも選出された2度の山崎秀晃戦など、大阪大会に欠かせない選手となった安保だが「ホームだからどうとかそういうのはないんです。自分はどこに行こうが応援してくれる人たちがいるので」と大阪での試合に特別な意識はないという。  しかし、スーパー・ウェルター級とフェザー級のタイトルマッチ、そして木村"フィリップ"ミノルのK-1ラストマッチとテーマのある試合が並ぶ中で、自身の試合をただのスーパーファイトで終わらせるつもりはない。 「周りの試合に関しては何ひとつ気にしていないし、この試合は圧倒的な力の差を見せて勝つ。(海斗戦以降は)トーナメントに出られなかった選手ですけど、ウェルター級には近藤魁成選手がいるし、その先は外国人選手になるんですかね。そこと戦って野杁選手にタイトルマッチでたどり着きたい。今回はその第一歩です」と語った。
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