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【RIZIN】山本喧一の次男・山本空良「小学校の卒業文集に『会長と同じ舞台に立ちたい』って書いたんです」

2021/11/26 22:11
【RIZIN】山本喧一の次男・山本空良「小学校の卒業文集に『会長と同じ舞台に立ちたい』って書いたんです」

山本喧一の次男である山本空良がついにRIZINデビュー(C)RIZIN FF

 2021年11月28日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール『RIZIN TRIGGER 1st』の出場選手オンライン個別インタビューが26日(金)に行われた。

 第8試合の66.0kg契約5分3Rで鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と対戦する山本空良(パワーオブドリームジム)は、元UWFインターナショナル、元キングダム、元リングスで元UFC-Jミドル級王者・山本喧一の次男。アマチュアでは2017年10月のPFCフェザー級トーナメント優勝、12月にはRIZINアマチュアMMAフェザー級優勝。2018年5月の『ZST/SWAT165』で須貝秋彦相手にプロデビュー戦を果たし、1Rに三角絞めで一本勝ち。2戦目となった8月のZSTでは松本大輔に1Rフロントチョークを極め2試合連続1R一本勝ちを収めた。

 その後は勝ち負けを繰り返したが、2019年7月から3連勝を飾ると今年4月のFighting NEXUS初代フェザー級王者決定トーナメント決勝で須貝秋彦と再戦し、右ハイキックをヒットさせ1R40秒TKO勝利、そして初代フェザー級王者に輝いた。今年10月のRoad to ONEでは野尻定由に判定勝ちを収め現在5連勝と勢いに乗っている。幼い頃からの練習仲間である現・修斗世界王者の西川大和と今でも切磋琢磨して練習に励んでいる。

打撃・グラップリングどっちも見せつけて最高の勝ち方をしていく


――現在の心境は?

「初RIZINと言うことで緊張もしていますがワクワク感の方が強くて。対戦相手の方も先輩というかちょっと年が近いので凄い楽しみです」

――RIZINに出ることで周りの反響は?

「北海道では初RIZINファイターということでいろいろな方から応援していただいて、北海道でも格闘技の盛り上がりが見えてきたかなと思います」

――自分のどこに注目してほしい?

「自分は小さい頃からやっているんですけれど、パフォーマンスを出しながらもMMAファイターとしての実力をしっかり発揮していきたいと思うので、打撃・グラップリングどっちも見せつけて最高の勝ち方をしていくので、そこを注目してほしいですね」


――格闘技を始めたきっかけは?

「お父さんがきっかけなんですけれど、小学校5年生がスタートでちょっと遅いくらいなんですけれども、同い年の子が格闘技を始めたので自分も一緒にやるという形でスタートしました」

――普段はどんな練習を?

「出稽古に関しては北海道なのでほぼないです。ただ、ジムに練習に来てくれる修斗世界ライト級王者の西川大和と練習を週一とか。練習内容は昔、会長=自分の父親がやってきた練習内容だったり、または会長が培った経験でこれを活かしてほしいというものを教えてもらっています。具体的に言うとMMAは5分5Rということで物凄く長いんですけれど、その5R目でも心が折れないように追い込んでもらったり、またはプロレス式の筋トレ=ボディウェイトをやらせてもらったりという感じになります」


――対戦相手の印象は?

「パンチは凄く重い選手で腰が重い選手だと思っています。そのパンチが当たらないと思いながらもしっかり殴り合えるようにしたいと思っていますし、顔がめちゃくちゃイケメンなので負けたくないなって気持ちがあります(笑)」

――どんな試合展開になると予想する?

「相手があまりMMAの経験がない、少しやったことがあるくらいなので自分がコントロールしていけると思っています。自分がグラップリングを仕掛ければ相手もそれを防ごうとはしますけれども持っていけるし、打撃に入れば相手はキックボクサーということなので打撃は上手いだろうけれどMMAの打撃は全然自信はないと思うので、テイクダウンを混ぜながらの打撃を入れて勝てるんじゃないかなって思っています」

――前回は下になる場面が多かったが今回はどうか?

「前の試合のコメント、ファンの方の感想はテイクダウンが上手くないっていうのが多かったんですね。今回はそのテイクダウンを切る場面はないと思うんですけれど自分がテイクダウンをとる場面において、テイクダウンした時に返されないようなバランスのいいテイクダウンをとって抑え込みが出来たらなと思っています」


――相手のパウンドの強さを警戒しながら、下になり続けることはない?

「正直、下になってパウンドをもらうこともキックボクサーなので、自分からの腕十字や三角が怖いんじゃないかなって思っているんですよね。なので強いパウンドも打たせないと思いますし、自分が下にならず、逆に自分が上になるような動きを入れていきたいと思っています」

――立ち上がられてもそのプレッシャーがあれば十分スタンドでもやれると?

「はい、そう思います」

――会長からはどんなアドバイスを?

「細かいこういうところをこうした方がいいよっていうのは何個かあるんですけれど、一番は自分自身を信じてやれば勝てるだろ、みたいな感じですね。凄い会長も強気になっていて、お前だったら出来るぞってアドバイスしかもらってないですね」


――PRIDEの流れを汲むRIZINに出ようと決めた想いは?

「自分が小学校の卒業文集に『会長と同じ舞台に立ちたい』って書いたんですね。それはもちろん、会長が今まで歩んできた道を自分も歩きたいってことなんですけれども。RIZINからオファーをもらったらすぐに受けようと思っていましたし、RIZINに出ることが決まってやっと始まったなって感じもしています。決まった時は嬉しかったです」

――ケージの中に出ることになったのは望むところ?

「正直、金網はめちゃめちゃ好きで金網の試合に出られるのは嬉しいんですけれど、PRIDEと言ったらリングのイメージが強いと思うので、そこに関してはガッカリするところもあれば、RIZINが初めて金網に挑戦するのに自分を呼んでもらえたところは凄く嬉しいですね。リングの方でも戦いたいですね」

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