キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】老沼隆斗「フライ級に下げてタイ人の選手とどんどんやっていきたい」まずは花岡竜撃破へ

2021/11/24 20:11

2階級制覇を次の目標に決めました

──今回、-51.0kg契約なのは老沼選手からの希望ですか?

「はい。今後はフライ級でやっていきたいので、それにほぼ近い51kgでお願いしました。前回の試合が初めての51kgだったんですけど、ちゃんと気をつけて落とせたので調子もよかったし、当日もキレがあるように動けたので、51kgが自分には適正なのかなと思いましたね」

──ただフライ級となると、現状はちょっと相手が少ない気がするんですが……。

「僕としては、今はちょっと難しいんですけど、タイ人の選手とどんどんやっていきたかったんですよ。タイ人だったらフライ級もすごく多いので」


──そろそろコロナによる入国規制も緩和されつつあって、いろいろと状況も変わりそうですよね。

「そうですね。いい方向に行ってくれたら、僕の目標にも近づけるので。まだどうなるか、祈るしかないですけど(笑)」

──では、タイ人を呼んでもらえる立場に、もっとなっていかないといけないですよね。

「そうなんですよ! 本当に、チャンピオンだった時にはずっと連勝し続けていて防衛もしてて、ここから世界の、タイの強豪選手を呼んでもらおうと思っていた時にコロナが流行り始めてしまって。自分の中では、自分が一番ノっている時に海外の選手が呼べなくなってしまったので、またその位置に行かないとなっと思ってます」


──コロナ禍に突入した後、今年に入って王座も失いました。そこからはいろいろと自分の中で変わりましたか?

「2月の白幡裕星選手との試合でベルトを失って、『どうしようかなあ』『やめようかなあ』とか思ったりもしたんですけれど。でもやっぱりもうちょっと頑張らないと、もっと後悔するだろうなと思ったんですね。後悔しない終わり方というのは難しいとは思うんですけど、やっぱりもうちょっと頑張ろうというか、まだやれることもあるだろうし、頑張らないとなと。それで、スーパーフライ級ではもうタイトルを獲ったので、次はフライ級でベルトを獲って2階級制覇をやりたいなというのを次の目標に決めました。相手が少なかったとしても、そこで自分が連勝し続ければ、日本に相手はいなくなるじゃないですか。そしたらもう世界に行くしかないなというのが、自分の新しい目標になってます」

──同門のぱんちゃん璃奈選手が、どんどん躍進を続けているじゃないですか。そのへんも刺激になってますか?

「頑張ってるなとは思うんですけど、刺激というよりは、応援してるという感じですね(笑)。僕はもう、本当にただの一般人なので(笑)。リングを降りたら普通のパパという感じなので、リングの上だけで輝ければいいなと思ってます」

──ではそのパパっぷりの方は、今はどんな感じなんですか?

「娘がもうすぐ8ヵ月なんですけど、ホントに毎日癒されて、練習も頑張れてます(笑)。全てがかわいいですね。本当に娘中心の生活というか(笑)」

──パパとしても充実するためにも、リングも充実させないと。

「そうですよね(笑)。またチャンピオンに返り咲いて、ファイトマネーも稼がないといけないので、また頑張らないとって感じです」


──ではここから、フライ級戦線での老沼隆斗は、何を見せていこうとしていますか?

「今までと変わらないところもあるんですけど、やっぱり蹴り技でどんどん相手を倒していって、また去年みたいに派手に倒せたらいいなと思いますね」

──大会のオープニング映像でもバンバン使われるようなヤツですね。

「はい、また頑張りたいと思います」

──では最後に、改めて今回の試合で、一番注目してほしいポイントは?

「自分のテクニックと蹴り技で会場を沸かせようと思っているので、そこをしっかり見ていただければと思ってます」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント