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【BOM】喜多村誠vs Jのタイトルマッチ再戦、鳩vs GANG-GのOFG戦、高橋幸光vs水落洋祐の元同門対決タイトルマッチ

2021/11/24 17:11
 2021年12月5日(日)東京・ニューピアホール『BOM WAVE07- Get Over The COVID-19』の対戦カードが発表された。  今大会は2部制で行われ、第1部のメインイベントはBOMミドル級(72.57kg)タイトルマッチ3分5Rで、王者・喜多村誠(ホライズンキックボクシングジム)がJ(TSK japan)の挑戦を受ける。  喜多村は大学の空手部で主将を務めたのち、伊原道場に入門して2005年7月に新日本でプロデビュー。2011年10月に第4代日本ミドル級王者となった。2015年5月にはラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座にも挑戦している。2018年10月、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者のT-98をヒジでカットし、TKO勝利。伊原道場から独立して最初の海人戦ではKO負けを喫したが、その後は3連勝。  JはBOMの常連ファイターで、WMC日本スーパーウェルター級王座、ルンピニージャパン同級王座、WMCインターコンチネンタル・ミドル級王座を獲得。パンチ、ヒジを得意とし、4月には松島勲也を延長戦の末に判定で振り切った。  両者は7月にBOMミドル級王座決定戦で対戦し、喜多村が判定2-1で勝利して王座に就いている。11月大会で喜多村がクアンをKOするとJがリングに入り、「7月、僕のベルトを懸けた決勝戦、アツい男の拳の語り合いをしたんですよ。だけど俺マジであの時の判定マジで納得いってねえから。俺負けてねえから。リベンジマッチって感じになってるけど、そのベルトは俺のだから。12月5日、リベンジマッチだからとっとと返せ」とラップ口調で再戦をアピール。  喜多村も「正直、自分もあの判定納得いってないので近いうちに再戦しましょう。こっちの方が強いってことを証明します」と、その場でベルトを懸けての再戦を承諾。今回実現に至った。  セミファイナル(第7試合)では、ONE提供試合ストロー級3分3Rとして、オープンフィンガーグローブマッチ(以下OFG)で鳩(TSK japan)とGANG-G(ゴリラジム)が対戦。  鳩はムエタイで合計5本ものベルトを獲得するなど試合経験を積んでいるが、4月のRISE参戦では金子梓に判定2-0、7月のNO KICK NO LIFEではHIROYUKIに2RでKO負けと連敗していたが、9月大会でKOUMAとOFGマッチを行い、ドローとなった。GANG-Gは11月大会でベンツ飯田と対戦し、1R開始時から試合終了まで攻撃の手を休めず攻め続け、圧倒的な手数で判定勝ちしている。共にパンチャーだけにOFGでの戦いは激しくなりそうだ。  BOMウェルター級(66.67kg)王者決定戦3分5Rとして、高橋幸光(TSK japan)と水落洋祐(エイワスポーツジム)の元同門対決も決定。  高橋はテコンドー出身で、2009年4月デビューのベテラン選手。当初はヒジありルールで戦績を重ねていたが、2011年10月からKrushに参戦。卜部功也、山崎秀晃、塚越仁志らと拳を交えていたが、2013年5月からヒジありルールにカムバック。2013年11月に小川翔を破ってMA日本ライト級王座を獲得し、2014年8月には前口太尊を破ってJ-NETWORKライト級王座にも就いた。今年9月のBOMではKJヒロシを破り、WMC日本スーパーライト級王座に就いた。戦績は36勝(11KO)19敗5分。  水落は国内外の強豪と真っ向から打ち合い、数々の激闘を繰り広げてきた“名勝負製造機”。2019年9月のRISE初参戦時には北井智大に1RでKO負けを喫したが、2020年10月の横浜大会で松本芳道から3Rにダウンを奪い約1年半ぶりの勝利を手にした。しかし、今年4月には伊藤澄哉にKO負け。今回は2019年4月の『KNOCK OUT』での試合以来となるヒジ打ちありルールに臨む。  BOM女子ピン級(45.53kg) 王者決定戦2分5Rでは、MIREY(HIDE GYM)と奥脇奈々(エイワスポーツジム)が対戦。  MIREYは日本人の父とペルー人の母を持つハーフで、2018年2月にプロデビュー。5戦目で祥子JSKを破り、J-GIRLS王座に就いた。2020年2月には奥脇奈々を破り、WMC日本王座も獲得。5月の『KNOCK OUT』ではぱんちゃん璃奈とのリベンジマッチに挑んだが、初回KO負けで返り討ちにされた。7月には伊藤紗弥とオープンフィンガーグローブマッチで対戦するも判定負け。  奥脇はジュニアキック出身で、2017年1月にプロデビュー。アグレッシブな打ち合いを好む“バチバチ打ち合い娘”。2019年12月に世界三冠王・伊藤紗弥に挑むも判定で敗れ、2020年12月にはRISEの「アトム級(-46kg) NEXT QUEEN トーナメント 2021」の1回戦で小林愛理奈に敗れた。前回の試合は9月のRISEで平岡琴に敗れ、泥沼の5連敗と何が何でも勝ち星が欲しいところ。  BOMスーパーライト級(63.50kg)次期挑戦者決定戦3分3R延長1Rでは、KJヒロシ(Y`ZD 沖縄)vsクボマサヤ(PHOENIX)が決定。  ヒロシは沖縄県豊見城市にあるY'ZD豊見城ジムの所属選手で“オキナワの暴れん坊”の異名を持ち、2020年11月の『戦場』でDBS&RKAスーパーライト級ダブルタイトルマッチでTKO勝ちして二冠王に。直近の試合は2021年9月26日の『BOM』で、元MA日本ライト級&元J-NETWORK同級王者の高橋幸光とWMC日本スーパーライト級王座決定戦を行った。この試合は判定2-0で敗れているが、ガムシャラにパンチで前へ出て右ストレートを当てに行くアグレッシブなスタイルで観客を沸かせている。また、RIZIN沖縄大会で皇治の相手に名乗りを上げたことでも名前が知られるようになった。  クボは『GLORY』で、2017年の「ファイト・オブ・ザ・イヤー」を受賞、日本人選手唯一の専属選手契約を勝ち得た選手だ。GLORYフェザー級トーナメントで準優勝の実績も持つ。今年3月のKNOCK OUTではKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント準決勝で鈴木千裕と対戦も、1R1分25秒でマットに沈んだ。今回がBOM初参戦となる。
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