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【K-1】斗麗がフィジカル強化で「今回も圧勝で勝つ」次はタイトル挑戦へ「次の挑戦者は僕しかいない」

2021/11/24 15:11
 2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、スーパーファイトのフェザー級3分3R延長1Rで森坂陸(エスジム)と対戦する斗麗(WIZARDキックボクシングジム)が公開練習を行った。  今回、斗麗が公開練習の場に選んだのは、普段フィジカルトレーニングに励むY’S TRUST。住谷勇樹トレーナーが檄を飛ばす中、体幹を鍛えるトレーニング種目に苦悶の表情を浮かべながら汗を流した。斗麗が住谷トレーナーのもとでトレーニングをはじめたきっかけは「住谷先生が声をかけてくれはって、一度試しで行かせていただいたんです。その時のトレーニングがめっちゃきつくて普段ないトレーニングだったので、これは絶対にいいと思ってずっとやらせてもらってます」。  デビューして間もない頃からオフの時期は週1回、試合前は週2回のペースでフィジカルトレーニングに励み、住谷トレーナーも「パワーもついて、体幹とフィジカルが強くなってます」と斗麗の成長を説明。「K-1は“壊す”競技なので、壊せるパワー」だと圧倒的な攻撃力・殺傷能力を伸ばすことが現在のトレーニングテーマだと明かす。  さらに住谷トレーナーは「ジムの練習でテクニックは鍛えているので、ここでは相手を壊すパワーの面に特化しています。まだ成長期で身体も大きくなって、身長も伸びてるので伸びしろはめちゃめちゃある。子供の頃から厳しい練習をしていて基礎ができているので、そこにプラス、フィジカルを追加して化け物みたいになってきています」と斗麗の進化に太鼓判を押す。  斗麗はオランダのマイクスジムへ出稽古したエピソードが有名だが、「フィジカルがなかったら、身体負けしてもっと試合がしんどくなると思う」と、海外で外国人選手と練習した経験からもフィジカルの重要性を実感。 「試合で勝つためにやっているので、勝つためならしんどくても全然いい」と、過酷なトレーニングに前向きに取り組み「嫌いですけど、好きですね(笑)。これで体力が上がっていると思うし、試合で身体負けしない」と効果を体感している。  前回9月のK-1横浜アリーナ大会での佑典戦では密着した状態からのヒザ蹴りでダウンを奪い「押し合いに負けてたら攻撃を打てないし、身体の強さがあることでああいうヒザ蹴りができる」と体幹強化の成果が現れた一撃だったと振り返った。  今大会で対戦が決まっている森坂の印象を聞くと「“普通”の選手っていう感じで問題なく全然いけると思います。対策もいつもどおり完璧です」と、自信満々の様子で「変なバックブローだけ気をつけて、倒せるところで倒す」と断言。 「今回は確実に、しっかり勝たないとダメなのでここ勝ったら次はベルトに挑戦できるだけと思っています」と、目指すは同大会でフェザー級王座を争う椿原龍矢・軍司泰斗の勝者との対戦で「今回しっかり勝てば次の挑戦者は僕しかいないと思っているので勝ちます」と王座獲りへ意欲を見せた。スピーディーな攻防に加え、一撃で相手を仕留める殺傷能力も見につけ「今回も圧勝で勝つので楽しみにしておいてください」と予告した。
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