2021年11月14日(日)大阪・丸善インテックアリーナ『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2』の前日計量が、13日(土)13:00より大阪府内で行われた。
メインイベント、-65kg契約で対戦するRISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)は64.75kgでクリアー。
一方、GLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9)は9日(火)の朝に来日してからはホテルにて隔離生活を送り、計量にはセコンドと共に計量会場に姿を見せると64.7kgで計量をパスした。
記者会見は、原口、ペットパノムルン共に他の選手や関係者との接触をさけるために別室からリモートで臨む異例の形で行われることとなった。
世紀の一戦を迎える原口は「この試合を実現させてくれた関係者の皆様、日本にわざわざ入国してくれたペットパノムルン選手、本当にありがとうございます。試合では、僕が持っている全てをぶつけて、後悔しないような戦いをしたいと思います」と意気込みを語る。
お互いの印象を聞かれると、相手のビデオを見て研究して対策してきたというペットパノムルンは「ビデオを見る限り、原口は結構強い相手。世界でもトップに入るぐらい強い選手だと思う」と原口を高評価。対する原口は「映像で見ていたまんま。首も太いし、胴体も大きく、足も太いし、フェイストゥフェイスで世界王者の貫禄を感じたし、目の奥が強そうだなと思いました」と警戒心を強めた。
試合に向けて、原口は「今回ばかりは色んなことで翻弄して判定でもKOでも、とりあえず勝つことが前提。相手の得意なことで対抗するのは怖いので、相手のペースに飲まれないようにしたい」と自分のペースで戦いたいという。
「勝利後、どのような景色が見られるか」という問いに原口は「もう考える余裕もありませんでした。勝ったらどうなるんでしょう。とりあえず号泣します」と答えた。
ペットパノムルンは「相手の動きをよく見て気を付けて戦います」と戦略を語り、原口戦後に戦いたい相手を聞かれると「日本人、外国人、誰でもいい」とした。
なお、会見に同席した伊藤隆代表は「この試合はまさに世界最高峰の戦いになると思います。今後、RISEとしては原口健飛、那須川天心のような世界に挑戦していく選手を大会を通して育てていきたいと思っています。原口には日本人の底力を見せて欲しい。本人にとっては勝ち負けも重要ですが、原口が持っているものを全て出し切れば自ずと結果は付いてくると思っております。また、隔離期間を経て参戦してくれたペットパノムルン、本日からバブル方式(選手や運営関係者を隔離し、外部と接触させない方式)に入る原口には最後まで温かい拍手をいただけたらと思います」とあいさつ。
また11日にGLORY陣営とズーム会議を行ったという伊藤代表は「これから詰めていきますが、また新しい展開が進むのかなと思います。期待して下さい」とした。