2021年11月20日(土)にABEMA PPV ONLINE LIVEで配信される『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』企画で、3人目の挑戦者が13日、YouTubeチャンネル『ABEMA 格闘CH【公式】』にて動画で発表された。
3人目の挑戦者は、なんとK-1などにも参戦する現Bigbangウェルター級(67.5kg)王者のモハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾)に決定した。
9月にYouTubeやツイッターなどのSNSで、同企画での朝倉未来に戦線布告していたモハンのアピールが実った形になる。
当時の動画では、上半身裸でジムの一角に座るモハンは、「オイ、朝倉未来、素人と喧嘩する企画やるらしいな。オマエ、プロ格闘家が素人を殴って何が面白いんだよ。強いヤツと戦え。強いヤツ、俺だよ、モハン・ドラゴン! ストリートで戦いましょう。押忍」と、朝倉に挑戦を受けろと迫っていた。
またSNSでは「ストリートファイトでギャングにやられて死にかけた朝倉未来選手VSギャングにやられても何ともならない頑丈な私との戦いが盛り上がるでしょう」「朝倉未来選手が私の事を怖いから断られるでしょうね。皆さん! 朝倉未来VSモハン・ドラゴン見たいでしょうか」と挑発し、「モハンは朝倉未来選手と戦いたいから、AbemaTV格闘技ディレクターに直接申し込みました」と、公開で挑戦をアピールしていた。
今回、晴れて挑戦者に決定した紹介ビデオの中でモハンは、「朝倉未来よ、ブッ倒すよ。朝倉未来のことが嫌いだよ。大嫌いだ。俺は戦いが大好きだから、自信満々だよ。勝てるでしょ、何で勝てない? 簡単に勝てるでしょ。勝てるから名乗りを挙げた。あの朝倉未来のあのアゴ、あの顔、1000万にしか見えない」と、ネパールから来日して日本で王者になった、ハングリーさを見せている。
村上竜司塾長が見守るなか、K-1ウェルター級王座決定トーナメント出場経験のあるFUMIYA(ポゴナ・クラブジム)とのスパーリングでは、左右にスイッチする足運びからパワフルなパンチ・キックを上下に突く姿を公開。
FUMIYAは、モハンを「当たれば一発でストンと倒せるパワーを持ってる。それに手数がものすごく多いし、前蹴りもローも使ってくる選手なので、それがちょっとやり辛いですね」とパワーとともに引き出しの多さも評価。
モハンと同門でBigbangスーパーライト級王者の昇也は「リーチも長いんで、どのタイミングで飛んでくるのかわかり辛いなと思います。(勝てるチャンス?)全然あると思います。とりあえず当たったら倒れるんじゃないかな」と太鼓判を押す。
極め付きは、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)の言葉だ。“神童”はモハンのパンチについて、「リングの下から見ていて、威力だけで言ったらヤバいなと。“グンッ”って音がするから、それは凄いと思いました。当たればヤバいですよ。みんなブッ飛ぶし、倒れるっすね。怖い、怖いっすね」と自身のYouTubeで語っている。
留学生として来日し、K-1に憧れて士魂村上塾の門を叩き、パワフルなパンチと誰が相手でも真っ向勝負する“倒すか倒されるか”を信条とするスタイルで人気を得ているモハンは、今回の挑戦で家族や日本に恩返しをしたい、という。
「家族のためにも、朝倉未来をブッ倒さないと。(1000万円を獲って)日本でドラゴンジムを作ります。私、日本に育ててもらってるから、チャンピオンになっているし恩返ししたい」
朝倉未来との戦いは、「朝倉未来は分析して試合をする人。モハンの場合は分析しようがない。モハンは想定外のことを起こす人だから。向こうは対応できないでしょう」と予想。
作戦は、「攻めて攻めて、攻めまくって最後は必殺技でとどめを刺します。失神させますよ。朝倉未来よ、かかってこーい! 待ってるよ。ブッ倒してやるからな」と、気合いは十分だ。
組み技経験の無いモハンは寝かされたら厳しい状況になることは明白だが、44歳ながらそのフィジカルは脅威で、立ち技のスペシャリストが、同企画のオーディションの通り、オープンフィンガーグローブで立ち会うとなれば、MMAファイターの朝倉にとっても、リスキーな戦いとなる。果たしてどんなルールで戦うことになるのか。
これで挑戦者は3人が決定。キックボクシングベースの久保田覚、後藤真希の弟・後藤祐樹、そしてモハン・ドラゴンに続く4人目は、11月18日(木)夜7時にABEMAで「最後の大物挑戦者」として発表されるという。
1日4連戦に挑む朝倉未来は、今回の企画を「欲望渦巻く人間のドラマみたいな。大きいですよね、1000万って。人生変わるんじゃないですか」といい、「全員、瞬殺していきます」と宣言している。