RISEの-63kgトーナメント王者・原口(左)とGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンの注目の一戦は明日ゴング(C)RISE
2021年11月14日(日)大阪・丸善インテックアリーナ『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2』にて、RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)とGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9)が対戦する。
この試合について、K-1 WORLD MAX世界王者・魔裟斗とK-1ヘビー級で活躍した武蔵が共同YouTubeチャンネル『ムサマサ』で語った。
武蔵は「今回はさすがにちょっと原口も厳しいんちゃうかなと思う」といきなり厳しい意見。
「(試合を)チェックした。GLORYで試合しているからノークリンチの戦いに慣れているのかなと思って試合を見たんだけれど、思った以上にムエタイよ。首相撲ありのルールだったら首相撲はめちゃ強いと思う。けっこう思い切りもいいね。ロッタンとかブアカーオみたいなイメージの戦い方とは違って、もうちょっとコテコテなムエタイに近いかな」と、ペットパノムルンのスタイルについて話す。
そのスタイルだからこそ「だから原口が三日月蹴りとか空手の技で上手く対応すれば腹を効かせられる可能性はある」と、穴もあると指摘した。
昨日行われたペットパノムルンのオンライン取材で、ペットパノムルンは9日(火)の朝に来日後、ホテルでバブル生活を送っていることを話している。武蔵は「早く来日したから調整もしっかり出来るのでは」と見たが、魔裟斗は逆に「今の日本は寒いから体調を崩すんじゃないですか」と日本の寒さが影響するのではないかとする。
2人はペットパノムルンが上手く体重を落とせるかがどうかがカギになるとした(本日13日の13:00より公開計量=ABEMAで生中継)。
一方、原口について武蔵は「でも原口ってさ、チャンピオンらしくない発言せえへん? けっこうネガティブ発言する」と原口が試合前になると弱気な発言をSNSですることを例に挙げるが、魔裟斗は「普通練習が調子いいと絶対平気だってなる選手が多い中、だから強いんじゃないですか? だから油断しないで」と、そのネガティブさが強さにつながっているとした。
原口のスタイルについて武蔵は「試合を見ているとずば抜けてこれが強いっていう必殺技みたいなのはないんやけれど、ディフェンス能力は高い」と、原口のディフェンスについて評価。魔裟斗も「もらわなければ勝てますからね」とし、武蔵は「ディフェンスが一番の技術やと思うから」とディフェンスの大切さを話した。
試合展開予想まではしなかった2人だが、武蔵はペットパノムルンについて「ペットパノムルンは(RISE)ルールには順応していると思う」と、ペットパノムルンが有利だと見ている様子。試合のカギはペットパノムルンの来日してからの調整が上手くいくかどうか、そして原口がボディを効かせられるかとディフェンス能力をどう活かせるかにかかっているようだ。