試合11日前に王者が試合をキャンセルしてくるという事態に見舞われた那須川
2019年6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール『RIZIN.16』で、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)の挑戦を受け、ISKAフリースタイルルール世界フェザー級タイトルの防衛戦を行うことが決まっていた王者アメッド・フェラージ(フランス)の欠場が発表された。
榊原信行RIZIN CEOが、5月22日(水)に生放送されたインターネット番組『RIZIN TV』の中で明らかにした。
当初、世界タイトルの防衛戦を行うことになっていたフェラージ。自信満々のコメントも送っていたのだが…
今回のタイトルマッチは、RIZINがキックボクシングの世界王座認定団体であるISKA(国際キックボクシング協会)に那須川のタイトルマッチを打診。ISKAがそれを認め、那須川が挑戦するにふさわしい王者をピックアップするとのことでフェラージがISKAより推薦された。
しかし、一昨日になってISKA本部より「フェラージが試合に出られない」との報告がRIZINにあり、フェラージ本人にも連絡をとったところ「那須川に勝てる自信がない。試合はやれない」の一点張りだったという。フェラージは5月8日のカード発表時に那須川とのバナーを自身のSNSにアップし、「これは私の次の戦いです」と告知していた。SNSの更新は14日でストップしている。
この事態を受け、ISKAはフェラージの王座をはく奪。空位となった王座を那須川と争うにふさわしいチャンピオンクラスの選手をピックアップし、今回の試合を王座決定戦にするとの決定をした。
RIZIN関係者によれば、ISKA推薦選手の決定を待ち、遅くとも来週までには那須川の新たな相手を発表するとのこと。
那須川は5月21日に自身のTwitterで「対戦相手が逃亡して変更になるらしい。舐めんなよ」と、直前になっての逃亡に怒りをあらわにしていた。
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