トーナメントを制して王座に就いた璃明武。まだ21歳になったばかりで今後の活躍が期待される
2021年10月31日(日)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.130』の一夜明け会見が、11月1日(月)都内にて行われた。
「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」準決勝・決勝の2試合を勝ち抜き、第7代Krushスーパー・バンタム級王者となった璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)が出席。前夜の試合を振り返った。
準決勝の黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)戦はダウンを奪っての判定勝ち、決勝の鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)戦は3度のダウンを奪ってのKO勝ちを収めた璃明武は「2試合ともいい勝ち方で王者になれたので良かったと思います」と胸を張る。
プロ初のベルトを10勝(4KO)1敗の好成績で手にし、「昨日ベルトを巻いてもらった時に初めてベルトに触ったので、こんなに重いんだなって。このベルトに向けてやってきたので重みを感じて良かったなと思いました」とその感想を話す。
「反響が多くて朝まで返事を返していたんですが、連絡が返し切れなかったですね」と、多くの祝福の言葉ももらったという。
2試合を通してジャブを始めとする前手(左手)の使い方が上手く、効果的だったが「元々ジャブは基本だと思うので大事にしているので」とずっと磨きをかけてきたものだとする。
それぞれの試合を振り返り、「1試合目は動きが悪くて、(ダウンを奪った)ヒザ蹴りも試合中は狙ってなかったんですが、練習でやっていた技が自然に出た形です。1試合目はそんなにいい動きではなかったんですが、2試合目はその1試合目の反省を活かして完璧な内容で良かったと思います」と決勝は実力を存分に発揮できたとした。
高いレベルの技術を証明したことになるが、「落ち着いて試合映像を見たんですが、まだ全然ノビシロがあるし、成長できるので隙をなくしてどんどんレベルを上げたいと思っています」とさらなる向上心を持つ。
王者としての今後の目標を聞かれると「このベルトの価値を高めていきたいので、Krush王者としてベルトの価値を高めること。そしてスーパー・バンタム級が盛り上がってきているので、自分がその盛り上がった中心にいると思う。K-1の同級王座が空位なので、来年王座決定トーナメントをやってもらえるのならそこでしっかりベルトを獲りたい。王者になったので、しっかり王者としての仕事をしていきたいと思います」と、スーパー・バンタム級を盛り上げると共にK-1王座を狙っていくことだと語った。