計量を一発でパスした森川（左）と松谷。初参戦の松谷を森川が迎え撃つ図式だ
2021年10月31日（日）東京・後楽園ホール『Krush.130』の前日計量＆記者会見が、30日（土）都内にて13：00より行われた。
今大会で唯一の女子マッチとなる第4試合 の女子アトム級3分3R延長1Rで対戦する、松谷綺(ALONZA ABLAZE)は44.2kgで800グラムアンダーでのパス。迎え撃つ森川侑凜(GRES 8Mile GYM）は44.85kgで計量をパスした。
今回がKrushデビュー戦となる松谷は3勝2分と無敗の18歳。キャリアは浅いながらもそのテクニックには定評がある。兄・桐と共に7月から卜部功也が代表を務めるALONZAに所属して練習を続け、8月にMIOとのエキシビションマッチでKrush初出場。前戦は『RISE』で坂田美優に判定3-0（30-27×3）の完勝を収めている。
Krushでの初の計量を終えた松谷は「特に減量もなかったのでいつも通りの感じでできました」と感想を述べ、フェイスオフで森川に睨まれたことには「怖かったです(笑)。でも試合になったら自分の方が強いので関係ないです」と笑顔。
K-1 JAPAN GROUPへの参戦については「全員が派手って言うか、出る選手全員強いって感じですね。自分が出るとは思ってもいなかったので、ちょっと緊張します。それに付いていかないと、って気持ちがあります」との印象を話す。
初戦については「ジムも変わって団体も違うので、大きいというか緊張はしますけれどいつも通りやれば問題ないかなと思います。練習してきたのでそれが出せれば、前よりかは全然強くなっていると思います」と自信をのぞかせる。
「明日は相手選手もガンガン来ると思うんですけれど、それに負けないくらい気持ちでも負けないし、パワーでもテクニックでも負けないように全力でやりたいと思います」と言い、KOを狙うかと聞かれると「狙いたいですね。何でもいいので、ハイキックかローかボディか、隙を見て倒せたらいいなと思います」と、得意とする3つの武器のいずれかでKOデビューを飾りたいと語った。
迎え撃つ森川は第8回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-45kg優勝の実績を持ち、年間表彰式の『K-1 AWARDS 2019』ではアマチュア最優秀選手賞を受賞している。2020年9月5日に開催された『KHAOS.11』にて、優勝者は「夢」を叶えることができるご褒美付きのワンデートーナメント「DREAM KHAOS」で優勝し、「一日ラウンドガールをやりたい」という夢を叶えて9月大会では颯爽とラウンドガールを務めた。
しかし、その後はNOZOMIに判定負け、Kihoと引き分けと足踏み状態が続いたが、8月7日の『Krush-EX』で2分3R常に前へ出て攻め続けるスタイルで加藤りこを破った。戦績は3勝2敗2分。NOZOMI、Kihoに続いてまたもJKファイターを迎え撃つ。
森川は公式サイトにて「9月にジムがオープンして新しい仲間も加わり、今まで以上にいろいろなタイプの選手と実践的な練習をしてきました。（対戦相手は）テクニックはあると思います。でも強いかどうかはリングで向き合わないと分からないので楽しみです。（この試合のテーマは）“常に前進ノークリンチ。殴られ上等の真っ向のファイトスタイル”です。今回は相手を壊す勢いで勝ちを取りに行きます。テクニックを上回る“力”を見てください」と松谷のテクニックを力で粉砕すると意気込み。
さらに「9月にファンを集めて誕生日会を開催したら参加者が0人だったので、来年は一人でも来てもらえるように頑張ります（笑）」と、もっと知名度と人気を上げたいと付け加えていた。
