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2021年12月31日にさいたまスーパーアリーナで大会を開催予定のRIZINが、12月29日から大晦日まで同会場を確保しており、29日に対戦が報道されている村田諒太(帝拳)vs.ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が実現すれば「制作協力する」ことが10月29日、分かった。11.20『RIZIN.32』カード発表会見後に、榊原信行CEOが明かしたもの。
国内外で、ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太が12月29日にさいたまスーパーアリーナで、IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキンとの2団体王座統一戦に臨むことが報道されているなか、RIZINの榊原CEOは、「ESPNがすっぱ抜いたのでしょうけど、そういう交渉が行われていると認識しています。(12月29日から31日の3日間、さいたまスーパーアリーナは)我々が借りています。村田の試合が決まるのであれば、制作協力とかを(する)」と語った。
続けて、「条件とかはこれからで、過去にもLDHと組んでやったりBellatorの日本大会を開催したり、いろんな形でさいたまスーパーアリーナさんの了解を得て、主催や後援や協力をしたり、業務を請け負ってご一緒することはありましたので、そういった中で29日と31日をどうするか、調整を進めています」と明かした。
関係者によれば、12月29日に試合を行う場合、28日夜から設営を始め、RIZINとは別のリングを設置することになるという。
一部では、「那須川天心と武尊が12月29日に別大会での開催が検討されていたが、さいたまスーパーアリーナの予約がキャンセルされていた」と報道されたが、実際には会場がキャンセルされた事実はなく、村田vs.ゴロフキンの可能性も含め、29日のさいたまでの試合は「調整中」であると、榊原CEOは語った。
しかし、那須川天心vs武尊のドリームカードについては、10月24日の試合後会見とトーンは変わらず、「引き続きノーコメントでお願いします」と語るにとどまり、「目途も立っていない?」と問われ、「そうですね」と答えている。果たして、12月29日から31日の年末は、どうなるか。