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【K-1】安保瑠輝也が早くも再起戦、「リングに寝てもらう」と予告した海斗に「1R目はまあまあ強いけれど、2R目からめちゃ弱い」

2021/10/28 22:10
 2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の第3弾対戦カード発表記者会見が、10月28日(木)都内にて行われた。  スーパーファイトのウェルター級3分3R延長1Rで、安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)と海斗(ポゴナ・クラブジム)が対戦する。  安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座に就いた。12月にはゲーオとの再戦で延長戦の末に判定勝ちして防衛に成功。2020年3月にはわずか3カ月のスパンで2度目の防衛戦に臨み、不可思を判定に下している。しかし、9月の3度目の防衛戦で山崎秀晃に初回KOで敗れて王座を失った。今年7月大会からウェルター級に階級を上げ、幸輝を1Rわずか53秒でKOすると、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」1回戦でアラン・ソアレス、準決勝で松岡力をKOして決勝へ進出したが、野杁正明にKOで敗れた。戦績は22勝(12KO)5敗。  海斗は『THE OUTSIDER』を経て2017年10月にKrushデビュー。強靭なフィジカルの強さを活かした攻撃力を誇り、戦績は8勝(6KO)5敗。2020年3月の「第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメント」に出場したが木村“フィリップ”ミノルの剛腕の前にマットに沈み、同年8月の「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」では近藤魁成にKO負け。今年3月には寧仁太・アリにKO負けと泥沼の3連敗。今回の安保戦に再起を懸ける。  両者は1月のK-1で対戦が組まれていたが、新型コロナウイルスの影響で大会自体が延期となり、安保の怪我もあって消滅。今回改めて対戦が組まれることになった。安保に関しては9月にワンデートーナメントで3試合戦ったばかりであり、「期間を開けた方がいいと思いましたが本人から出場したいと連絡があり、コンディションも問題ないとなって出場が決定しました」と中村拓己K-1プロデューサー。  海斗は「この間、安保選手が出ていたトーナメントを悔しい想いをしながら見ていて、今年最後の試合なのでやってやろうと思います。今3連敗していて後がないので、思いっきりいきます」との決意を口にする。  安保は「怪我からの復帰ですし、K-1の下半期の大会には全大会出ると言っていて、それが達成できることに感謝し、嬉しく思います。大阪大会では当初、僕がやりたい選手がいたのですが、その選手はケガでできないということで海斗選手になりました。正直、個人的にはやる意味を感じていません。ただ、この前、決勝戦で野杁選手に負けて、野杁選手との差はウェルター級での経験値の差。それをいち早く埋めるために、自分の経験を積む試合としてこの試合を受けました。倒すのみです」と、野杁にリベンジするための経験を積む試合だとする。 「1日3試合を経験してアバラの骨が折れたり、右耳を負傷したのですが、思ったよりも回復が早く、野杁選手との差を埋めるためにいち早く経験を積んで早く試合をしたいなと。試合間隔が空くと、戻すのに時間がかかる。野杁選手はチャンピオンになって今から休みに入ると思うのですが、俺はその間も練習して試合経験も重ねて、今はチャンピオンの野杁選手しか見てないのでそこの差を埋めるためにも試合を重ねていきたく、その想いで出場することを決めました」と、連続参戦の理由を話した。  準優勝に終わったトーナメントについては「Krushチャンピオンの松岡力選手にKOで勝って、ウェルター級で自分が通用するな、と。王者になれるなと思っていて、野杁選手ともやって自分的にも手応えがあった部分がありました。試合後、彼は何かのインタビューで『10回やって10回俺が勝つ』と言ってましたが、俺は全然そう思わないし、次やったら勝てると思ってます。1Rが終わった時の彼の表情を明確に覚えています。負けてしまいましたが、次にぶっ倒すために試合を重ねていくという気持ちです」と、打倒・野杁の手応えを感じたという。  試合間隔が空いた海斗は「今、地元・滋賀県に帰ってLEGENDジムで練習をやり直していて、今はいい感じです」と練習環境を変えたとし、「さっきから(安保が)野杁、野杁と野杁選手しか見てないみたいなので痛い目を見させて分からせてやろうと思います」と、安保が野杁の名前を連呼することに苛立った様子。ウェルター級トーナメントの感想を聞かれると「野杁選手はホンマに凄いなと。あそこに出ていた選手はみんな強かったので、僕ももっと練習して次に呼ばれるように、という気持ちしかなかったです」と歯がゆかったという。  互いの印象を聞かれると、海斗は「この階級やのに動きも速くて華もあって有名で、今回僕は負ける要素は多いのですが、地元関西でいっぱい応援に来てくれると思います。手足も長いなと思います」、安保は「1R目はまあまあ強いけれど、2R目からめちゃ弱いヤツ。今のところ、負けを含めて5試合連続でKO決着中なので普通に倒します」と評した。  そして、両者のスタイルからしてド突き合いが期待されるところだが、海斗は「自分は毎試合そういうつもりでやっています。倒します。リングに寝てもらいます」とKO宣言。安保はニヤリと笑みを浮かべて「盛り上げるのは凄く大事ですが、とにかく一番大事なのは勝つこと。海斗選手の1R目は認めている部分はあるし、あえて相手に付き合う必要はないのかなと。今作戦を立てていて、別に海斗選手のことはナメてるわけではなく、練習からすでに対策を立ててやっているので、作戦は言いませんが、楽しみにしてもらえればと思います」とド突き合いではなく作戦勝ちするとした。
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