この身長差はさすがに驚く。ゆりな(右)も熊谷の足元までは見ていなかったようだ
2021年10月17日(日)東京・新宿FACE『DEEP TOKYO IMPACT 2021~2nd ROUND~』(夜の部)の公開計量が、16日(土)都内にて13:30より行われた。
DEEP JEWELSバンタム級5分2Rで対戦する、熊谷麻里奈(K-Clann)は61.25kg、ゆりな(フリー)は60.25kgで計量をパス。
熊谷は“北の女武芸者”と呼ばれるマルチファイターで、元々はアマチュアボクシングで活躍しキックボクシングに転身。さらに2018年5月にはMMA、同年9月には素手にバンテージのみを巻いて戦う超過激格闘技ラウェイにも挑戦した。2020年8月と9月の『DEEP』でKINGレイナとキックボクシングルールで連戦して1勝1敗。2020年12月からは本格的にMMAに参戦するもケイト・ロータスとTe-aに連敗中だ。
対するゆりなは、柔道出身。コンバットレスリングや柔術の大会で経験を積み、アマチュアDEEP JEWELSではMMAとグラップリングで勝利。2020年10月にミッコ・ニルバーナとデビュー戦も2R パウンドでTKO負けとなっており、今回1年ぶりの試合で2戦目を迎える。
計量を終えた両者が並ぶと、その身長差が目を惹いた。ゆりなも思わず「身長差凄いので驚いています」と苦笑するほどだ。公式プロフィールによると熊谷は174cm、ゆりなは157㎝と身長差は17cm。しかし、どう見てもそれ以上の身長差があるようにしか見えない。
実は熊谷、ゆりなより先に計量を終え、ゆりなが計量している間にこっそりパンプスを履いていたのだ。
「驚きましたか(笑)。あのパンプス、ヒールが20cmあるんです。ハイヒールを履いた理由ですか? とても難しいですね! おしゃれな感じに見せたくて背の高さを協調しました。モデルのように見えましたか? それとも女チェ・ホンマンって感じですかね(笑)」と、公開計量の演出のひとつだと打ち明けた熊谷。
計量で顔を合わせたゆりなの印象は「とても素晴らしい筋肉が見えたので、組み技がとても強そうだなと感じました。“まずい!”と思いましたよ」と、苦手な組み技に不安そうな言葉が出たが、「前回とそこまで変わりませんが、勝てる練習をしてきたと思っています。私のイメージを覆す試合をしたいと思っています。明日は自分のスタイルで頑張ります」と、対策はできているようだった。
初白星を得るのは、熊谷か、ゆりなか。なお、同大会はPPVにてライブ配信される。