5月20日(月)都内にて『KNOCK OUT新戦略発表記者会見』が行われた。
新たにREBELSの山口元気代表をプロデューサーに迎え、“第2章”が8月18日(日)東京・大田区総合体育館『K.O CLIMAX2019』で幕を開ける。その対戦カードが発表された。
まず「KING OF KNOCK OUTスーパーバンタム級初代王座決定1DAYトーナメント」を開催。これまでKNOCK OUTのトーナメントは複数の大会に分けて行われてきたが、今回は1DAYトーナメント(1日で決勝戦まで行う)。
出場選手はISKA K-1ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/REBELS)、WKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(伊原道場/新日本キックボクシング協会)、レダ・ナラエン(オランダ)、そして6.9REBELS後楽園大会でのREBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者・KING強介(ロイヤルキングス/REBELS)vs WMC日本スーパーバンタム級王者・大野貴志(士道館新座ジム/MA日本キックボクシング連盟)の勝者の4名となる。
この内、小笠原と江幡は2018年6月のKNOCK OUTで対戦。試合を有利に進めていた小笠原が3R1分34秒、江幡のカウンターの右ストレートで逆転KO負けを喫している。会見ではトーナメント組み合わせの抽選が行われ、1回戦は江幡vsKING強介または大野、小笠原vsナラエンとなった。
これまでK-1とREBELSを主戦場に戦ってきた、REBELS 70kg級王者・日菜太(クロスポイント吉祥寺)が初参戦。ジョムトーン・チュワタナ(タイ)と対戦する。
ジョムトーンはムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムのバンタム級王座を14歳で獲得し、同スタジアムのフェザー級とスーパーフェザー級王者、WBCムエタイ世界フェザー級&ライト級王者にも君臨。2008年にはラジャダムナンのMVPにも選ばれた。2011年10月に来日し、大和哲也から大差の判定勝ちを収めている。
2010年からはボクシングも始め、2012年5月にOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得。わずか10戦目にしてWBA世界スーパーフェザー級10位にランクインし、2015年5月にはあの内山高志とWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチを争っている(内山が2RでTKO勝ち)。
また、ムエタイ復帰後は2016年にクンルンファイトの70kg世界トーナメントで準優勝、2017年7月に日菜太と同門のT-98をパンチ&ローキックで2RにTKO勝ちした。その他にもウォーレン・スティーブルマンズ、イ・ソンヒョン、ダビッド・キリアといった各国の強豪選手に勝利しており、ムエタイの戦績は200勝を超える。5月16日にはタイ・ラジャダムナンスタジアムに5年ぶりの復帰、トップ選手のサッグモンコンにヒザ蹴りでKO勝ちした。
日菜太は今年2月大会でラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者シップムーン・シットシェフブンタムを3RにローキックでKOしているが、ジョムトーンはそれよりも格段上の世界的大物。KNOCK OUT初参戦にして大勝負を迎えることとなった。
なお、この試合は「REBELS提供試合」としてKNOCK OUTのヒジ打ち・首相撲ありルールではなく、ヒジ打ち無し・首相撲制限あり(攻撃が続く場合のみ有効)のREBELSルールで行われる。
会見では今後の参戦予定選手として、新日本キックボクシング協会から江幡睦、勝次、重森陽太、斗吾、リカルド ブラボが出席。REBELSからは壱・センチャイ、T-98、丹羽圭介、ぱんちゃん璃奈、良太郎が出席した。