記者会見に出席したRENAと山本美憂(C)RIZIN FF
2021年11月20日(土)の『Yogibo presents RIZIN.32』沖縄アリーナ大会の会見が10月13日、同所にて行われた。
女子MMAルール5分3RでRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)と山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)が対戦する。
両者は、2016年9月25日さいたま大会以来、5年2カ月ぶりの再戦。当時、MMA2戦目のRENAが、MMAデビュー戦の山本を1R 4分50秒、ニンジャチョークで極めて一本勝ちしている。
その後、RENAはMMA戦績を11勝3敗とし、2019年6月には米国Bellatorにも参戦。リンジー・ヴァンザントに1R リアネイキドチョークで一本負けも、2019年大晦日にヴァンザントを3R TKOに降してリヴェンジを果たし、2020年9月の前戦では富松恵美にも判定勝ちするなど現在3連勝中。1年2カ月ぶりの試合となる。
山本は、2018年7月から4連勝を飾るなどMMA6勝5敗に。2020年12月31日の前戦ではRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチで浜崎朱加に挑戦も、1R ネックシザースで一本負け。今回が再起戦となる。
2017年7月に弟の山本“KID”徳郁が沖縄県糸満市にKRAZYBEE沖縄支部を設立し、同所で、山本美憂、アーセンを強化すると同時に、プロ選手の育成を目指していたこともあり、山本KID徳郁が残した沖縄ジムで練習も積んでいた。
会見で山本は「沖縄と聞いてぜひ出場させて欲しいと思いました。なぜなら、自分がデビュー戦で負けてその後にKIDとアーセンと家族で沖縄に移って、その中でたくさんの方にお世話になりました。家族ともいえるような人たちが沖縄にはたくさんいるので成長した自分の姿を見てもらいたいなと思っています。それが皆さんへの恩返しになるのではないかなと思っています。デビュー戦の頃よりはだいぶ強くなったと思うので、皆さんには私とRENA選手で凄くいい試合をお見せすることが出来ると思います。今回リベンジします」と、思い入れのある沖縄でRENAへのリベンジを果たしたいと宣言。
迎え撃つRENAは「約1年ちょっとぶりの試合にはなりましたが練習を積み重ねて強くなっている自信があります。沖縄大好きで毎年来させてもらっていて、そんな大好きな沖縄で試合が出来ること、そして山本美憂さんという素晴らしい選手とメインをはらせてもらうことを本当に嬉しく思っています。1回対戦はさせていただいて、山本美憂さんと私は勝手ながら運命を感じていて。山本美憂さんとだからこそ時代を動かせたというか、ギアを上げられたと思うし、2回目があるからこそもっともっとギアを上げられる、女子格闘技の注目を集められると思うので、凄くワクワクしています」と意気込み。
続けて「私自身、最終章へ向けて、この試合勝つか負けるかでだいぶ人生が変わってくると思うので、ここはリベンジさせずに、私も華やかに試合をしていきたいと思います。来年へ向けて絶対に負けられないです。頑張ります」と、この一戦をもう一度女子格闘技の起爆剤にしたいとし、引退を予定している来年へ向けて負けられないと語った。