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【K-1】壬生狼一輝がグレート・ニタならぬグレート・ミブで登場、黒田斗真とリベンジマッチ

2021/10/11 20:10
【K-1】壬生狼一輝がグレート・ニタならぬグレート・ミブで登場、黒田斗真とリベンジマッチ

黒田(左)も巻き込んでの寸劇を繰り広げた壬生狼

 2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の第一弾対戦カード発表記者会見が、10月11日(月)都内にて行われた。

 スーパーファイトのK-1バンタム級3分3R延長1Rで、黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)と壬生狼一輝(力道場静岡)がダイレクトリマッチを行う。


 黒田は小学3年生で少林寺拳法を学び、その後キックボクシングを始める。しかし次第にドロップアウトし、格闘技から離れていた時期もあったが、兄・勇斗からの『お前と一緒に格闘技をやりたい』という手紙をきっかけに再び格闘技の道へ。2020年の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメントでは1回戦で多久田和馬に勝利。準決勝では吉岡ビギンに敗れた。しかし、2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で池田幸司をKO、準決勝で松本日向からダウンを奪っての判定勝ち、決勝は壬生狼をKOして圧倒的な強さで優勝を果たした。戦績は7勝(4KO)2敗1分。


 壬生狼は幼稚園から日本拳法を学び、のちにキックボクシングに転向。地元・福岡と九州の大会でキャリアを積み、高校在学中にプロデビュー。九州のキックボクシングイベント「大和」のバンタム級王座も獲得した。高校卒業時に福岡を離れ、力道場静岡に入門。ジムの2階で寝泊まりしながら練習漬けの日々を過ごす。2020年8月にKrush-EXで勝利を収めると、同年11月のK-1福岡大会で元Krushバンタム級王者・晃貴を、2021年1月のKrushでは松本日向を撃破。3月には吉岡ビギンをも破り第7代Krushバンタム級王座を獲得した。しかし、前述のように黒田にプロ初黒星を付けられている。戦績は12勝(2KO)1敗。

 壬生狼はグレート・ニタのコスプレで姿を現わすと黒田と寸劇を繰り広げ、最後は乳首を挟んだ洗濯ばさみを引っ張られて悶絶。黒田は「“無”でした」と寸劇に付き合った感想を述べ、壬生狼は「乳首から血が出とる!」キレていた。


 壬生狼は「今日は一輝の代理で来ました。ワシが誰か分からんと思うから自己紹介します。ワシは一輝の腹違いの兄グレート・ミブです。一輝は敗戦で絶賛引き込もり中です。家に引きこもっていますが、試合までに復活させます。相手の印象は一言で言えばブラックパンサー黒田です。今回ブラックパンサー黒田の地元・大阪ということで、黒田選手に花を持たせたいところですがそういうわけにはいかんのじゃあ!」と、大仁田厚劇場ならぬ壬生狼劇場。


 黒田は「5月30日のトーナメント以来、約半年ぶりの試合になりますが、いろいろな団体があると思いますが53kgはK-1の黒田が一番強いことを証明したいと思っています」と挨拶。温度差が凄かった。


 ダイレクトリマッチになったことに、壬生狼は「まあ、この前の試合は名勝負数え歌の一発目じゃあ。これから十番勝負があると思うとる。だからあの負けは気にしてません。そして今回も名勝負をしっかり残してワシがこのバンタム級を盛り上げないかんじゃろう! と一輝が言っていました」と、黒田との戦いはこれからも続くとし、黒田は「こんなに早く再戦が組まれるとは思っていなくてビックリしました。この半年間で僕も壬生狼選手も強くなっていると思いますが、油断する気はないのでしっかり作っていきたいと思います」と前回の勝利にも油断はないとした。


 黒田は壬生狼を「試合ではパンチも蹴りも出来てバランスもとれた選手。会見では面白い選手ですが、自分が全部美味しいところをいただこうと思っています」と評する。その上で「前の試合は距離を取って倒すスタイルでしたが、今回は打ち合いたいなと思っているので打ち合いを練習しています」と打ち合いをしたいと宣言。


 その理由を聞かれると「前の試合は早く終わってしまいすぎて印象もないので、今回はちょっとは長く戦いたいと思っています。その中で最後は倒して行ければと思います。盛り上げたいのはもちろんですが、前の試合とは違った黒田を見せたいからです」と、余裕ともとれる理由を述べた。


 それに対して壬生狼は、前回よりもどう成長したかを聞かれると「そのことについては兄じゃから知らん」ととぼけ、「ブラックパンサーが言った通り、31秒で負けとるから今回は2R、3Rいってワシが勝つ、とりあえず勝つ。それが目標じゃあ!」と、とにかく勝利するという。黒田の打ち合い宣言には「相手が打ち合いで来たらワシも打ち合いで行くし、相手がテクニック合戦で来たらテクニック合戦で行く」と、ファイトスタイルは黒田の出方次第だと話した。

 また、黒田は地元・大阪での試合に「地元で出来るのは嬉しい。大阪での試合は2年ぶり(2019年8月)だと思うので、前回プレリミナリーファイトで引き分けの試合になっているので今回はしっかり倒して、自分の中ではリベンジマッチだと思っています」と、今回はKOで締めくくりたいとした。

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