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【RIZIN】浅倉カンナに挑む柔道出身の二冠王・大島沙緒里「出ることだけが目標ではない。一本で勝とうと思っています」

2021/10/10 01:10
 2021年10月24日(日)神奈川・ぴあアリーナMM『Yogibo presents RIZIN.31』にて、浅倉カンナ(パラエストラ松戸)と女子スーパーアトム級(-49kg)5分3Rで対戦するDEEPミクロ級&DEEP JEWELSアトム級二冠王・大島沙緒里(AACC)が9日(土)都内にて公開練習を行った。  大島は2分間のグラップリングのみのスパーリングを披露。浅倉にテイクダウンされることを想定してか、自分が下になってのディフェンスやスクランブルの状態を作り出す動きを見せた。  質疑応答で公開練習の意図を聞かれると「本番は打撃もあるので、それも頭の中で考えつつ、落ち着いてやっていました」とパウンドなどグラウンドでの打撃も想定しながら動いていたと説明。  RIZIN初参戦については「みんなが出たいRIZINの舞台で試合をさせてもらえるのは凄く嬉しいですし、チャンスをものにしたいなと思っています」とし、2019年11月プロデビューから2年足らずでRIZINの舞台にたどり着いたことには「正直、こんなに早く出させてもらえるとは思っていなくて。でもベルトを獲って、今試合をしないともったいないなと思ってRIZINに出させてもらいました」と、“チャンス”と捉えている部分が大きいようだ。 「AACCにはRENAさんや(浜崎)朱加さん、あいさんも一緒に練習しているので、その3人の方から話しを聞いたりすることもあります。結構緊張するタイプなので。相手は場慣れしているから…というようなことをけっこう言われるんですけれど、私も長く柔道をやっていて勝負の世界にいたので、試合前はかなり緊張しますが、リングに上がったらちゃんと気持ちの切り替えができるようになっているので、そこは心配ないです」と、初の大舞台にも心配はないとする。  AACC女子部のリーダー格である浜崎朱加、練習仲間であるRENAは浅倉との対戦経験があるが「(意識したのは)試合が決まってからですね。まだその時は戦うと思って試合を見ていませんでした」という。  浅倉の弱点は見つけたかとの問いには「相手の弱点よりかは自分の得意を今は伸ばしているところです」とし、噛み合う試合展開が出来そうかと聞かれると「噛み合わせようと思ってやっているので」との答え。 「私(のスタイル)はずっと一本を獲ることなので、アームロック以外でも十字で極めたりもしていますし、他の関節技も練習しているので、どれで一本取るかは決めていませんが、一本で勝とうと思っています」と、浅倉からサブミッションで一本を取ると堂々の宣言。  得意技は何かとの質問には「柔道で関節技をあまり練習していなかったんですけれど、総合格闘技を始めた時はアームロックだけしか出来なくて。2年ちょっと経って他の関節技での得意技はありますがここでは言えないです」と、まだ試合で見せていない技がありそう。 「私はあまり考えるタイプではなく、相手の動きに合わせてグラップリングもするタイプなので。アームロックは警戒していると思うので、アームロックで極めようとは思っていないです」と、最も得意とするアームロックは浅倉が警戒してくるだろうからフィニッシュにはならないと予測する。  また、「最初の頃は全然打撃ができなくて、打撃をもらいながらタックル行って、投げて、でしたが、今は打撃とグラップリングを分けて練習したり、ミックスした練習もしているので、打撃も少しずつ出来るようになっています」と、自身の成長を感じている。  大島の夫は2018年の『講道館杯全日本体重別選手権』男子60kg級優勝の大島優磨で現在、来月で3歳になる双子の娘を育てる母親でもある。そのため、家庭との両立についての質問が多くされた。 「私が3歳から柔道を始めているので、3歳になったら柔道を始めさせようと思って、柔道着は買っています」と笑い、「子供が大きくなって写真で見返した時に『お母さんはこの舞台で戦っていた』というのを見せたい。そこで勝つのと負けるのでは全然違うので、やっぱり勝ったというのを子どもたちに言いたいです」との目標を掲げる。  RIZINという大舞台に上がることによって「私はママファイターとして試合をしているので、子育てを頑張るお母さんたちに頑張っている姿を見てもらいたいのと、私は身体が小さいので、小さくてもガンガン前に出て攻めに行くタイプなので小さくても戦えるところも見せたいです」と、2つのメッセージも伝えたいとする。 「最初の頃は全然練習できなくて2週間に1回とか、トレーニングも全く出来ない状態でアマチュアやプロの試合に出ていましたが、試合をしているうちに応援してくださる方やスポンサーが増えて、今は幼稚園に預けることが出来て。一時保育を使ってやっていますが、なかなか上手く両立はできているかと言われると、出来ていないかもしれないですね」と両立は難しいとしながらも、「育児には休みがないので、トレーニングから帰ったら育児や家事があったりするので本当に空いている時間にトレーニングをしています。出来る時が限られているので練習の質を高めてやることを意識して、集中した練習ができていると思います」と限られた時間の中で集中した練習が出来ているとした。  他の競技でも家庭を持ちながら活動しているアスリートは多いが、刺激を受ける存在はいるかと聞かれると「特別この選手というのはいませんが、総合格闘技はママさんファイターがけっこう多いので、その人たちが頑張っている姿を見ると自分も頑張らないと、という気持ちに勝手になっています」と同じMMAの選手から刺激を受けるという。  世の母たちに見て欲しいところは、との質問には「特にここというのはないですが、私自身、初めての育児で双子だったので、今でも子供と一緒に泣くこともあるんですが、そうやって苦労しながらも試合ではガンガン前に攻めていくので、本当に頑張っている姿を見てもらえたら、勇気づけられるのかなと思います」と頑張る姿を見せたいとする。  そんな大島はどのようにモチベーションを作るのか。そう聞かれると「試合がコンスタントにありますし、いろいろな階級で出ているのもあるので、試合が決まるとモチベーションはすぐ変わります。何か目標がある、楽しみがあると頑張れるので。どうしても育児だけでは『わー!』っとなるので、総合の練習で身体を動かすと育児もはかどるようになったりとか、私は両方あるから出来ているのかなと思います」と、試合や練習で気持ちが変わるとした。  そして「RIZINに初参戦しますが、やっぱり出ることだけが目標ではないので、このチャンスをものにしないと始まらないと思っています。ベルトを持って戦う以上は勝ちに行きたいと思うので、応援よろしくお願いします」との決意を最後に語った。
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