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【RIZIN】朝倉未来が左足靭帯損傷も「大晦日は出られる」。『勝ったら1千万』企画は「萩原くんが代わりに出れば面白い」

2021/10/08 13:10
 2021年10月2日、『RIZIN LANDMARK vol.1』のメインイベントで、萩原京平(SMOKER GYM)に判定勝ちした朝倉未来(トライフォース赤坂)が7日、YouTubeを更新。萩原戦で負った足の怪我の具合を報告し、今後の展開について仰天プランをぶち上げた。  試合翌日の配信で、1Rに自らの蹴りで左足首を傷めたことを明かしていた朝倉未来。 「(コナー・)マクレガーとか足が折れていたじゃん。それになったらヤバいなと思って、めっちゃ足がグラグラしていたから、思いっ切り(足を)着くと、バキッと行きそうな感覚があった」と骨折を危惧していたが、診断の結果は、左足関節の靭帯損傷で「6週間で走れるようになる」という。 「病院でMRIとレントゲンを撮った結果、骨折はしていなかった。『ヒビの痕がある』と言われたけど、それは今回のものじゃなかった(笑)。6週間と言われたけど、俺の親父も弟も、遺伝子的に蛇のように治る速さが異常なんですよ。治癒能力が高いから、俺の場合は3週間、普通の人の半分で治ると思います」と、これまでの怪我の治療でも早期に完治した自信を見せた。  実際に動いてみると「縦の動きはいいけど、横に捻るとき、方向転換するときにビキッと電撃が走る。マジで痛かったけど、いまはグニャグニャって感じではなくなって、腫れもだいぶ引いてきて、歩くのも痛かったのが、もう普通に歩けるようになった」という。  心配されていた次戦は、「大晦日は試合出れます。接骨院の方も動画を見たときに『格闘技人生に支障が出るから早く固定しないとヤバい』と連絡くれて、俺も心配していたけど、大事に至らなくてよかった」と、予定通り、年末決戦に臨むことを語った。  治療期間中も年末に向けて、「体力が落ちないように、上半身の強化や、この足でも出来るようにテーピングで固定してバイクを漕いだり、出来ることをやろうと土居(進)トレーナーとも話している」という。  萩原戦前には、1R・11分の長時間スパーリングを敢行。さらに、スパーリング相手を3人用意して、次々に相手をするかけ稽古も行ってきたこともあり、「あと2、3Rはいけた」という。「最後の方で、(萩原の)顔をみたらめっちゃ疲れてるから『動けよ』って言っちゃった」というほど、スタミナ強化に手応えを得た。  怪我を完治させ、大晦日に照準を定めるが、気掛かりなのは、10月31日(日)に予定されているABEMAの『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』企画の出演だ。 [nextpage] 『萩原京平に勝ったら1000万円』にしたら──  朝倉は、「ちょっと延ばした方がいいね、ということになって、11月の中旬とかになるのかもしれないです。ぶっちゃけ年末が近いんで、あんまり……なんですけど、最初からやるって言っちゃったんでまあしょうがない。俺と戦いたいヤツもめちゃくちゃ来ていてオーディションも結構始まってるんでね」と、大晦日前のバトルが延期される可能性を示唆する。一方で、延期になれば、その分、RIZIN大晦日大会の調整に影響が出ることになる。  そんな状況下で朝倉が提案したのが、代役の出演だ。 「会見で萩原くんが『俺が代わりに出てやるよ』って言ってたじゃん。ワンチャン、 10月31日のままにして『萩原京平に勝ったら1000万円』になったら面白いかもね。俺の代わりに出てきたとなったら話題性もあるし、熱い展開なんだけど。ただ、彼も怪我があると思うから分からないけど、ABEMAもいつか俺も(1000万企画を)やってくれるという補償があれば、最高の形になる。あとは彼が『俺がやってやる』と出てくれば、決まっちゃうかもしれないよ。でも1日で4~5人と戦わなくちゃいけないんんで、結構大変ですけど」と、拳を交えた萩原が、自身の代わりとして出演するのもあり、だとした。  RIZINによる新シリーズ『LANDMARK』の幕開けを担った朝倉未来。  RIZIN初のスタジオマッチは、「昔の地下格(闘技)みたいな。萩原くんも地下格出身だし、俺もTHE OUTSIDERに出る前に6、7戦、地下格に出ていたし、成人式に出ずに、変なクラブのめっちゃ小さな金網の試合に出て、チョークスリーパーでやられて落胆して帰った記憶がある。そこからよくここまでよく来たよね」と、原点を想起させる試合だったという。  3,800円のPPVは、「7、8万件はいっていると思う」という。直前に購入が殺到したため、遅延のトラブルが起きたが、『LANDMARK』は2億から3億の売上を叩き出したことになる。しかし、YouTuberでもある朝倉は、新シリーズの船出を楽観視はしていない。 「今後も『LANDMARK』が興行として成り立つかが問題。俺だから──俺と萩原くんの試合だから売れた。これがほかの選手でもそうなるかどうかは、また別の話」という。 「U-NEXTのアクセスがヤバすぎてサーバーダウンしたみたいで、たくさんの方があの試合に興味を持ってくれたみたいで、そこは対戦相手にも感謝ですね。彼は“役作り”でやってるわけじゃなく、本当に喧嘩が強いと思うし、メンタルが強いタイプ。やっぱり自分が劣勢な状況で下からヒジとが入れて来たり、そういう所ってメンタル強い奴じゃないと出来ないから、こっから実力がもうちょっとついてきたら、2、3年後とかにはスターになるかもしれないですね。冷酷で、似た匂いを感じました」と、対戦相手の萩原の存在感も評価する。  次回『LANDMARK』は2022年1月開催を予定。今後も無観客試合に呼ばれたいか? と問われた朝倉は語る。 「それだと俺、なんか観客無しの大会ばっか出ることになるじゃん(苦笑)。それはちょっと厳しいな。やっぱり観客の前で試合をするのは醍醐味だから」  試合後には、解説席の斎藤裕に「斎藤選手とクレベル選手にやり返すためにすごいキツイ練習をしてきました。また年末とかに受けてもらえたら」と王座挑戦をアピールした。 「やっぱり俺が巻かないともっと盛り上がらないのかなと思っていて。RIZINのフェザー級のチャンピオンベルトは俺が一番似合うと思うので。それに今までも“俺が引っ張ってきた”という自負があって、リベンジしたいのも含めてチャンピオンベルトを巻きたい」と、常に自身を中心にRIZINフェザー級が動いてきた自負ゆえに、その象徴であるベルトを、観客で埋まったさいたまスーパーアリーナで巻きたいと語る。 「次はリヴェンジに向けて、よりキツい練習でもしていきますか」──再びRIZINは、朝倉未来を中心に動き始めるか。
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