K-1K-1
K-1
レポート

【KRUSH】木村"フィリップ”ミノルがダウン喫するも逆転KOで初防衛、近藤魁成との強打者対決制す

2019/05/19 13:05
【KRUSH】木村"フィリップ”ミノルがダウン喫するも逆転KOで初防衛、近藤魁成との強打者対決制す

ダウンを奪われた木村だが、持ち前の剛腕でダウンを奪い返してKO勝ち

2019年5月18日(土)東京・後楽園ホールで『K-1 KRUSH FIGHT.101』が開催された。

▼ダブルメインイベント第2試合 K-1 KRUSH FIGHTウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R・延長1R
〇木村"フィリップ”ミノル(王者/K-1ジム五反田チームキングス)
[2R1分43秒 KO] ※左ボディブロー
×近藤魁成(挑戦者/大成会館/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
※木村が初防衛に成功。


 木村は昨年11月のジョーダン・ピケオー戦の敗戦後、世界と対等に戦うために徹底したフィジカルトレーニングに励んできた。今回が初防衛戦。

 近藤は高校生たちの戦う甲子園『K-1甲子園』を2017・2018年と連覇。プロデビューは2018年3月で、現在までの戦績は2勝(2KO)1分。無敗とはいえ僅か3戦目で王座に挑戦する大抜擢を受けた17歳。


 1R、ジャブで先制する近藤に木村はさっそく強打の左右フック、左ボディを打ち込んでいく。近藤は左ハイ、前蹴り、右ローと蹴り技でけん制。ボディを打って一度下がった木村は、前へ出てきた近藤に再びボディを狙ったが、そこへ近藤が左ヒザを突き上げた。アゴにもらった木村はダウン。

 残り時間は1分半、ダメージの色が濃い木村に近藤がパンチで襲い掛かる。しかし、ここで木村は守りに入らず、前に出てくる近藤を強打で迎撃。右フックに大きくバランスを崩す近藤。さらに木村は左フックからの右フックでダウンを奪い返す。木村はさらに左右フックで畳みかけ、近藤もヒザを突き刺す。エキサイティングな1Rとなった。


 2R、笑顔を浮かべた近藤はジャブの連打から右ストレートを伸ばす。なぎ倒すような左右フックで前へ出る木村に、近藤はボディへヒザを突き刺す。しかし木村は強烈な左ボディで再びダウンを奪う。木村は左右フックと左右のボディで追い詰め、左ボディの連打でダウンを追加。近藤はうずくまったまま立つことが出来ず、木村が激闘を制した。


 木村は「これだけ下馬評で不利なアンダードッグな相手として組まれた、僕は一度意識が飛んだんですが、そこまで家族みんなで切磋琢磨して僕に勝つために仕上げてきてくれた近藤選手、ジムのみんな、家族の人たちに大きな拍手をお願いします」と、まずは挑戦者を称えるマイク。


 続けて「正直、僕は防衛が出来たことより彼が強くて必死になりました。世界へ行くにはまだまだ足りないですね。いい勉強になりました。近藤選手のことが改めて好きになりました。近藤選手を見守っていきたいと思います。そしていつかまた試合が出来たらいいなと思います。最高のファイターなのでこれからも一緒にチャンピオンを目指してやっていきましょう」と、ライバルとして認める。

 最後には「今日はこんな感じだったんですが、みんなの前でもっと試合をしていきたくて、両国国技館大会も僕は出ます。K-1両国大会で僕が大暴れするところを見に来てください。会場をぶち上げます」と、6・30両国大会を盛り上げる宣言した。

▼ダブルメインイベント第1試合 第2代K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級王座決定戦 3分3R延長1R
×C-ZUKA(T-GYM)
[3R 1分34秒 KO] ※右ストレート
◯高梨knuckle美穂(Y'ZD GYM)
※高梨が新王者に

2Rに右ストレート、左フックでダウンを奪う高梨。3R、コーナーに詰めた高梨が左右フックラッシュ。C-ZUKAが崩れたところでレフェリーがスタンディングダウンを宣告。セコンドからタオルが投入された。

▼第6試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/第6代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者)
[判定0-3]※27-30×2、26-30
◯友尊(TEAM K)

3R、友尊の左クロスに郷州はダウン。立ち上がり猛反撃も及ばず。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント