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【RIZIN】斎藤裕の「一連の出来事は忘れない」について榊原CEOが説明、タイトルマッチ延期もあった

2021/10/04 19:10
 2021年10月24日(日)神奈川・ぴあアリーナMMで開催される『Yogibo presents RIZIN.31』の対戦カード発表記者会見が、10月4日(月)都内にて行われた。  メインイベントで行われるRIZINフェザー級王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)の初防衛戦は、DEEP同級王者の牛久絢太郎(K-Clann)が挑戦することが発表された。  会見後、榊原信行RIZIN CEOは9月30日の記者会見後の囲み取材で「(クレベルが)24日に体重を落として『チャンピオンベルトにチャレンジしたいよ』と言ってこない限りは、こっちから声をかけるまでもないと思っています」と発言したことに、クレベルサイドからのアクションはなかったと話した。  そして、斎藤のSNSにクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が「年末に会いたい」とお願いを現わす手を合わせた絵文字と共に投稿。これに斎藤が「今回の件は当事者として思うことが多々ある。掘り返すつもりはないけど、一連の出来事は忘れない」と、憤りを感じさせる投稿を返したことについて説明した。 「僕はクレベルのことを非難している気はないんですよ。感情的に何かを言っている話ではなく、クレベルが10月24日では体重が落ちないから受けられないと。僕らは3カ月以上前からオファーして、タイトルが欲しいなら普通落としてくるよね、その程度なんだねって。(大晦日から)3試合しているからというのなら、休みたいなら休めばいい。それも別に強要する話ではない。斎藤選手はチャンピオンで、怪我を6月に負いながらもRIZINという点を線につなげるために、年間7回しかやらないところで王者である以上は、ここでタイトルマッチを最強のチャレンジャーであるクレベルとやってくれという話に、『分かりました』と。それを挑戦者側の理由で受けられない。僕らとしてもそれは本当に組みたかったし、それがき決まれば10月24日は安泰とは言わないけれど一応テーマがハッキリする。 (写真)10・24は名乗りを上げたDEEP同級王者の牛久絢太郎と初防衛戦を行うことが決まった どうしても組みたいから9月の上旬にマネージメントとお話をして、体重を落として10月24日に何とかお願いできないかと言ったら、11月7日だったら受けるって言ったんですよ。体重を落として。困ったなと思いつつ、必死に会場を探したんです。フジテレビから何から手を尽くして、11月7日の会場が見つかりました。斎藤選手にも、本当に申し訳ないが10月24日のタイトルマッチを11月7日にお願いしたい、大晦日まで2カ月切ってしまうけれどそれでお願いできますか、相手はクレベルですと。斎藤は『やります。2週間伸びてもRIZINの流れは大事ですものね、受けますよ』と言ってくれて。  それで出来ますよと(クレベルサイドに)伝えたら、診断書が出てきたんですよ。全治1カ月。だったら、我々のオフィシャルのドクターの診断を受けてくれと言ったら、それは受けられないと。まだ9月の中旬前ですよ。全治1カ月なら間に合いますよね、チャンピオンも主催者も大会の日程を変えてでもこのカードを組みたいと思っているのだから、11月7日ならやれるって言ったじゃないですかと言ったんですが、選手に無理させないでください、怪我だからと。  そういう一連のことが斎藤選手としても、彼は譲れるところは全部譲ったわけですよ。そうしたら9月19日にヤマニハのセコンドとして(クレベルが)走っているところを(RIZINの)スタッフが見ているんです。足首を怪我しているんじゃないの? って。そういう選手とはここから先も信頼関係が築けないから。本当に困っている時は困っていると言って欲しいし、僕らが困っている時は一緒に助け合って欲しい。せっかく熱が生まれても格闘技って点だから、それを線にしてみんなでバトンをつないでいこうと会見のたびに言ってるじゃないですか。  斎藤にSNSか何かでクレベルが大晦日にうんぬんって言っているんでしょう。斎藤だってコンフューズ(困惑、混乱)しますよ。契約をして主催者がマッチメイクして出すのに、斎藤に突っかかっても意味ないじゃないですか。(朝倉)未来だって2日に足首をやった(怪我をした)んですよ。それでも『ちょっと足首が痛いけれど24日は俺が行った方が盛り上がりますよね。俺、行きたいです』って言ってくれたんです。そういう選手と一緒に大会を紡いでいきたいですよ」  斎藤裕と朝倉未来の男気溢れるエピソードを明らかにした榊原CEO。クレベルはこのまま斎藤、朝倉と対戦することなくRIZINの舞台から姿を消すのか。  なお、クレベルと同じボンサイ柔術のRIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザに関しては「契約があります。6月が終わった後に大晦日まで時間を取りたいと。これは僕らも理解しているんですよ。サトシとはこれからもチャンピオンとして、大晦日にも。本当はもう1試合くらい本当はして欲しいなとの思いではいたけれど、いいんじゃないか」とのことで次戦は大晦日になると話した。
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