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【RIZIN】王者・斎藤裕「衝撃の結末を目指す。朝倉選手よりはいい試合をしたいと思います」、挑戦者・牛久絢太郎は「格闘家人生全てを懸けてぶち壊しに行く」

2021/10/04 15:10
 2021年10月24日(日)神奈川・ぴあアリーナMMで開催される『Yogibo presents RIZIN.31』の対戦カード発表記者会見が、10月4日(月)都内にて行われた。  メインイベントでRIZINフェザー級タイトルマッチとして、王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)に、DEEP同級王者の牛久絢太郎(K-Clann)が挑戦する。  会見に出席した牛久は「DEEPから来ました牛久絢太郎です。今回初参戦でタイトルマッチに選んでいただき、RIZINの関係者の皆様、そして何より斎藤チャンピオンありがとうございます。今いろいろと言われてますけれど僕の格闘家人生全てを懸けてぶち壊しに行きます」と宣言。  牛久の「いろいろと言われてますけれど」というのは、会見の冒頭での榊原信行CEOからの「この2人の結果によっては斎藤裕vs朝倉未来ということが、ファンの声にも耳を傾けながら大晦日に実現するかもしれない」との発言を受けてのものだ。  迎え撃つ斎藤は「対戦相手が正式に牛久選手に決まったということで、10月2日の朝倉選手と萩原選手の結果次第でいろいろとあるのかなと思っていたんですけれど、先週の木曜日の会見でベルトを懸けて戦いますと言った以上はRIZIN側に提示された相手とやる覚悟でいたので。今回の試合は自分がメインでタイトルをやるという、そこが凄く重要なところだと思います。なので変わらず序盤からぶっ倒しに行きますので楽しみにしてください」と意気込みを語った。  互いの印象を聞かれると、牛久は「打撃・寝技・レスリング全部が出来て総合の際の攻防に対する反応が凄く早くて、試合を見ているんですけれどかなり頭のいい選手だという印象があります。しっかりチームで研究して、その動きをしっかり試合で出していたので凄く頭のいい選手だし、それを実行する力があるという印象があります」、斎藤は「若くてDEEPの現役王者なので、試合数もかなりこなしていますし、それなりに修羅場というか厳しい戦いを乗り越えてきた挑戦者にふさわしい選手だと思います」とそれぞれ評した。  オファーを受けて最初に相手の名前を聞いた時、牛久は「凄く嬉しかったです」という。それに対して斎藤は「牛久選手の試合はパンクラス時代からずっと見ています。DEEPに参戦してからも試合は全部見ています。最初は決定という話ではなかったので、牛久選手の名前を聞いた時は少し驚きがありました。クレベル選手の件があったのでどういう感じになるのかなと僕自身思っていたんですが、クレベル選手の流れからの牛久選手という名前だったので、全く違うタイプだなっていう驚きですかね」と驚きがあった。  結果によっては大晦日で朝倉戦があるかもしれないとの話について、斎藤は「先の事は分からないので、そういう話があがっていたとしても僕は10月24日の戦いに全てを懸けてと思っているので、今から年末のことどうとかはないです」と、今回の挑戦者をリスペクトした答え。 牛久は「僕も覚悟を決めてRIZINの舞台に上がりますので、僕のその覚悟をしっかり見ていただけたら嬉しいです」と“覚悟”を持って臨むとする。  斎藤は牛久のようなタイプについて「僕もいろいろなタイプの選手との対戦経験があるし、牛久選手と同じではないですが似たような選手との対戦も何回もあります。苦しい展開になることも、もちろん想定しています」とし、「いろいろな攻防があった上で、最後は衝撃の結末、KOを目指して頑張りたい」と衝撃のフィニッシュを見せたいとした。  また、朝倉未来の「実力は確かにあるんですが、格闘技の選手として華がないと思う、正直。求心力もないと思う。俺はチャンピオン失格だと思っていますね」との発言を跳ね返すような試合を見せるか、と聞かれると「華があるないは良く分からないですが(笑)。その人の考えとかいろいろあると思います。朝倉選手よりはいい試合をしたいと思いますね」と答えた。 (写真)タイトルマッチ調印式も行われた 朝倉がリベンジを望んでいることには「対戦したいと言われるのは素直に嬉しいと思います。ただ、また巡り合うのかどうかはまた別の話として。2人が一番いい時というか、皆さんが見たい、本当にファンの皆さんの機運が高まった時にやるのが一番形としては美しいと思う」との見解を示し、「僕はとにかく10月24日にいい試合をするとの気持ちがあるので、その試合を見て欲しいです」とまずは牛久戦に注目して欲しいと話した。  そして「会場で見ているお客さんや有料で(配信を)ご購入された皆様が、声を上げるような試合がいい試合だと思いますね。選手はみんなそうだと思いますけれど、100%以上で頑張りますが、それが見ている人に伝わらなければいい試合だとは言えないのかなと思うので、そういう意味での自分の気持ちを見せたいと思います」と、伝える試合をやりたいと締めくくった。
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