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【RIZIN】斎藤裕チャンピオンとしての憤り――「一連の出来事は忘れない」

2021/10/03 18:10
 2021年10月2日(土)、RIZINの新シリーズ『RIZIN LANDMARK vol.1』がU-NEXTにてPPV配信された。  同番組で解説を務めたRIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)は、大会終了後に自身のSNSを更新。「色々なトラブルがありながらRIZINランドマークの解説が無事に終了しました。選手の戦いを近くで見れて更に気合いが入りました。10月24日に集中していきます」と、10月24日(日)神奈川・ぴあアリーナMM『Yogibo presents RIZIN.31』で予定される初防衛戦へ向けて意気込んだ。  中継の冒頭では、斎藤へのコメントを求められた朝倉未来(トライフォース赤坂)が「斎藤選手ね、確かに実力あるチャンピオンだと思いますが、この前も言った通り、華がないと思っているので。あれから1年経ってどんくらい強くなったか見といてください」と直接言い放った。 (写真)試合後に斎藤とクレベルへのリベンジを改めて宣言、タイトル奪取を目標に掲げた朝倉未来 この挑発的発言に斎藤は「強くなった姿を近くで見届けたいと思います」とクールに答えている。朝倉と萩原京平の戦いが斎藤の目にどのように映ったのかも気になるところだ。  その後、斎藤の投稿にはクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が「年末に会いたい」とお願いを現わす手を合わせた絵文字と共に投稿。これに斎藤は「今回の件は当事者として思うことが多々ある。掘り返すつもりはないけど、一連の出来事は忘れない」と、憤りを感じさせる投稿を返した。 (写真)クレベルとのタイトルマッチが消滅した斎藤は、10月の試合をタイトルマッチとして行いたいと直訴 斎藤は対戦相手が発表されなかった9月30日の記者会見で「元々クレベル選手とやるつもりがあったので対策とかも含めてずっとやっていたんですけれども、ずっと石渡(伸太郎)塾長に練習を見てもらって厳しい練習を毎日毎日やっているので、ここまで来たら対戦相手どうこうよりもとにかくこの大会を爆発させたいと思いますので、その想いを試合にぶつけたいと思います」と発言している。  同記者会見では、榊原信行RIZIN CEOが本来『RIZIN.31』にて斎藤vsクレベルのタイトルマッチを計画していたとした。榊原CEOは「向こうから話もないですし。実際、僕らとクレベルとは契約が無いんですよ。僕らから何か歩み寄る気持ちはまったく無いですね。まあ、どうするつもりなのかは彼らが決めること。少なくとも年内に出ることはない。(クレベルが)24日に体重を落として『チャンピオンベルトにチャレンジしたいよ』と言ってこない限りは、こっちから声をかけるまでもないと思っています。『足を怪我をした』と聞いているけど、ダッシュしている。何が本当なのか、僕らは信頼関係で成り立っているから」と、契約更新がされていない現状を説明。 (写真)大晦日に斎藤と「会いたい」と投稿したクレベル もしクレベルがタイトルマッチ出場を決めれば「もちろん(再度契約する)。チャンピオンクローズ(※チャンピオンになった時に発生する契約期間や試合数の延長)もつくし。タイトルマッチとなれば、新たに枠が変わるし、そこから複数年、複数回の契約という形になる」とするが、「これまでの契約交渉前に、いろいろ話は入っていたけど、RIZIN出場前に『とにかく出してほしい。ちゃんとやります』と言っていたから契約した。アスリートじゃないのかもしれない──朝倉未来に勝って怪我もない。10月にタイトルに挑戦出来る──普通やるでしょう? それもやらずに大晦日にタイトル(マッチを)やりたかったんでしょうね。あなた中心に地球は回っていないし、RIZINは回っていない」と、挑戦者の都合でタイトルマッチを組むことはないと話した。  クレベルの投稿は大晦日での斎藤とのタイトルマッチを望むものであるが、チャンピオンの立場である斎藤からすればその胸中は複雑であろう。また、榊原CEOの口ぶりからも大晦日で即タイトルマッチでの対戦ということはなさそうだ。
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