女子二冠王の大島を迎え撃つ浅倉。堂々とした態度でコメントした
2021年10月24日(日)、横浜・ぴあアリーナMMで開催される「Yogibo presents RIZIN.31」の対戦カード発表記者会見が、9月30日(木)17時から都内にて行われた。
▼女子スーパーアトム級(-49kg)5分3R
浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
大島沙緒里(AACC)
レスリングベースの浅倉は、2019年8月からアリーシャ・ザペテラ(現Invicta FCアトム級王者)、ジェイミー・ヒンショー、古瀬美月、あい相手に4連勝をマーク。2021年3月に「RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ」で浜崎朱加と約2年3カ月ぶりに再戦し、スプリット判定負け。今回が7カ月ぶりの再起戦となる。
対する柔道ベースの大島は、現DEEP女子ミクロ級(-44.0kg)&DEEP JEWELSアトム級(-47.6kg)王者の二冠王。3歳から始めた柔道歴は21年を数え、2019年の全日本アマチュア修斗で圧倒的な強さで優勝。2020年1月には修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメントに抜擢され、一回戦でKO勝ち、5月の準決勝では元DEEP JEWELSアトム級王者の黒部三奈相手に敗れはしたものの、新人離れした才能を発揮した。
2020年7月の『DEEP JEWELS 29』では柔術出身のさくらとの寝技合戦をアームロックで制してさくらにプロ初黒星を付け、9月の『DEEP』ではしなしさとこが返上したDEEP女子ミクロ級王者決定戦をにっせーと争い、1R2分10秒、ハンマーロックによるTKO勝ちでプロわずか4戦目にして王座に就いた。しかし2020年12月、パク・シウに判定3-0で敗れた。
その後、2021年6月のDEEP JEWELSアトム級GP準決勝でパク・シウと再戦。1R腕十字で勝利しリヴェンジを果たして決勝に進出すると、決勝で青野ひかるに判定勝ち。DEEP JEWELSアトム級のベルトを巻いた。
会見に、2本のベルトを肩に掛けて登場した大島は「初めまして。DEEP女子ミクロ級とDEEP JEWELSアトム級王者の大島沙緒里です。私自身、総合格闘技を始めて2年目になりますが、たくさん試合をさせてもらってこのベルト2つを獲ることが出来ました。ベルトを持って戦う以上は負けられないと思っていますし、しっかり勝ちに行きたいと思います」との意気込み。
迎え撃つ浅倉は「前回の試合で浜崎選手に負けてしまって、またベルトが遠のいてしまったんですけれど、今回はまた駆け上がっていくストーリーのスタートだと自分は思っているので、前回の悔しさをしっかり大島選手にぶつけたいと思います。大島選手は国内の王者で強い選手だと思うんですけれど、全局面で圧倒してしっかり一本かKOで勝ちたいと思っています。皆さん楽しみにしていてください」と、堂々とした態度でコメントした。