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【RIZIN】朝倉未来がその先に見ているもの「僕の身体能力はポテンシャル的に世界を狙える。世界と戦えるフェザー級の日本人は俺しかいない」

2021/09/30 13:09
 2021年10月2日(土)に開催されるRIZINの新シリーズ『RIZIN LANDMARK vol.1』のメインイベントで、萩原京平(SMOKER GYM)と対戦する朝倉未来(トライフォース赤坂)が9月30日(木)オンライン個別インタビューに答えた。  試合を2日後に控え「(減量は)あと2kgくらいですね。全然問題ないです。今まではいかにリングまでに体重を戻して、体重でパワーが増えると思っていたんですよ。それがいろいろな専門家の話を聞くと、試合で3~4kg増やすよりも、なるべく水抜きを少なくして、ずっと高強度なトレーニングをしていた力の方が強いんだって気付いたので。けっこう前から71kg台で練習を続けてきたので、試合はMAXの力を出し切れるんじゃないかなと思っています」と、減量は順調で減量方法も変えたとした。  月50万円以上をかけて5人のトレーナーを雇い、自分への投資をしていることも明らかにしている朝倉。「まず栄養士、その人とは食事のアドバイスを毎日やり取りしています。次にパワーリフティングとかの身体の連動、ウェイトトレーニングのトレーナー。高重量を持ち上げるだけだとボディビルダーみたいな感じはよくないと前田日明さんに聞いて、瞬発力なトレーニングをするためにそのトレーナーを入れました。もう一人は土居トレーナー(魔裟斗を世界王者に導いたことで知られる)で下半身強化ですね。ボート漕ぎやパワーマックス、ランニング。あとはキックボクシングのトレーナーを2人。毎朝交互に来てもらってミット打ちを毎日してもらっている感じです」  がらりと変わった練習環境に「本当に試合よりキツい練習をしてきたので毎日憂欝でしたが、慣れてきました。キツいことに慣れてきましたね」と、キツいことを乗り越えてきた。その先には“世界”を見据えている。  榊原信行CEOとスコット・コーカー代表がRIZINとBellatorとの協力関係を表明したばかりで、日本人選手を米国に送り込むことも検討されているなか、未来は、「ぶっちゃけ、いろいろなトレーナーの方も言ってくれますが、ポテンシャル的に世界を狙えるんですよね、僕の身体能力って。今まで練習をあまりしてこずにここまで来たんですけれど、数値的なものは日本人離れしているって言われているので。この練習を続けて、世界と戦えるフェザー級の日本人は俺しかいないかなって思っています。そこを狙っていきたいですね」と海外進出の意欲を示した。  魔裟斗も経験した土居トレーナーの走り込みトレーニングについては「本当に憂鬱な感じでした。今でも嫌でしたが途中から慣れてきましたね。正直、土居さんの顔を見るだけで嫌でしたけれど。慣れたのもあるし、前回の敗戦で悔しい想いをしてそこを忘れてないですね。絶対にリベンジしてやるって気持ちがあって乗り越えてきたことがある」と、クレベル・コイケ戦での敗北が原動力になっているという。 「クレベル戦の1カ月前から始めてようやく今、明確に変化が現れて来たと感じています。今後ももちろん続けて行くし、今まで逆にランニングもウェイトトレーニングも一切せずにここまで来た自分が凄いなって今は思います」と苦笑する朝倉。「打撃の威力も上がったし、スタミナがとにかくつきました」と、自分の進化を試合で試すのが楽しみだと語った。
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