2021年10月29日(金)に行われる「ONE女子アトム級ワールドGP準決勝」に出場するハム・ソヒ(韓国)が、「練習中に指の骨折の怪我」により欠場。リザーバーのジュリー・メザバルバ(ブラジル)がスタンプ・フェアテックス(タイ)と対戦することがONE Championshipから発表された。
メザバルバは、9月のリザーブマッチで山口芽生に判定3-0で勝利。リザーバーの権利を得ていた。もうひとつの準決勝では、日本の平田樹がインドのリトゥ・フォガットと対戦する。
ハム・ソヒはGP1回戦で、デニス・ザンボアンガ(フィリピン)にスプリツト判定勝ちも、物議を醸す内容だった。
試合後、ONEおよびチャトリシットヨートンCEO兼会長は、この試合を「コンペティション・コミッティーによる正式な審査を受けている」と、判定結果について審議中であることを自身のFacebookでアナウンス。
9月8日付の香港『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』のインタビューを受けたチャトリCEOは、「協議の結果、14人の競技委員のうち9人がハム・ソヒの勝利を支持。結果はそのままハム・ソヒの判定勝ち」となったことを明かしていた。
1回戦を勝利したハム・ソヒは、3週間前の9月上旬に「2年の空白の期間、試合を応援してくださって助けてくださったすべての方々に感謝いたします。今、身体の状態もとても良く、試合途中のダメージも負傷もなく、韓国に帰ったら、すぐに4強との戦いに準備することができそうです。より良い姿で帰ってきました」と、対戦相手の血染めの試合衣の写真とともに意気込みを語っていたが、9月29日の夜に、ONEからの欠場のアナウンス後、力こぶの画像とともに「私は戻ってきます」とSNSに投稿していた(※【追記】「試合前に腕を負傷」との報道もあり)。
ハム・ソヒに敗れたサンボアンガは、メザバルバと10月29日の大会で女子アトム級グランプリのリザーブマッチとして対戦予定だったが、ハム・ソヒ戦の怪我が完治せず欠場となっている。