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【RISE】新必殺技「上弦ノ三日月蹴り」を引っ提げ一馬が石月祐作とスーパーフェザー級暫定王座決定戦

2021/09/29 20:09
【RISE】新必殺技「上弦ノ三日月蹴り」を引っ提げ一馬が石月祐作とスーパーフェザー級暫定王座決定戦

相手のアゴへ三日月蹴りを入れる“上弦ノ三日月蹴り”で元ムエタイ王者から秒殺KOを飾っている一馬(左)

 2021年10月22日(金)東京・後楽園ホール『RISE 152』の対戦カード第一弾が発表された。

 5月大会にてノラシン・スペチアーレジム(タイ/Speciale gym)を新必殺技“上弦ノ三日月蹴り”で1Rわずか47秒でKO、3連続KO勝ちを飾ったRISEスーパーフェザー級1位・一馬(MONSTAR GYM)。

 当初は今大会でチャンヒョン・リー(韓国)が持つスーパーフェザー級王座に挑戦予定だったが、チャンヒョンが新型コロナウイルスの影響で来日が困難となっており、防衛戦の見込みが立たないため同級2位・石月祐作(KAGAYAKI)と暫定王者決定戦を行うことになった。


 一馬は中学時代に野球で日本代表になった経歴を持ち、海上自衛隊・航空士として体力測定で全隊員中トップの成績を収めたという身体能力を持つ。早くからYouTuberとして活動していた選手で、2018年6月にはボクシングからキックボクシングにカムバックした白鳥大珠の復帰第一戦の相手を務めた(1Rで白鳥がKO勝ち)。その後は竹内皇貴を初回KO、前口太尊を3RでKO、ノラシンを初回KOと3連続KO勝ちを飾っている。1年に1~2試合しかしない“RISEのレアキャラ”でもある。


(写真)強打とアグレッシブさを持つ石月

 対する石月は昨年8月に自身と所属ジム初のタイトル獲得となるDBS日本ムエタイスーパーフェザー級王座を奪取。10月にはKROSS×OVER同級王座も判定勝利で獲得。二冠王となって、今年2月に約1年4カ月ぶりにRISE参戦を果たすと竹内皇貴を2RKOで葬り、6月にはINNOVATIONスーパーフェザー級王者・櫻井健から強打で2度のダウンを奪って大差の判定勝ち。現在5連勝中とこちらも波に乗っている。


 バンタム級(-55kg)3分3R延長1Rでは同級2位・良星(=らすた/FIGHT CLUB 428/Team Bull)と同級4位・拓也(S-ROUND)が対戦。

 良星はスピードとスタミナを活かした常に動き回るアグレッシブなスタイルで“ノンストップ・ハイスピードバトル”を展開し、会場を常に沸かせるRISEの元気印。得意技はハイキック。2018年7月に鈴木真彦に敗れて以降は破竹の7連勝(3KO)を飾っていたが、2020年1月に鈴木とのタイトルマッチ再戦で敗れて王座奪取ならず。9月の『RIZIN』で江幡睦に2度のダウンを奪われて眼窩底骨折を負い、出場が決まっていた11月のDoAトーナメントを欠場した。今年2月の復帰戦で内藤啓人にダウンを奪って勝利したが、7月は知花デビットに延長戦の末に敗れた。戦績は22勝(4KO)7敗1分。

 拓也は2016年RISING ROOKIES CUPバンタム級優勝の実績を持ち、2017年6月から2019年3月までは破竹の6連勝。2019年11月に津田鉄平、2020年1月にはイ・スンヒョンに連勝するも、前戦は2020年11月に拳剛に初回KO負けを喫した。戦績は16勝(2KO)3敗。


 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rでは、同級6位・森香津眞(チームドラゴン)とK-1 WORLD MAX2010日本トーナメント3位・松本芳道(KICK-DIET吉野町)が激突。

 森は2018年RISING ROOKIES CUPスーパーライト級優勝を飾り、強烈な左ボディブローを武器に4戦4勝4KOと快進撃を続けていたが、2019年7月のスーパーライト級王座決定トーナメントで山口侑馬にKOで敗れ初黒星。同年11月にはプロデビュー戦の伊藤澄哉に敗れて連敗を喫した。しかし2020年2月に吉瀧光を2RでKOして復活、今年3月には延長戦の末に吉沼大樹を降した。戦績は6勝(5KO)2敗。

 松本は強打と飛びヒザ蹴りを武器に大月晴明らを破りK-1 WORLD MAX2010日本トーナメント第3位。新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた後、プロボクシングに転向すると10勝(8KO)2敗の戦績を残し、東日本新人王トーナメント準優勝も果たした。その後、引退してリングを離れていたが2019年1月の『KNOCK OUT』で突如復活。杉本卓也、前口太尊に連勝したがその後は4連敗。前戦は山口裕人とオープンフィンガーグローブ戦で引き分けている。戦績は17勝(6KO)10敗2分。会見や計量で乱闘騒ぎを起こす危険な男だ。


 そしてスーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1Rでは、同級5位SEIDO(LARA TOKYO)と同級7位・常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)が対戦。

 SEIDOはクラヴマガをバックボーンに持ち、RISEで長く活躍しているほかRIZINにも参戦した。一馬、石月には敗れているが、今年3月には中村寛に不戦勝、5月に森下祐樹に判定勝ち。戦績は15勝(4KO)21敗。

 常陸はテコンドーをバックボーンに持ち、2016・2017年全日本学生キックボクシング連盟フェザー級王者の実績を持つ。2019年7月に清水将海にKO勝ちしたのを皮切りに、今年5月に駿に2回KO勝ちした試合までひとつの引き分けを挟んで3連勝している。戦績は4勝(3KO)2敗1分。

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