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【DEEP】“JK必殺拳”竹林エルがリングネームを本名の愛留に変えて連戦、“コスプレ柔術家”村上彩も連続出場

2021/09/29 15:09
【DEEP】“JK必殺拳”竹林エルがリングネームを本名の愛留に変えて連戦、“コスプレ柔術家”村上彩も連続出場

実力・人気共に上昇中の“JK必殺拳”竹林愛留が女子離れしたハードパンチャー古賀との対戦を迎える

 2021年10月17日(日)東京・新宿FACE『skyticket Presents DEEP TOKYO IMPACT 2021』の追加対戦カードが発表された。今大会は1st ROUND(昼)と2nd ROUND(夜)の昼夜興行で行われる。


 2nd ROUNDには9月4日の『DEEP JEWELS 34』新宿FACE大会に続いて、“JK必殺拳”竹林愛留(総斗會三村道場)が連続参戦。今回よりリングネームを竹林エルから本名の竹林愛留に変えて臨む。


 竹林は福井県の女子高生ファイター。6歳から兄とともに空手を学び、空手では拳幸塾に所属。禅道会の全日本ジュニアRF武道空手道選手権大会・中学生女子の部で優勝するなど、18歳ながらキャリアは10年に及ぶ。総合格闘技では、club DEEP等で活躍した水野宏幸代表率いる総合格闘技ジム総斗會三村道場でMMAに取り組み、空手で鍛えた打撃を武器にアマチュアで3戦3勝。


 昨年大晦日の『RIZIN』では、急遽決まった将来を嘱望される10代の女子高生同士の試合「RIZINチャレンジマッチ」に出場。同じ17歳(当時)の“サブミッション系女子”さくらと大舞台での対戦に臨んだが、体重超過のさくらに1R1分37秒、腕十字で一本を取られた(公式結果はノーコンテスト)。


 正式なプロデビュー戦として臨んだ今年6月の『DEEP JEWELS 33』でも同じ女子高生の音波と対戦し、キャリアに優る音波から判定3-0でプロ初勝利を奪っている。また、同試合の前日計量ではボコボコに割れた見事な腹筋を披
露したことも話題に。前回9月大会では井上智子に判定3-0(20-17×3)で完勝、連勝を飾っている。


(写真)デビュー戦にて左フック一発で相手をマットに沈める強打者ぶりを見せた古賀

 前回まではストロー級(-52.2kg)で戦っていたが、今回は49.0kg契約と階級を下げて臨む。対戦相手の古賀愛蘭(TEAM FAUST)は2019年の桜丘高校日本拳法部時代に全国高校日本拳法選手権大会で女子個人戦優勝の実績を持つ。2021年3月の『DEEP JEWELSアマチュア』に出場し、アマチュアSPルールで悠花に判定勝利。ヒザ蹴りを得意とするストライカーで、7月のプロデビュー戦ではパンナコッタみのりをなんと1Rわずか18秒、左フックでマットに沈めた日本拳法仕込みの女子離れした強打を見せつけている。

 共に打撃を得意とする同士で、竹林は「初の49kgで、プロ戦初の『愛留』で試合に望みます。絶対面白い試合になると思いますので、応援よろしくお願いします」と、古賀との“激闘”を予告している。


 同じく9月のDEEP JEWELSに出場し、ちびさいKYOKAを1R4分16秒、腕十字で破った村上彩(フリー)の連続出場も決まった。

 村上は全日本柔術選手権2018茶帯ルースター級優勝&柔術アジア選手権2018茶帯ライトフェザー級優勝の実績を持ち、現在は黒帯(女子最速記録)。元キャバ嬢であることを隠さず、プログラマーとして働き、YouTuberでもあり、休日はコスプレイヤー(試合入場時にもコスプレを披露)としてイベントに参加するなど様々な顔を持つ。


 2020年2月のアマチュアDEEP JEWELSで初MMAに挑み、Moochanに勝利したが、7月大会のオープニングファイトでは竹田有里に判定負け。しかし、その試合内容が評価され、10月に出場選手の欠場を受けて急遽本戦に抜擢。須田萌里と対戦し、女子では珍しい足関節技の攻防を繰り広げるなどスピーディーな試合展開で話題を呼んだ。2021年は「アトム級GP 2021」出場にも抜擢され、3月のトーナメント1回戦ではさくらとの対戦が決まっていたが、さくらが計量で体重超過、救急車で搬送されたため試合は中止となり、不戦勝で準決勝へコマを進めた。ところが今度は村上が病気により入院、6月に行われたトーナメント準決勝は棄権となり、9月に復帰戦を迎えた。


 今回がプロ3戦目となる村上だが、早くも強敵が用意された。対戦相手の玉田育子(AACC)はグラップリングからスタートし、2005年7月に修斗でプロデビューした大ベテランで“ジョシカクの鉄人”と呼ばれる。デビュー戦以降は4敗2分と勝ち星に恵まれなかったが、8戦目から突如覚醒。連勝を重ねて当時のトップ選手たちを破り、2010年6月にトーナメントを制してVALKYRIE女子フライ級王座に就いた。


 2015年9月の『VTJ』での浅倉カンナ戦以来、試合から遠ざかっていたが2019年3月のDEEP JEWELS後楽園ホール大会で3年半ぶりに復帰。マドレーヌに判定勝ちを収め、10月もKOTORIに判定勝ちと連勝。しかし、2020年2月には古瀬美月に敗れた。今回はそれ以来の試合。MMA戦績は17勝11敗3分。

 なお、同大会でARAMI(フリー)との再起戦を行うことが決まっていた本野美樹(AACC)だが、ARAMIの負傷欠場により試合が中止となった。

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