初代王座を決定するワンデートーナメントに挑む(左から)花岡、空龍、宮田充KNOCK OUTプロデューサーを挟んで心直、濱田 撮影/安村発
2021年9月25日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.4』の前日計量&記者会見が、24日(金)都内にて正午より行われた。
初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級(52.0kg)王座を決めるワンデートーナメントに出場する4選手が計量に臨み、花岡竜(橋本道場)は51.7kg、空龍(空修会館)は51.2kg、濱田巧(team AKATSUKI)は52.0kg、心直(REON Fighting Sports Gym)は51.9kgで契約体重を一発でクリアー。
(写真)濱田(左)と心直
計量クリアー後に両拳を組み合わせてKOポーズを披露した心直は「KOポーズを見せたのですが、どうですか? イチローの予告ホームランポーズと同じくKO予告です」と準決勝、決勝戦の2試合をKOで勝ち切ると予告。その心直と初戦で対戦する濱田も「明日は2試合とも熱い試合をして勝ちます」と意気込みを語った。
(写真)花岡(左)と空龍
『KNOCK OUT』初参戦となる空龍は「明日僕が優勝すると思っている人は少ないと思うのですが、それをひっくり返したいと思います。明日は全力でベルトを獲りにいきます」とダークホース的な存在の自分が優勝すると宣言。それを受けて、空龍と初戦で対戦する優勝候補の花岡は「明日は一回戦突破が目標。空龍選手とならいい試合ができると思います」とまずは一回戦に集中したいという。
トーナメント出場メンバーの中で一番負けないこと、トーナメントを勝ち上がるために必要なことを聞かれると、心直は「テクニックでは花岡選手、スピードは空龍選手、パワーだと濱田選手があるので、僕は一番喋りがうまいということでどうでしょう(笑)。漫画家の森恒先生から『創世のタイガ賞』としていただける賞金30万円が凄くモチベーションにつながっているので、勝ち上がるためにはハングリー精神が最も必要だと思います」とニヤリ。
濱田は「負けてないのは気持ち。大事なのは運と集中力」、空龍は「ベルトに対しての気持ち。大事なのは自分の動きがどれだけできるか」といい、花岡は「どこも負けたくないという気持ちでやっているので全部勝っていると思います。トーナメントに必要なのは集中力。それを切らさずに頑張りたい」と堂々とコメントした。
また、優勝賞金30万円の使い道を聞かれると、濱田、空龍が「お世話になった人に使いたい」と言い、マザコンで有名な心直は「大好きな彼女に使いたいのですが、そんなものはいない(苦笑)。今、親不孝で迷惑をかけてばかりなので、大好きなお母さんと一緒に何か美味しいものを食べたり、旅行に連れていったり、親孝行に使いたい」と母親のために使いたいという。花岡は「今年11月に18歳になります。ちゅうど車の免許を獲りに行こうと思うのでその費用にしたい」と私用で使いたいとした。
そして、ベルト獲得後の目標を聞かれると、濱田、空龍共に「目の前に集中したい」と言ったのに対し、花岡は「集中力をしっかり保ちながら、明日は運もお金もベルトも全部獲っていきます。ベルトを獲ったら『KNOCK OUT』だけに止まらず、他団体でも強い相手とどんどんやって倒していきたい」と更に強い相手とやっていきたいという。
心直も「『KNOCK OUT』を獲ったらキック界で上にいけるということ。12月にシュートボクシングでチャンピオンカーニバルがあるというので、そこにもアピールしていきたい(心直は現SB日本バンタム級1位であるため)。『KNOCK OUT』で僕は全体的に並な選手で、ズバ抜けた強さはないのですが、こんな平凡な選手でもチャンピオンになれるというのを、世の中の平凡な人たちに伝えたいと思います」とした。