【K-1】デビュー戦で勝利した石井慧、目標は「勝って行っていずれ京太郎選手とやりたい」

　2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ～よこはまつり～』の一夜明け会見が、21日（火）都内にて行われた。 　第14試合スーパーファイトのK-1スーパー・ヘビー級3分3R延長1Rで、愛鷹亮（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）に延長戦の末に判定3-0（10-9×3）で勝利した石井慧（クロアチア/チーム・クロコップ）が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 「（勝てて）一安心で。コーチの誕生日だったのでいい誕生日になったと思います」とにこやかな表情でコメント。チームメイトのミルコ・クロコップからは「おめでとうってだけですね」とのメッセージを受け取った。 　試合については「やっぱりもっと自分から仕掛けていって攻撃も出していけたら。次の試合へ向けて今回出来なかったことを次回できるようになって戻って来たい」との向上心。 　自己採点は「50点」とし、その50点は「気持ちで負けずに最後競り勝ったこと」、-50点は「初めから試合を組み立てることができず、そこがよくなかったし、100点というのは難しいですね」とした。 　両者ともラウンドを重ねる毎に疲労が見える展開となったが、「疲労はあったけれど、延長で負けたら今まで練習してきたことが…次の練習のモチベーションにもつながるし、ここまで来たら絶対に勝ちたいという気持ちでやりました」と、最後は気持ちで乗り切ったとする。 　愛鷹は普段のフックを振り回すスタイルではなく慎重な戦い方を見せ、「振り回してくることを想定していたので、それに対しての練習をしていたのでそこが予想と違ったところで。そうじゃなかった時に自分でそこから組み立てることができなかったのは次への課題だと思います」と、石井にとっても想定外だった。 　試合後のコメントでは「京太郎選手と出来れば結果はどうあれそれで満足なので」と、京太郎とK-1ルールで対戦することを目標に掲げた。その理由を聞かれると「一番強いと思っているし、昨日は100kg以下に減量していたのでそこはあまり参考にならないと思うし。（自分が）勝って行ってという感じで。僕も次で負けているようではアレなので、勝っていっていずれやりたいですね」と、勝利を重ねて京太郎戦にたどり着きたいとした。 　改めてK-1という別競技に挑む理由を聞かれると「だってK-1ですよ。K-1に出て戦いたいっていうのが純粋にあって。そのK-1の舞台で戦いたいのと、打撃だけの競技でやるのが一番自分の打撃のスキルアップになると思いました」と答えた。 　それはミルコの存在が大きかったかと聞かれると「そうですね」と言い、「その前から、小さい時からK-1を見ていましたし、日本人からすれば特別な場所だと思いますけれどね」と憧れの舞台だったからとした。