約3年ぶりの再戦となる卜部(左)と芦澤。「成長」を見せるのはどっちだ(C)K-1
2021年9月20日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~』の前日計量&記者会見が、19日(土)都内にて13:00より行われた。
第16試合~第18試合はスーパー・フェザー級の3試合が並んだ。第16試合は、共に海外で活躍してきた朝久裕貴とMOMOTAROが激突朝久は昨年11月のK-1福岡大会で大岩龍矢に勝利。弟、泰央が7月のK-1福岡大会でゴンナパー・ウィラサクレックを破ってK-1ライト級王者となっただけに、ここで勝って「朝久旋風」を巻き起こすか。
対するMOMOTAROは、ONE Championshipでムエタイ強豪と戦った後、3月にK-1 JAPAN GROUPと契約。だがK-1初参戦では西元也史の一発を浴びてまさかのKO負け。
朝久は「海外で戦ってきた選手は精神面が強い。MOMOTARO選手は一つ抜けている」と警戒しながらも「最高の勝ち方をする」と自信をのぞかせた。対するMOMOTARO選手は「前回は悔しい思いをしたので、いただいたチャンスをしっかりと掴む」とし「まず1勝、そしてK-1ファンの皆さんに名前を覚えて貰います」と勝利へのどん欲さを見せた。
共に実績のある選手、勝ってK-1トップ戦線に浮上するのはどちらだ。
第17試合は、前フェザー級王者の村越優汰と、KO勝率100%の強打者・西元也史が対戦。村越はここ最近2連勝で復調。対する西元はすべての勝利がKOというハードヒッター。5月の横浜大会ではMOMOTAROを左フック一撃でマットに沈めた。試合前、村越は「1発も当てさせない」、西元は「判定マシーン(村越)をKOする」と舌戦を展開。
この日も村越が「攻撃を貰わず、一方的な展開にしようと思う。試合後にゴルフが控えているので無傷で勝つ」と抜群のディフェンス力に自信を見せれば、西元は「トーナメントや他の階級、もちろん自分の階級の誰にも負けない、一番インパクトのある試合を見せる」と自身の強打に自信を見せた。判定マシーンか、KOマシーンか。対照的な二人が交わった時、どんな化学反応が起こるのか。
第18試合は、復活を目指す卜部弘嵩と芦澤竜誠が対戦。弘嵩は昨年12月の両国大会で計量オーバーをした上に、ローブローによる試合終了という消化不良の内容に終わった。一方の芦澤も3月のK-1東京ガーデンシアター大会で村越優汰に敗れてからの再起戦となる。両者は2018年に対戦し、この時は弘嵩がKO勝ちしている。
芦澤は「今回の試合は俺が変わってるか変わってないか。で、俺は変わってるんで、自信に溢れてるってことですよ。見てる人みんなに衝撃、感動、興奮を与えます」とニヤリ。対する弘嵩も「いろいろ変えてきて調子がいいです。いい試合が見せられると思う。僕を信じてくれた人たち、仲間だったり家族だったりファンの人たち、そういう人たちに向けてリング上で最高の試合を見せて、勝利を捧げたい」と手応えを感じている様子。芦澤が成長ぶりを見せつけてリベンジするか、弘嵩が返り討ちをして復活ぶりを見せつけるの
か。