(左から)小嶋、寧仁太、野杁、FUMIYA、中村拓己K-1プロデューサーを挟んで安保、ソアレス、松岡、ドゥワンソンポン(C)K-1
2021年9月20日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~』の前日計量&記者会見が、19日(土)都内にて13:00より行われた
【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメントに出場する8選手は全員が計量をパス。明日の決戦に臨む。
本命と見られる野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)の「2強」が決勝戦で対決となるのか、それとも他の選手たちが意地を見せて、2強の上位進出を阻んで波乱を起こすのか。会見では8選手がそれぞれ意気込みを語った。
小嶋瑠久(PURGE TOKYO)vs寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)は22歳同士のフレッシュな対決。小嶋は、久保優太や木村“フィリップ”ミノルを育てた矢口トレーナーの指導を受けて1年。「環境を変えて1年間やってきた集大成。自分の強さをぶつけるだけ」と語る。対する寧仁太は、総本部の梶原代表にアマチュア時代から教えを受けて、プロ5戦5勝で駆け上がってきた。「無敗のままチャンピオンになる」と決意を語った。
優勝候補本命の野杁はFUMIYA(ポゴナクラブ)と激突。当初、野杁は加藤虎於奈と対戦が予定されていたが、加藤の欠場によりFUMIYAがリザーブファイトから本戦出場のチャンスを得た。野杁戦に向けてFUMIYAは絶対の自信を持つフィジカルを武器に「ぶっ倒す」と言い放つ。
対する野杁は「スーパーファイトと変わらない、いつも通り」と1日3試合のトーナメントにも平常心で臨む。悲願のK-1WORLDGP2階級制覇なるか。
もう一人の優勝候補、安保はブラジル人ファイターのアラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ)と激突。「ベルトは僕のもの」と自信たっぷりのソアレスに対し、安保も「自信は確信に変わった。明日は僕がベルトを獲る」と堂々の優勝宣言が飛び出した。
現Krushウェルター級王者の松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)は「誰か計量オーバーしないかなと思った」と笑いを取りつつ「1日3試合もするのは嫌なんですけど頑張ります」。対戦相手のムエタイ戦士マキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)は「自分の実力を試すいい機会になる」と冷静な口調で語った。
果たして、大方の予想通り「野杁vs瑠輝也」の頂上決戦になるのか、番狂わせを起こす選手が現れるのか。